Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

Diary for simple life

2022-02-22 22:07:36 | 日々の雑感・近況

以前は高橋書店の手帳「3年卓上日誌」を使っていたのだが、いつの間にかもういいかなと書くのをやめた。

そうなって以降は携帯用の手帳に予定・日程を記入することで過ごしてきた。

でも、時がたつにつれ手帳の欄が小さいことが残念と思うことも増えてきて、もう少し書くところがあって、かといって日記ほどでなく、気楽に書き込めるものがないかと去年から探していた。

毎年11月に届く婦人之友社の書籍案内でカレンダー(せいかつカレンダー「うれしい時間」)、家計簿などを注文用紙に記入した後、つらつら色々な出版物の案内を読んでいて「あ、これ!」と思ったのが「Diary for simple life 2022年 (主婦日記)」。

説明によると

「『Diary for simple life 』は115年前に「主婦日記」という名で、雑誌「婦人之友」の創刊者・羽仁もと子によって創案されました。

毎日の出来事を記録するだけではなく、予定を立てて家事を上手に運営していくための“家事ノート"です。

また、献立も書き込んでおけば、翌朝の家事を気持ちよく始めることができるでしょう。」とあった。

大きさはB6判で手ごろなサイズであることも気に入ったのだが、特に惹かれたのは「献立も書き込んでおけば」の一文だった。

毎日の献立を考えるよすがに、そして記録し続けることで食事の偏りなどに気付くこともあるだろうし、また何日か前に食べたものもわかるはず(忘れずに書いてあれば)と思った。

そこで思い出したのがEテレで放送されている沢村貞子さんの「365日の献立日記」。この番組は彼女が26年半、大学ノート36冊に書き記されたという献立日記をもとに実際にその料理を作って見せてくれるというものなのだが、洋風であれ和風であれ、どれも美味しそう!そして実際のノートのきちんとしていることに驚嘆させられる。

とにかく一年書いてみよう、一年たったら何か思うことがあるかもしれない、いや、別に何も感じなくても全然かまわない。

この”Diary for simple life”を選び、そこで思う”simple life”という言葉。私的には「単純な生活」だろう。おっ、これは阿部昭の小説の題名と同じ!と喜ぶ私。

 気楽に開いて記入し、また明日ね、とページを閉じて一日を終える。

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たくさんのふしぎ

2022-02-14 13:02:30 | 

先週読んだ朝日新聞夕刊の宮田珠己さんの「気になる雑誌を読んでみた」を読んで改めて我が家の「たくさんのふしぎ」が並ぶ本棚を眺めた。

もうだいぶん前のことになるが、毎月家に郵送されてきた「たくさんのふしぎ」を宛先になっていた息子だけでなく家族みんなが楽しみにしていた。

一つの本にそれこそ「ふしぎ」がわかりやすい言葉と絵や写真と一緒にぎゅっと詰まっていたのがこのシリーズだった。

毎月送られてくる本以外に本屋でバックナンバーを見かけると面白そうな号を探して購入することもしばしばだった。

福音館書店の月刊雑誌、絵本はそれを手に取って開くとその本自体の面白さを改めて感じるとともに、去ってしまった懐かしい時間を思い出させてくれる。

「たくさんのふしぎ」然り、「こどものとも」、「かがくのとも」然り・・・。

夕刊の記事の中で紹介されていた2021年9月号「かんころもちと教会の島」が読んでみたくなり久しぶりに買った。

長崎県にある「かんころもち」というお菓子のふるさとの島、五島列島にこの本の作者(文・絵)のにしむらかえさんと娘さんがかんころもちを売っているお店の高木さんと出かけていくというお話。

かんころもちの原料カンコロ(サツマイモから作られる)を作るところからいよいよかんころもちになるまでの様々な作業のことが語られる。

そして江戸時代の潜伏キリシタンの子孫の島である五島の歴史と教会堂のこと、そしてまた今では誰もいなくなって教会堂だけが残されている島についても話される。

ああ、私もいつか五島列島に行ってみたい、そしてかんころもちを食べてみたいなあ~。

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実を拾う

2022-02-04 17:40:24 | 自然

なんだか屈託して地面ばかり見ながら歩いていた日。

みんな茶色になって枯葉に覆われているとばかり思っていたら・・・

おんやあ?

なんか実のような・・・目を凝らさないと見分けられないような実が幾つもころがっている。

一つを取り上げてみた。

色は地味だが、丸くてとげとげで穴も開き、なんともいえない味があって美しい。

これはモミジバフウの実。

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空の広さ

2022-02-02 22:32:53 | 自然

寒くて強風の吹く日。

空が広い。

すっかり葉を落とした木の枝の向こうに見える空の広いこと、青いこと、雲の白いこと。

 

モミジバフウもすっかり葉を落として風の中に立っている、冬。  

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