Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

9月の終わりに

2005-09-30 21:05:13 | 自然
山の中に咲く花々。
            
そして曼珠沙華、この花はかたまりになって咲くのね。
    
川原は赤とんぼが飛び交いすっかり秋色。風の音が聞こえます?
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ラン ローラ ラン

2005-09-29 00:05:31 | 映画 ら行
1998年/ドイツ
監督 : Tom Tykwer トム・ティクヴァ

フランカ・ポテンテ(Lola)
モーリッツ・ブライブトロイ(Manni)
ハーバート・ナップ(Lolas Vater)

赤毛をたなびかせて恋人マニのためにローラは走りに走る!20分で10万マルクを手に入れるため、それでマニの命が助かるなら!!
*goo映画:⇒あらすじ

あの時、こうしていたら・・・とか、もう10秒早かったらor遅かったら・・・と思いつつも、やり直しできないのが現実。
でも、この映画はそうした現実を軽々と飛び越えてローラに三通りのやり直しをさせる。「こんな結末はいやじゃぁ!!」「やりなおしっ」画面はきゅきゅきゅっと電話がかかってきた最初の時点に戻る。いいなあ
何度、こんな風に時間よ戻れ!と願ったことか。だからひた走るローラの姿がまぶしく、羨まし~くなる。映画ならでは・・・って感じ。とにかく愛すればこそローラは走り続ける。ああ、爽快!!

映画とは違うんだけど、やりなおせる、選びなおせるということで思い出すのは絵本『もし・・・どっちのみちへいこうかな』(福音館書店:かがくのとも)本の頁を切り取り線に沿って切ってから読む絵本で分かれ道の度に道を選んで読み進む。もし「これはいけません」になったら戻って選びなおすのである。最初は二分割だった頁が、最後には八分割になる。↓
               
現実はこういうことを許さないからこそ、楽しめました。どちらもね
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これは、なに?ここは、どこ?

2005-09-27 00:08:52 | 自然
       
       りんごよ、りんごなの
いつも通る道に二本のりんごの木があるんだけど、実が成るまではでもこれがりんごの木だとは気がつかなかった。
りんごって何となく大事~に、大事~にされて実が成る果物だと思ってたのですが。これは「野生児」って感じです。
       
ここは、狭山長野でも、青森でもなくね。これって、しゅごい~美味しいかどうかは(?)です。見てるだけ~♪
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エスペリオン XXI

2005-09-25 22:45:10 | 音楽
     

初めてライヴでジョルディ・サヴァール&エスペリオンXXIによる
      *ドン・キホーテとミゲル・デ・セルバンテスの音楽*
        「スペイン黄金世紀(16-17世紀)の光と影」

と題する演奏会を聴きました。(武蔵野文化会館:小ホール)待ちに待ってたサヴァールとエスペリオンということで、はい!プログラムの表紙です。

今日、閉幕した愛知万博のスペイン館のテーマの一つもドン・キホーテとミゲル・デ・セルバンテスでした。表紙を見ると「Organaized by the Spanish Pavillion at EXPO Aichi 2005」となってます。彼らの来日も今回の万博という国家プロジェクトの一環だったんですね。万博
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チャーリーとチョコレート工場

2005-09-25 00:12:35 | 映画 た行
          
評判のチャーリーとチョコレート工場先日、見てきた。

見ていて、面白くて楽しいのだけれど、同時に何ともいえない居心地の悪さを感じた。それは言い方を変えると心がどこかでひりひりするような感じでもある。始まりの音楽と画面は甘いものを想像していた私に恐さを感じさせたし、その期待を裏切らず登場人物はみんな、ひとくせもふたくせもあって、目が離せない。

ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)は真っ白で、綺麗で、特にその歯の白さと歯並びのよさは・・歯磨きのCMを想起させる!・・・そして怖い。ある言葉がどうしても言えずにいることで、観客は彼の影を知る。
5枚目の(最後の)金のチケットをゲットするチャーリーは愛し愛する家族に囲まれて育ってきた少年、だけど彼以外の4人の子どもたちが凄い!
影が濃ければ濃いほど光は明るく輝いて見えるもの、と思わず納得してしまった。4人の子たちはあれからどうしたんだろう?と考えると、またまた心がひりひりっとしたんだけどね。
チョコレート工場の中のあっけらかんとした奇妙に明るい色彩と、ウンパ・ルンパの歌&踊りが楽しい。

そうした楽しさとともに底流に流れる一種の毒のようなもの(と言ったらいいのかなぁ?)全部ひっくるめて、それがあるからこそ、これは面白かったのだと思う。

どこかでこんな感じ見た気がする・・・と思ったのは気のせいではなかった。監督はティム・バートン、あの「ビッグ フィッシュ」を撮った方だったのね。これもやはり居心地の悪さをひっくるめて好きなんです。
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柘榴

2005-09-24 00:14:30 | 自然


秋の陽に輝く柘榴。
昔、食べたことがあるが中は透き通る紅色で、まさに宝石のようでも・・・美味しいとは思えなかったなあ。何か渋味のある酸っぱさと種が多かったような・・・。
W.サローヤンの「我が名はアラム」の中に柘榴畑を一念発起して作る話があったんだけど、その時「柘榴ってそんなに美味しいの?」と思ったもんね。最近では「深夜特急」のシルクロードで果物として柘榴が出てきたし、ギリシア神話ではペルセポネが地底の国で思わず食べた果物が柘榴だったっけ。私が知らないだけで、柘榴は昔から人と深く関わり大切にされてきたってことなのか!そういえば絵画や装飾でもよく見かけますものね。

そういう柘榴とこれは違うものなのかなぁ?
私にとって柘榴とは、実は神秘と憧れの果物なんです。
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山手線占い

2005-09-23 00:13:30 | 日々の雑感・近況
いつも楽しく拝見している「京の昼寝~♪」さんのブログに紹介されていた占いの記事・・・
山手線占い早速、占ってみました。

私は・・・金曜日グループ&「新大久保」駅
金曜日→人と同じが大嫌い。独特のセンスとアイデアを持つ個性派は、いつも気ままな自由人。

性格:新しもの好きで、次々と違うことをしないと気がすまない。そのためには休む間もなく走り回るエネルギッシュな人。古い伝統や組織を嫌う革新派。自信家なので、リスクなど考えず独特の発想ですぐ実行に移す。隠し事が苦手で短気なうえに、理屈っぽく弁舌が巧みなので、口が悪い。しかし、もともと明るい性格なので憎めない。

恋愛の傾向:束縛を嫌うので、交際が義務のように感じたとたんに破綻してしまうタイプ。しかし、自己主張が強すぎて傍若無人になり、相手から手痛くフラれることも多い。遊び好き、派手好きで異性にはモテるが、意外と気が小さく、大胆な行動はできない。自分と一緒にいることを楽しんでくれる人を大切にすべきだろう。

そうそう!と思わず頷くところもあり・・・私の知らない私もいるような
『リスクなど考えず独特の発想ですぐ実行に移す。』はいえてる!と思う。自分ではちっともそうは思っていなかったのだけれど、ある時友だちに言われた事がある。「とにかく、やってみるタイプだね」と。
そう、私の辞書に「石橋をたたいて渡る」は無いのですあるとすれば「後悔先に立たず」かな?・・ないか!
やってみなけりゃ、後悔するかどうかわかんないじゃ~んって、あくまでお気楽でありました。
ああ、そうそう、『遊び好き、派手好きで異性にはモテる』は別の人のことですね。

この占い、遊べます。相性占いも楽しめます。ン?
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EXPO土産

2005-09-22 00:05:40 | 愛・地球博
閉幕迫る「愛・地球博」は既に入場者数は2100万人を越えたんですね!25日にまでにはどれ位になるのでしょう。そんな大賑わいの万博のお土産貰っちゃっいました

では、キッコロとお土産のツーショット(!?)
               
お土産だけの画像です。
んー・・・これは何?
               
トルコ(「イブラヒムおじさん~」以来トルコづいてますっ!)の魔除けのお守りなんだそうです。これは目「目」には魔物を睨みつけ撃退する力、意志を感じます。外からの魔物も、内にある魔物に対しても・・・。
いいものもらっちった 

*トルコを含む万博土産についてはこちら
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深夜特急(1~6)

2005-09-21 00:24:46 | 
沢木耕太郎さんの「深夜特急(1~6)」を読む。(新潮文庫)
    ⇒ ⇒ ⇒ ⇒
ある日、部屋を整理し一円硬貨までかき集め、仕事をすべて放擲して旅に出る26歳の沢木さん、『インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗り合いバスで行く』という主題の旅の記録。

彼の書いたものを本で読むのは初めて。新聞で連載した「一瞬の夏」、今、連載中の「銀の森から」を読み、いつかまとまった作品を読もうと思っていたのである。(この時、新潮文庫だったということも選んだ理由の一つとなったわけだが)

深夜特急:(1)香港・マカオ(2)マレー半島・シンガポール(3)インド・ネパール(4)シルクロード(5)トルコ・ギリシャ・地中海(6)南ヨーロッパ・ロンドン

<年>の単位でユーラシア大陸を旅した旅行記。巻頭にある『ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの間の隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ。』が読んでいる間中、頭の中で鳴り続ける。
いきいきとして、まるで自分がその場に一緒にいるかのように感じられる。もう一勝負はしてはいけないっ、とか窓の外に広がる海にはっとする、とかね。この時だったからこそ、できた旅なのだと感じ、同時にでも私はこの厳しさには耐えられそうにない、とも思っていた。そして旅は始める時より終えるときの方が何倍も難しいということ・・・これは想像することができる。だって気持ちの中では日常でも同じようなことがあるもの。ほんとに、本を読んでいる中で色々感じたのだけれど、それらを実際の生活の場で、何故かふいっと思い出し反芻していく気がする。

きっとまた読み返すんだろうなぁ。
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コーヒー&シガレッツ

2005-09-19 23:22:26 | 映画 か行

         コーヒーを一杯 タバコを一服 
           会話を楽しむ 人生を楽しむ
             (公開時コピー)           

 監督: ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch

出演: ロベルト・ベニーニ:「変な出会い
    スティーヴン・ライト    
    ジョイ・リー:「双子
     サンキ・リー
     スティーヴ・ブシェミ
     イギー・ポップ:「カリフォルニアのどこかで
     トム・ウェイツ
     ジョー・リガーノ:「それは命取り
     ヴィニー・ヴェラ
     ヴィニー・ヴェラ・Jr
     ルネ・フレンチ:「ルネ
     E・J・ロドリゲス 
     アレックス・デスカス:「問題なし
      イザック・ド・バンコレ
      ケイト・ブランシェット:「いとこ同士
      メグ・ホワイト:「ジャック、メグにテスラコイルを見せる
      ジャック・ホワイト
     アルフレッド・モリナ:「いとこ同士?」
     スティーヴ・クーガン
     GZA:「幻覚
      RZA
     ビル・マーレイ
      ビル・ライス:「シャンパン
     テイラー・ミード

アメリカ/2005年公開/97 分

ジム・ジャームッシュ監督が10年以上にわたって撮り溜めてきたという“コーヒー”と“タバコ”をめぐる11のエピソードを綴ったオムニバス映画。コーヒーを飲みながら、タバコを吸いながら、繰り広げられる11のお話。

どの話にも市松模様のテーブルに乗せられたコーヒー。見ていると一緒にコーヒーを飲みたくなってくる。(でも、あまり美味しそうなコーヒーには見えなかったけど
最初の話「変な出会い」で思わず笑っちゃって・・・気付くとすっかりこの世界にどっぷり!大事件が起きるわけじゃあない、じゃあ日常の積み重ねかというと、そうでもない。「昼飯はコーヒーとタバコだけか、身体に悪いぞ」なんてさあ・・・。
いうなればどーでもいい会話か、というとそのくせ、なんかぶっ飛んじゃってたりする。その世界がえらく気持ちよくって、その中ですっかりの~んびりしてしまう。不思議な映画でした。11篇の中でどれが好きか、と聞かれたら・・・選べませ~ん!!

コーヒー & シガレッツ (初回限定生産スペシャル・パッケージ版)

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
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アイルランド伝統音楽

2005-09-18 20:19:44 | 音楽
思いがけず、音楽会情報を得たので・・・

「11月25日に武蔵野スイングホールに名前は忘れちゃったんだけど『アイルランドで最も幽霊のよく出る古城に住む笛吹き』が来日するって知ってる?」と友人が言った。

古城に住む笛吹き・・・?もしや・・・もしや・・・
一昨年アイルランドに行った時の最後のコンサートで聴いた「ショーン・ライアン」ではなかろうかと武蔵野文化事業団で捜してみました。

ああ、やっぱり・・・
彼は音楽は無論のこと、その雰囲気がほんとに『アイルランドで最も幽霊のよく出る古城に住む笛吹き』で、印象もしっかり残ってます。

音楽会の詳細はこちら。写真付きで、まさに・・・って感じです!(笑)

追記:すみません、会場に問い合わせたらチケットは『完売だそうです。
仕方ない、CDで我慢しよう・・・
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Yonda?CLUB

2005-09-18 00:10:39 | 
Yonda?CLUBのマグカップが届いた
            
「Yonda?CLUB」っていうのは、新潮文庫に付いているマークを欲しい商品の数だけ集めて送ると『必ずもらえる』っていうキャンペーン。この『必ずもらえる』につられて集めてます~
ついでといっちゃあ、なんですがこの一つ前のシリーズでゲットしたYonda Clockと袋・・・お気に入りなんです実はこの他に<ぷっくりシール>もあったなあ・・・、可愛くって1枚しか使ってないんだけど。               
    
けっこう長い期間に亘るキャンペーンなので、思いがけずマークを貯めることができたというわけ
でも、このお陰で今まで読んだ事のなかった作家の作品をたくさん読むことができました。

実はマグカップまであと2枚、というところで選んだのは沢木耕太郎氏の「深夜特急(1~6)」。今読んでいるところは、もうすぐ、彼がロンドンに着くところ・・・旅の終わり=本の終わり、です。あ~、終わっちゃうのが惜しいようぅぅ
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数珠玉

2005-09-17 00:24:42 | 自然
涼やかな風が吹き渡り、秋の気配が満ちてきたような・・・うふっ。
         

数珠玉も色付いてます。これたくさん集めて、丁寧に中をきれいにし、糸でつないで首飾りなど作って遊びましたっけ
             
でもよく乾かさないと、中がきれいにならなくって・・・。
             
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300%スパニッシュ・デザイン

2005-09-16 00:35:11 | 展覧会・建築・器
万博は閉幕に向けて連日大勢の入場者で賑わっていると、新聞の記事で読みました。このごろ毎日の入場者数は20万人を越えているのですね
7月に万博に行っておいてよかったなあ~

先日、2005愛知万博スペイン・パビリオンが企画するイベント・プログラムの一環として埼玉県立近代美術館で開催された展覧会に行ってきました。こういう企画なので主催は埼玉県立近代美術館&スペイン・パビリオンです。(会期:10月10日まで)
                 

「300%スパニッシュ・デザイン」+「ファッションとスペインの文化」
 300%SPANISH DESIGN +GENIO Y FIGURA(同時開催)
*GENIO Y FIGURAはスペインでよく使われる表現で「創造的な資質」と「生まれながらの優美さ」という意味(パンフレットより)

100のポスター・100の照明・100の椅子、全部で300点で、20世紀初頭から今日までのスペインのデザインを振り返るという展覧会。スペインというと・・・著名な画家と建築家を生み出した国、というイメージで、言われてみるとスペインのデザイン・・・?でした。
見慣れたようなデザインとはちょっと趣が違うと感じる椅子、照明たち。パエリャの材料としてウサギが描かれていたお米のポスターは印象に残りました。食っちゃうんだ~

同時開催されていた「ファッションとスペインの文化」もとてもよかった。国際的に知られるファッション・デザイナーたちが手がけたドレス・バッグ・靴などと、そのデザインの元となったスペインの絵画・民族衣装などが作品と共に並べられていて「なるほどね~、こうなるのね~」などと分かりやすく展示されていて楽しめました。色は黒・赤が目を引きましたが、闘牛士の衣装など華やかな金色も使われその豪華さに目が眩みました。美しいですよぉ会場に溢れる色彩を眺めていると、万博でのスペイン・パビリオンの壁の色をまた思い出しました。

万博スペイン・パビリオンではセルバンテス関連の展示とサッカーのカップ、という感じだったので、この展覧会で随分、印象が変わりました。パビリオンではでも、展示できないでしょうからねえ・・・。この万博がらみでこういった展覧会が見られたのはラッキー!
そういや、やっぱり万博がらみで、それもスペインがらみで来日するサヴァールのエスペリオンXXI、25日に聞きにいくんだ~。万博万歳ってとこかな!
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ネイの世界

2005-09-15 00:08:09 | 音楽
東京ジャーミーの土産に、とCDを買った。トルコの伝統音楽のCDが確か3枚程、置かれていたのである。私の場合、金に糸目がつきまくりなんで・・・迷うぅぅぅ一枚だけよ!一枚!!
ジャケットからは一体どんな音が流れ出すやら、見当もつかなかったのだが、職員の方が親切に「かけてあげましょう」と声をかけてくださった。(ただ、この日は金曜日でイスラムの方々には大事な日で既に礼拝の時間となっていた為、スピーカーが使えずお気持ちだけ頂戴しました!でもこの時初めてこの耳で、コーランの朗誦の声を聞くことができました
それで結局、笛にしよう♪ということで「ネイの世界」を選んだ。
                   
                       
人間の声に最も近い楽器として知られているネイは、7つの穴を持ち、中は完全に空洞にされた一本の葦で作られている。「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」の中でテッケ(神秘主義修行堂)の旋舞祈祷を見ることができるが、そこで奏されていた楽器の一つで、即興演奏されている。
この旋舞祈祷で知られるスーフィー教団はメヴラーナ・ジェラルディン・ルミがつくったもので、毎年12月の前半にコンヤ(トルコの古くから栄えた都市)のメヴラーナ モスクでは旋回祈祷の儀式が盛大に行われる。トランス状態の旋回、白い衣装をまとった男たちの神秘的な姿は映画の中でも印象に残っている。

*画像はパンフレット(アンカラとアナトリア中部)の裏表紙より転載

CDはまだ二回通りしか聴いてないのだが、即興演奏ということで1枚のCDで1トラック(約75分)である。とても多彩な音で、陰影がくっきりするかと思えば、息をかなり混ぜたり、またふわ~っと浮遊するような音になったり・・・。でも、やはり「あれ声が」とふと耳が混乱し、ああ、これがネイが人間の声に最も近い楽器といわれる所以なのだと思わせられた。ネイだけでなく打楽器など他の楽器も混ざり合い、音階など様々に変化し、音楽は永遠に続くような錯覚に陥る。
横になって聴いていたらさぞかしいい気持ちで眠りの世界に入っていけそうな気がしてやってみたが・・・これはダメ!しっかり聴いちゃってて、眠るどころではなくなった。

しっかし、CDの解説がえらく難しいんだよなあ頭、整理してきちんと読み直そうと思ってます。
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