蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

小さな命が呼ぶとき

2011年02月12日 | 映画の感想
小さな命が呼ぶとき

ポンペ病という、筋ジストロフィーに似た、内蔵を含む全身の筋肉が衰えていく病気(遺伝性)にかかった二人の子供のために、主人公の父親は一流企業のエリートコースを捨てて、特効薬の研究者(ハリソン・フォード)に資金提供してバイオベンチャーを立ち上げる。

この研究者は天才肌で、さまざまな問題を引き起こすが、子供を治癒しようという主人公の執念が彼を動かしていく。
様々な事情から彼らが有望と見る新薬は臨床に入れない。苦悩する主人公を見て研究者は、ある掟破りの提案をするが・・・という話。

ポンペ病というのは発病すると余命8年がいいところなので、すでに8歳の子供のために、野のものとも山のものともつかない研究を、高給も健康保険も投げ捨てて支援しようというのは、いわゆる蛮勇といえるもので、常識外の判断であろう。上記で紹介した掟破りの提案も、業界ではタブーとされていることらしい。

ブレイクスルーというのは、そういう、一種狂気の沙汰といえるような行為からしか生まれないものなのだろう。

ポンペ病に冒されながらも明るく生きる長女を演じた子役がよかった。

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快晴続きだったのに、連休になったとたん、雪もようが続く。気温があまり低くないせいかぼた雪で全然積もらないのも、ほとんど雪が降らない地方に住む者としてはつまらない。

小学生の長女がシュークリームを作りたいと言い出して、「いかにも難しそう」と思いつつも横で手伝いながら作らせる。
カスタードクリームの方はなんとかなったが、皮のほうは、案の定、全くふくらまず、クッキーみたいなものしかできなかった。
でも、その上にクリームをのっけて食べたら、けっこううまかった。(2011.2.12)



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