Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ネウマ譜

2005-10-17 00:02:34 | 音楽
~先回からの続きよ~ん!
楽器のあるお部屋の額に入れて飾ってあった羊皮紙に書かれたネウマ譜です。歌ってみる?
         *Wikipedia:ネウマ譜
          
勿論、本物、裏もあります。
おやぁ?こ、これは男の人の横顔!それとも冠かぶった妖精?
               
額をはずして見せてもらえたので、羊皮紙の触り心地も確かめられました。感激以前修道院の美術館でネウマ譜見たことがあったけれど、当然手で触るなんて事はできないわけで、羊皮紙って今回初めて確かに「紙」のようだと感心しました。また、こういう楽譜の関係は古書の市場に時折出品されるということも知りました。
いやあ、「目を養う」ことのできた充実の一日でした。あっ、耳もね
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古いマンドリン

2005-10-16 14:06:47 | 音楽
~先回からの続き~
120年前のピアノも最初は埃まみれだったそうで、ここまで綺麗にしたのは誰あろう、友人自身です。中を開けたら埃が何センチにもなって堆積していてそれを取り除き、内側も外側も丁寧に磨いたんですって。そして、弦を張替え(さすがにこれは調律師に頼んだそうですが)ピアノとして生まれ変わらせたというわけ。楽器に対する愛情がなければできないことですよね古いものに惹かれるという友人に、これも古いマンドリンを見せてもらいました。
              
マンドリンは二人ともさっぱり・・・でも、きれいな形してますよね!メンテナンスができたらどんな音で歌ってくれるのでしょう
        
銘が入っている箇所を取り出してみたのですが、↑心当たりある方はいらっしゃらないでしょうか。・・・~またまた次回に続く~
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120年前のピアノ

2005-10-16 00:31:02 | 音楽
今日は友人の家で古い美しい楽器を見せてもらいました。
きれい楽器として、調度として生活の中に溶け込み大事にされてきたことがわかる美しさです。
          
これは120年前のピアノ、胡桃材で作られています。この譜面台はよく工夫されていて使わない時は折り畳んで上の蓋の中に収納できるようになっています。
      
真ん中の部分の彫刻とロウソク立て。このロウソク立ては跡だけが残っていたのでこのピアノに合うものを友人自身が蚤の市で捜して取り付けたんですって
 
弦はさすがにさびさびだったので、張り替えたそうですが、このアクションは今のピアノでは絶対に見られません金属部分がぴかぴかしていますが、これはオリジナル、磨いたらこんなに綺麗になったんだそうです。
   
このピアノの銘です。↓
           
音は古色蒼然とした不思議にぼわ~んと響く音でした。す・て・き
*『実物見学も可能』という話もあり、かな?・・・次回に続くよ~ん!
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空を眺めた

2005-10-15 00:08:07 | 日々の雑感・近況
        
秋はこれから深まってゆくけれど、耳をすますとかすかに聞こえる「カモ~ン」と呼ぶ声。ああ、秋だねぃ!
        
あっという間に、日は落ちて暮色に包まれる。
空を眺めた一日の終わり。
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パイプオルガン

2005-10-14 00:19:08 | 音楽
近頃では教会とともに公共の音楽ホールにも多く設置されているパイプオルガンだが、案外その生の音を聞く機会というのは限られていると思うことがある。(勿体ない!)また、その音も各人好き嫌いが分かれる音だと最近になって知った。

音楽好きで、奥様は声楽も勉強なさっている友人夫婦がキリスト教会で開催された音楽会に出かけた。そこで初めてオルガンの演奏に接したそうだが、その時の感想が「もの凄い音だねえ」「わんわんするね」
またピアノを専門にしている別の方はオランダで長く暮らしたが、どうしても教会一杯に鳴り響くパイプオルガンの音に馴染めなかったとのことだった。

以前教えてもらった音楽ネタのジョークの中で忘れられないオルガン・ジョークを思わず紹介してしまいました。

「教会でオルガンが鳴り響く時、そこに集うすべての会衆はキリストの大いなる『怒り』を知る。そしてそのオルガンの音が止む時、彼らはキリストの『赦し』を知る」

あっ、私はこのジョーク大爆笑しましたが、オルガンの音は好きですよ。
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晴れ!

2005-10-12 23:36:53 | 自然
今日は久しぶりに青空を見たような気がしますねー
おひさまの光がまぶし~
風、さわやか~
はい!深呼吸 あ~、気持ちいい
   
道沿いにずうっと植えられているコシキブの実がぴかぴかしてきれい

実になる前は・・・↓これが花です。
      

訂正追記:え~と、検索してみましたら庭木として植えられているのは「コシキブ」が正しい名称だそうです。白いのは「白式部」です。
*詳しくはこちら
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炎のジプシー・ブラス

2005-10-11 23:26:36 | 映画 は行
              *公式サイト
吉祥寺に行ったのはこの映画「炎のジプシー・ブラス」を見るためでした。
この映画は去年、友人に勧められて見に行きそれ以来、ほぼ一年ぶりの再上映というわけでした上映館は一年前と同じく吉祥寺バウスシアター。ただし、今回はバウス1でしたので、画面が大きくなったような気がしました。細かいところを思い出したり、こんなシーンには気付かなかった、なんてとこもあったりして映像と音楽を満喫しました

監督:ラルフ・マルシャレック
出演・音楽:ファンファーレ・チォカリーア
      FANFARE CIOCARLIA

これはルーマニアの北東、モルドヴァ地区に位置するジプシーだけが住む人口たった400人のゼチェ・プラジニー村。大人の男性約100人のうち85%、つまり85人がブラス演奏家ここで生まれた驚異のジプシー・ブラスバンド『ファンファーレ・チォカリーア』の音楽ドキュメンタリー映画。

とにかくその圧倒的な演奏に魅了されました。どんな時でも、どんな曲でも絶対にエネルギーが減衰していかないのは凄い!ですっいきなり音楽の核心に触れるような感覚で、どんっとこちらにきます。
そして彼らの村の道のぬかるみ具合といったら、思わず自分の足の裏にぬるぬるべちゃべちゃを感じてしまうほどの物凄いぬかるみようなんです。そんな小さな村から彼らは世界中を演奏旅行して多くのファンの心ををつかみ続けているのです。
カメラは各地の演奏会の模様を映しだすのですが、2000年の日本でのライブと渋谷ハチ公前でのパフォーマンスも流れます。彼らの目で見る日本の情景は、普段見慣れているものと明らかに違っていてこんな風に見えるものなのか、と思わず外国人の目になってしまいました。ハチ公前でのお巡りさんとのやりとりでは、会場に思わずさざ波のような笑いが広がりました。
やはり、素晴らしい映画でした映画館で二回も見られてよかったあ~、生の演奏に触れたいなぁ
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吉祥寺 くぐつ草

2005-10-10 21:30:58 | 食・その周辺
連休中の一日、吉祥寺でデートまあ、吉祥寺に映画見に行ったのでついでにちょっと街を歩いた、ということなんですが・・。チェリーナードにある喫茶店「くぐつ草」に寄りたかったのです。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますがこの『くぐつ草は、創立370年になる江戸糸あやつり人形芝居の「結城座」によって運営』されています。
大分前、公演を見に行ったことを思い出しました。初めて糸操りを見て口開けてました。

で、くぐつ草ですが、ここは地下1階にあり、入り口の重い鉄の扉(ほんとに重たいです)を開けて店内に入ると洞窟のような静かな空間が広がっています。since 1979ということで、今時の喫茶店とは全く雰囲気違います。落ち着いてます。BGMは・・・やっぱJAZZ
つい最近、友人が「テーブルと椅子、すごくいい感じになってた」と言っていたので、しげしげ眺めましたが、確かにいい色、いい感じでした。
連れはカフェ・オ・レ、私はコーヒーゼリーを注文しましたが、美味しかったですもっとも、値段はかなり高めの設定になっているので、これで不味かったらマジ泣きます!コーヒーゼリーの上にはオレンジ・ピールがちょっとのっていて口に入ると面白いハーモニーを感じました。

時間がここではゆったり過ぎていくようでした。
(ただ、喫煙OKなので、後ろの席で喫煙されるとちょっと辛いです)
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♪音楽会のお知らせ♪

2005-10-10 20:20:41 | 音楽会

10月~11月にかけては、文化祭、合唱祭のシーズンです。

ということで・・・ご案内です

                   富士見集会所文化祭

日時:10月29日(土)
    13:30開演
場所:狭山市立富士見集会所

出演:富士見コーラス
指揮:三村卓也
ピアノ:守谷としえ

曲目:さびしいかしの木(曲/木下牧子)
    ねむの花(曲/中田喜直)
    少年時代(曲/井上陽水)
          ・・・・・その他
   
爽やかな秋の風を頬に感じて、午後のひと時を女声合唱とともに過ごしませんか?
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

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東京奇譚集

2005-10-10 00:41:04 | 
朝日新聞夕刊で「村上春樹が語る」(上)意識の奥のトンネル(下)揺れ動く世界と若者と、という特集記事を読んだ。第一作『風の歌を聴け』から26年、現在56歳の彼の話がすごく心にしみて、久しぶりに読んでみたい!!と単行本を手に取った。

東京奇譚集

新潮社

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これは彼の最新刊、短編5作がまとまっている。不思議な偶然・・・。
因みに奇譚とは辞書でみると『珍しい伝承。不思議な話』

偶然の旅人/ハナレイ・ベイ/どこであれそれが見つかりそうな場所で/日々移動する腎臓のかたちをしたした石/品川猿

最初の部分で「僕」が語る「不思議な出来事」から、さあっとお話に引き込まれてしまった。近頃、自分の身にも不思議な偶然が結構重なっていて、こういうこともあるのねと思ったりしているところでもあったし、まさに本の中でも「つい最近このこと話した!」事が偶然あったので、正直驚いた。
こんな具合だったので頭の先からつま先まで、どっぷり村上春樹ワールドに浸かり、その糸に絡み取られた気がした。まいった~
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リンダ リンダ リンダ

2005-10-08 20:15:37 | 映画 ら行
              公式サイト

監督:山下敦弘
脚本:向井康介/宮下和雅子/山下敦弘

ぺ・ドゥナ/前田亜季/香椎由宇/関根史織(Base Ball Bear)

夏からずうっと見たいなあ、と思っていたのだが整理券を配るほど混んでいるというので腰が引けていた。夏休みも終わった事だし、ということで先日、最終日に仕事帰りに滑り込んで見ることができた。思わず一緒に青春を味わったような、懐かしいような楽しい時の流れに流されてしまいました
実はこれ見る前にDVDで「スウィング・ガールズ」見たんだよね♪こちらも女子高校生と音楽が主役だったっけ。
で、「リンダ リンダ リンダ」なんだけど、文化祭の3日前にバンド組んでコンサートで演奏する・・・なんか、身も蓋もない言い方ですみません。でもそうなんだも~ん
演奏するのはブルーハーツのコピー、ボーカルは韓国からの留学生ソンちゃん(ぺ・ドゥナ)!私はさぁ、ブルーハーツが何であるのか最初わからなくって、流れている曲は聞いた事は勿論ありましたよ、でもそれとブルーハーツが結びつくのに時間がかかってしまった。(ブルーハーツ?・・・ジャズかぁ?みたいな感じね)
凝縮された3日間、生き生きとした高校生の姿がまぶしい特にソンちゃんの目の表情に惹かれました。
つい、自分の高校の文化祭のことなんかも思い出したりしてね(一体、どれ位前の話だよっ)てへっ
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ありがとうございました!

2005-10-07 21:17:39 | 自然
昨日の「花?or実?」の記事に早速お返事いただきました!

猫姫さまsanpomichiさま ありがとうございます!
※猫姫さまのコブシの記事はこちら

これは「コブシの実」だったのですね。コブシというとあの可憐な白い花の印象が強烈でその後のことを気にしたことがなかったです、そういえば。

ということで、コブシと教えていただいて思い出しました。春先のこの木の画像があったんでした!ちょっと暗いのですが・・・。↓
           
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花?or実?

2005-10-07 00:09:04 | 自然
不思議な木を見つけました!

「へ~んなの!」
なんだろ?花なの実なの、それとも妖精・・・なわけないか
そこで・・・他の部分も撮ってみた↓
   
どう?
やっぱり、へ~んなの!!ぷふつ

ご存知の方は是非、教えてくだされ~!
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びっくり~!!

2005-10-05 21:30:48 | 日々の雑感・近況
           
いつもこのブログを訪ねて下さりありがとうございます
あまりアクセス数について一喜一憂する事はないのですが(勿論、多ければそりゃあ嬉しいですよ!)、さすがに今日はびっくりしました
10月4日のアクセス数が314ipと表示されていたんです。「なんとっ
その上「396位(344668 BLOG中)」なんて初めて順位まで出ちゃってて二度びっくりでした
これも読んで下さる皆さまのお陰です、うれし~

拙いブログですがこれからも、こつこつ更新していきますのでどうぞよろしく
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ピアニストが見たピアニスト

2005-10-05 00:34:17 | 音楽
                
青柳いづみこさんが書いた「ピアニストが見たピアニスト:名演奏家の秘密とは」を読む。とにかく面白かった。それは一人の生身の人間像が明かされ、各人がそれぞれ生きて悩んでいる姿が克明に記されているからだろうか。明らかにされる秘密、自身ピアニストである青柳さんだからこそ書けた本!

俎上に上がるピアニストは順に スビャトスラフ・リヒテル/ベネデッティ=ミケランジェリ/マルタ・アルゲリッチ/サンソン・フランソワ/ピエール・バルビゼ/エリック・ハイドシェック

読み終えて、ふと気付いたのだけれど、6人のピアニストのうちリヒテルはロシア人(父親はドイツ人だそうだが)それ以外の5人はすべてラテン系!偶然の結果だろうけれど興味深いことだと思った。

アルゲリッチが初めて来日した時のTV放映を見て青柳さんのお父上が、名前と同じで「丸太」だ、とつぶやいたというくだりは大笑いしてしまった。同様に、ほんとに太い!と思ったので。

私はフランソワはとにかく大好きで高校生の時、部活を終えてくたくたになりながらも(合唱部に燃えてました)かばん持って聴きに行った。オール、ドビュッシー・プロで感激したが、レコードのジャケットに比べると随分老けて見えた。彼は46歳という若さで亡くなったのだと改めて驚いた。
理屈抜きで惹かれていたので、彼のショパンの練習曲も真似して弾いてレッスンに持っていって・・・先生にどやされた。中学生が表面だけ真似してもね~、陳腐だったんだろうね。

この本の中で私が一番強く印象に残ったのはフランソワが「自分は小節線を憎んでいる。あんな非音楽的なものはない」という言葉である
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