Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

昼下がり

2020-04-29 22:38:52 | 自然

昼下がりの小さな公園。

そこには誰もいなくて、

そこだけぱあっと開けた不思議な空間がずうっと地面から空まで一続きになってつながっている。

連なる木々が黙って立って、こちらを見るでもなく、見ないでもなく・・・

春さなか、昼下がり。

そこからしばらく歩いたところにある小さな公園では小ぶりのアヤメが花盛りを迎えていた。

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花盛りの躑躅

2020-04-25 22:31:41 | 自然

稲荷山公園北側斜面一帯に躑躅の花が満開だ。

さまざまな色の躑躅が(つつじって書けないけれど、漢字で表すと怖いような感じ)丘を彩る。

新緑の木々の間を華やかに埋め尽くす躑躅たち。

光に当たって眩しく輝く。

ここではちょっと前まではカタクリが咲き、桜が咲きそれが葉桜になり、今は新緑と躑躅だ。

世の中がどうであろうと、花は、木々はその「時」を忘れない。

そして木々の根元に咲く白い花。

出会えたことが、愛おしくまた有難く感じられるこの春。

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土鍋でご飯を

2020-04-22 23:00:11 | 食・その周辺

先日、電気釜の釜のテフロン加工がはがれてしまい、いや、徐々にはがれてきていたのには気が付いていたが、まだいける!と使っていたのだ。

しかしその日、洗い上げの時にべろーんと大きくはがれてしまい、ようやく買い替えを決意した。

とにかく、毎日使うものだから、と急いで電気店で購入し使い始めた。

新しいものは今までと同じ大きさだし、不都合なことは何一つないのだが、それとは別に前々から土鍋でご飯を炊いてみたいと思っていた私。

それで以前から近くの百貨店やスーパーなどで土鍋、それもご飯用の土鍋をそれとなく探していたのだが、土鍋はあってもご飯用に巡り合わず・・・という日々が長く続いていたのだった。

それがここへ来て、そうだ!ネットでご飯用土鍋を検索して、よさげなものをネット注文しよう!と思い立った。

ほんと、今まで何でそうしなかったか、逆に不思議

家に居る時間が長い今、外に買い物に行くのも極力少なくしている今だからこそのネットですなあ~、とかうきうき思っちゃって、早速注文。

で、届いたのがこれ↓。「大黒窯手造りごはん土鍋」

 

二合用で、ころんとしてかわいらしい。重さはその見かけ(約幅17×奥行き20.5×高さ16cm)に比べてずっしりしている。

上の蓋を取るともう一枚内蓋がある二重蓋だ。(画像はAmazonからお借りしました)

届いて早速、簡単な説明書に従って調理してみた。

同じ火力で7~9分くらい、というのでやってみたのだが、あまりうまくいかず・・・。

一瞬、失敗だったか!という思いが頭をよぎる。

それで、「始めちょろちょろ、中ぱっぱ・・・」という昔からのご飯作りの方法を守って作るとよい、というAmazonのレビューを参考にして二回目を作ったところ、大成功

時間を正確に測りながら、メモをして作っていったのだが、その回以降はすべて美味しく炊けるようになった。

おこげもできたりして・・・なかなか、です!(自画自賛)いや、つれあいも美味しいと言ってます!蛇足ながら

現在の課題は水加減。

基準の水量からどれくらい足すか、或いは少なくするか、を毎回実験中。

それがちゃんとできたら、説明書で紹介されているレシピにも挑戦してみようか。

そうそう、出番は減っているものの電気釜もスケジュールに合わせて使っている。

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妹からのプレゼント

2020-04-12 22:19:36 | 日々の雑感・近況

妹から郵便が届いた。

おや、何かふわふわしたものが中に入っている気配?!

がさがさ、がさがさ・・・

ほらっ!!

中から現れたのは、きれいなお手製のマスクが2枚

これは「あさイチ マスク」よね。

私は手縫いの大きい縫い目で作っちゃってるけど、母に似て手先が器用で裁縫の得意な彼女はミシンできれいに作ってくれました!!

忙しいのに・・・ありがと!!

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色々、試す春。

2020-04-11 23:01:22 | 音楽

 

上記の楽譜が届いて1ヵ月~2ヶ月ほどになるだろうか。

左)「私を泣かせてください」(Lascia ch’io pianga) (アルミレーナのアリア)でつとに知られる

G.F.Handel:Rinaldo/G.F.ヘンデル:オペラ「リナルド」

右)J.S.Bach:371 Harmonized Chorales and 69 Choral Melodies with Figured Bass/J.S.バッハ:371の四声コラール+69のコラール旋律(リーメンシュナイダー校訂)

「リナルド」は国内の楽譜屋に注文したのであまり心配はしていなかったのだが、右のバッハは2月下旬にBookDepositoryに注文し、それからほどなく欧州でのコロナウイルス感染問題が大きくなったので、これはもうしばらく来ないかもしれない、気長に待とう、と腹を決めて待っていたところ、3月中旬に無事に届いたのだった。

嬉しかったなぁ~。ただ、思っていたよりずっと、ずうっと楽譜が細かくて・・・読み辛いのが

どちらも結構な量、濃い内容で充実感は半端ないものがある。

とにかく最後まで弾きとおすこと!を第一目標に掲げ、ヘンデルは毎日何曲、バッハは毎日何ページと決めて、一通り目は毎日が「大初見大会、絶賛開催中」状態で過ぎた。

やっと人心地がついた感じの二通り目に入り、通常の練習に当たり前に加わった感じとなり腰落ち着けて弾けてきた、ような。なかなか面白いです!!

そんな中、歌曲の伴奏でH.ヴォルフのEr ist's(もう春だ<時は春>)とトスティのAprileの合わせをしよう、ということになりこの非常事態宣言の中お互い在宅しながら、Skypeを使っての合わせに挑戦することとなった。

最初の日はとにかくそれぞれの機器の操作を確かめつつの手探り状態。

デスクトップPCは動かせないので、タブレットとスマホの両方を試し、相手の歌う声が聴き辛いのでヘッドフォンを使用してまた試す。そんなことの繰り返し。

次の日は、最初からヘッドフォンを使用し、画像をやめ音声のみにしてやってみたら、少しのタイムラグはあるものの、ずっと楽に合わせられるようになることがわかった。

よかった!!

実はレッスンにもオンラインを使うつもりで準備しているところだったので、これはほんとによい機会となった。

いやでも家に居なければならない状況の今、色々なことを試みられる時間を与えられた、と考えてみることにする。

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古くてあたらしい仕事:島田潤一郎

2020-04-03 17:18:10 | 

1月11日付、朝日新聞読書欄の『著者に会いたい』欄で紹介されていた「古くて新しい仕事」の著者、夏葉社社長・島田潤一郎さんの記事を読んで、心惹かれ是非とも読んでみたいと思ったこの本。

<内容紹介>

嘘をつかない。裏切らない。ぼくは具体的なだれかを思って、本をつくる。それしかできない。

転職活動で50社連続不採用、従兄の死をきっかけに33歳でひとり出版社を起業した。編集未経験から手探りの本づくり、苦手な営業をとおして肌で触れた書店の現場。たったひとりで全部やる、小さな仕事だからできること。大量生産・大量消費以前のやりかたを現代に蘇らせる「夏葉社」の10年が伝える、これからの働き方と本の未来。~新潮社HPより

 

ひとり出版社を起こすまでのこと、起業したわけ、そして今に至る彼の仕事とは、またそもそも仕事とは、ということについて読み進めながら自分自身が考え見直していることに気付く。

何度読み返していることだろう!

彼の出版社「夏葉社」の本が読みたくなり、「昔日の客」、「レンブラントの帽子」を手に入れ読んだ。

エッセイと小説で、全く違うジャンルの作品なのだが、何故だろう、やっぱりこの2冊も何度も読み返してしまう。

全然違う心のひっかかり方をするのだが、突き詰めれば「面白い」本なのだと思う。

そして手にした時、その本の美しさにも心打たれる。

昔日の客:関口良雄 著

「私は常々こう思っているんです。古本屋という職業は、一冊の本に込められた作家、詩人の魂を扱う仕事なんだって」

かつて東京大森にあった古書店「山王書房」の主人が残した、一冊の随筆集。
古本と文学を愛するすべての人へ。~夏葉社HPより

レンブラントの帽子:バーナード・マラマッド 著/小島信夫、浜本武雄、井上謙治 訳

1975年に刊行された同名の短編集から3編をセレクトし、復刊。
人と人とのすれ違いを描いた表題作はアメリカ文学史に残る傑作。~夏葉社HPより

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