犬棒日記(乃南アサ 双葉社)
著者が日々の人間観察を日記形式で綴ったエッセイ、なのかと思って読み始めたが、どうも大半は創作みたい。そうじゃないと通りがかりの他人の会話がここまで聞き取れないだろうし、日々こんなドラマチックな場面にばかりでくわしていたら、気が休まらないだろう。
ただ、どんな時も創作のネタを探してしまうのは職業作家としての宿命みたいなもので、外観の観察から、「あの人たちは今こんなシチュエーションにあるのでは?」と想像してしまうのかもしれない。
洗濯機の設置業者の話、エスカレータの乗り口で佇む不機嫌な子供の話、空港へ向かう定期バスの料金徴収係の話、などが印象に残った。
著者が日々の人間観察を日記形式で綴ったエッセイ、なのかと思って読み始めたが、どうも大半は創作みたい。そうじゃないと通りがかりの他人の会話がここまで聞き取れないだろうし、日々こんなドラマチックな場面にばかりでくわしていたら、気が休まらないだろう。
ただ、どんな時も創作のネタを探してしまうのは職業作家としての宿命みたいなもので、外観の観察から、「あの人たちは今こんなシチュエーションにあるのでは?」と想像してしまうのかもしれない。
洗濯機の設置業者の話、エスカレータの乗り口で佇む不機嫌な子供の話、空港へ向かう定期バスの料金徴収係の話、などが印象に残った。
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