Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

イングロリアス・バスターズ

2009-11-28 00:10:56 | 映画 あ行
              
2009年/アメリカ/152分
原題:Inglorious Bastards
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ワルツ、イーライ・ロス、マイケル・ファスベンダー、ダイアン・クルーガー、ダニエル・ブリュール、ティル・シュバイガー、ギデオン・ブルクハルト、ジャッキー・イド、B・J・ノバク、オマー・ドゥーム、アウグスト・ディール、デニス・メノシェ、シルベスター・グロート、マルティン・ブトケ、マイク・マイヤーズ、ジュリー・ドレフュス、ロッド・テイラー、サム・レバイン、マイケル・バコール、ポール・ラスト、サミュエル・L・ジャクソン

以前ユナイテッドシネマ入間で『グラインドハウス』を見逃し後でDVDで観てこれは劇場で観るべきだったと後悔していたので、この『イングロリアス・バスターズ』は予告編を映画館で見た時から絶対劇場で観よう!と決めていた。ただR15だし、当然バイオレンス・シーンも盛り沢山だろうと・・・期待というか予想は裏切られなかったんだけど、思わずわおおっ!と腰が引ける場面もあり。
しかし、とにかく最初から最後まで激しい緊張の連続で目が離せない。会話一つ一つがきっちり作られ、一言でもなくなったら、それは1ピースでも欠けたら永遠に完成しないジグソーパズルのように感じさせるのだ。
そしてこの中で語られる言語の適切なこと!劇中でのフランス人はフランス語を、ナチスはドイツ語を、アメリカ人は英語、そしてドイツ語のアクセントによってその正体を見破られもするし、イタリア人に化けるアメリカ人におかしなイタリア語をしゃべらせる。どれも至極、自然だ。
次がどうなるのか予想させない展開に気付けばどっぷりというか、作品世界に絡みとられてしまっているというか・・・。様々な伏線が引かれ、それが互いに交錯しあい呼応しあう。一つの伏線であるプロパガンダとして映画、映像を巧みに利用してきたナチスがその映画によって復讐されるという展開でのスクリーンを挟んで裏側で燃え上がるフィルムと、炎に包まれるスクリーンの場面は妖しくも忘れられない印象を残す。
そして、ランダ大佐を演じるクリストフ・ヴァルツを始めとして、登場する俳優の誰もが魅力的で素晴らしい!!そして、映像、音楽もまた~
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NHKラジオの語学番組~イタリア音楽への招待

2009-11-26 00:30:55 | 語学
朝は大抵NHKラジオの語学番組をだらだら流している。7:30からはフランス語⇒イタリア語⇒スペイン語とラテン語系の言語が続き、その響きに耳を傾けているだけでも面白い。スペイン語を中心に聞いているわけだけれど、フランス語はやはり発音が難しそうだな、とかイタリア語の発音ってこんなに母音がくっきりはっきりでしかも後ろに向かってクレッシェンドしてるような、重くなっていくようだったんだと自分なりの発見があったり、各講座あっという間の15分である。

そんな中で10月期から新たに始まった「毎日イタリア語」の応用編(木・金)「Salotto Musicale~イタリア音楽への招待~」がとても興味深い。
講師のピアニスト: 関孝弘氏とイタリア人パートナー:マリアンジェラ・ラーゴ氏によって導かれるイタリア音楽についての様々な話題に、毎週その放送を心待ちにしている。
そこで話題となるものは木曜日は日本語での「音楽用語」をイタリア語から検証しての説明・解釈であり、また珍しいピアノ曲の紹介、ある時は音楽祭の話であったりと、とにかくイタリアと音楽、またイタリア音楽についてに集中した講座なのだ。ちなみに先週の木曜日はスタッカートとレガートについて(スタッカートの本来の意味を初めて知って「ええ~!」)、金曜日は3歳から9歳までの子どもが参加してのゼッキーノドーロ音楽祭(オープニングは黒猫のタンゴ。途中でトレロ・カモミーロも流れ、最後には日本の女の子が歌ったのはどの曲?というクイズもあり)だった。
イタリア語が分からない私でも、すべて日本語で訳&説明してくれるので全然、大丈夫。(今週の木曜日の音楽用語はpesanteとgrave、金曜日は映画音楽の作曲家として有名なニーノ・ロータはミラノの音楽一家に生まれ、子供の頃から徹底的にクラシック音楽の教育をたたき込まれた作曲家であるという話題だった)

ところで、今年からNHKの語学のHPでは先週放送した番組を聴くことができるようになっている。
ちなみに、ここで紹介した「まいにちイタリア語」は⇒「こちら」(『番組を聴く』のところで聴きたい曜日を選択して聴くことができます)
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色、いろいろ

2009-11-23 20:55:10 | 自然
太陽の光を一杯に浴びて木々が輝く。
紅葉の朱色、紅色、そしてそこここに覗く黄色に足が止まる。
      
道の向こうの銀杏は金色に光り、風に促されて一斉に手を振る。
公園の中の桜の木、これはその実に誰も手を出さぬまま黒く乾いて、やがて葉とともに散るのだろう。
  
こちらの桜は色紙の切れ端のような赤い葉っぱが折りからの風にひらひら舞っている。
右は何の木だったろう・・・木の形がきれいで見とれた。
  
おや、数珠玉!!今年は誰も集めないんだろうか。
~♪ツタの葉っぱも真っ赤だな~♪

道端の一本のみかんの木には実が鈴なりだった。
そしてまた別の道では夏ミカンの木に黄緑の実が膨らみ始めていた。
     
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皇帝ダリアの咲く頃

2009-11-22 00:00:09 | 自然
11月といえば去年その名前を知った花『皇帝ダリア』が咲く時期です。*去年の記事⇒こちら
この花、茎がいつの間にやら、にょきにょきっと伸びてぱあっと花が開くような感じがします。とにかく背が高いので遠くからでもそのピンクの花が冷たくなった風にゆらゆらしている姿は目立ちます。
              
去年も楽しませていただいたこちらのお宅の庭先で、今年も元気にのびやかに空に向かって咲いています。
写真を撮っていたら、犬の散歩をしていらした方に声をかけられました。
「今年もこちらのお庭できれいに咲いてますね~
二人でしばらくダリアを見上げて楽しみました。 
          
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ヨーグルトを作ろう~♪

2009-11-20 00:35:30 | 食・その周辺
朝、ヨーグルトを食べたらもうパックに100ccくらいしか残っていないことに気付く。買い置きはないが、封を切っていない牛乳(1000cc)はある。

こんな時は残ったヨーグルトを種にして、ヨーグルトを作ろう~♪

ヨーグルト作りに使う内容器とスプーンなど使用するものすべてを熱湯消毒。
内容器にヨーグルトを100cc入れ、1/3の牛乳を少し入れてよくかき混ぜ、残りの牛乳を入れてかき混ぜたら蓋をする。(手前の容器)
この愛用のヨーグルトメーカーは東芝「TYM-100」です。
              
それを本体に入れて電源を入れ、ダイヤルを出来上がりの時間に合わせておく。(冷たい牛乳で作る場合は約6時間、牛乳を沸騰させ40℃に冷ましたもので作る場合は約4時間)
ところでこのダイヤルはタイマーではないのです。単に「出来上がりの時刻を覚えておくためのもの」
だから時間がきたら忘れずに自分で電源を切らなければなりません!!
 
なんとも単純でアナログなものなのですが、だからこそなのでしょう、故障一つすることなく今日に至っています。保証書の購入日の欄に「1985.11.22」と記載されているので、気付けばもうまるまる24年間!ありがたいことです
で、この日もいつもと変わらず6時間後にはきれいなヨーグルトが出来上がってました。
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初冬に

2009-11-18 23:31:53 | 自然
北風が強く吹いて寒い日。
山々の重なりが空を背景にくっきり浮かぶのを見ると、ああ冬が始まったと感じる。
すすきの穂が銀に光り、ゆらゆら風に遊ばれている。

大きくカーブした道路の縁に並ぶ公園の木々。
その向こうに広がる街と山と。
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「セバスチャン・サルガド アフリカ」展

2009-11-12 22:55:41 | 展覧会・建築・器
東京都写真美術館で開催中の
『セバスチャン・サルガド アフリカ』展、この展覧会には「生きとし生けるものの未来へ」との副題が付けられているのだが、見終わってその言葉の耐えがたいほどの重さがずっしりと心にのしかかってくるのを感じる。
            
会 期:2009年10月24日(土)→12月13日(日)
休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
会 場:2階展示室

アフリカというと混迷と紛争の大陸、緑が浸食され砂漠化する広大な大地とを私はいかにもステレオタイプ的だとは思いつつも頭に描いてしまうのだが、そのアフリカの1970年代から現代にいたるそこに住む人々、そして自然を写し取ったサルガドの一連の写真が見られるというので寄ってみた。

チラシ裏面には・・・『東京都写真美術館では、フォト・ドキュメンタリーの先駆者であり、今もなお精力的に新作を発表し続けているセバスチャン・サルガド(Sebastião Salgado、1944~)の「アフリカ」展を開催いたします。
この展覧会は、かつて経済学を専門としていたセバスチャン・サルガドの視点を通して「見捨てられた大陸」と呼ばれるアフリカの現状に迫るものです。』とある。

そこに写っている人々の表情の豊かなこと、しかし同時にそしてその向こうにある戦乱、内戦、難民という現実を同時に写真はとらえ、現実を現実としてこちらに差し出してくる。そこに写された人々の様々な表情のように、アフリカの自然もカメラの前で実に雄弁に語り、それをまたサルガドはそのすべてをレンズに写し取ってみせてくれる。人も自然もこの地球の上で生きているのだ、と再確認している自分を発見する。

付け足し:日曜の午後だった為か、会場かなり混んでました!!
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中学校の文化祭:なでしこ祭

2009-11-08 21:18:16 | 音楽
先日、学区の中学校の文化祭「なでしこ祭」が狭山市市民会館で開催されました。ここでは各学年・クラスでの合唱を聴くのが何と言っても楽しい。息子が在学中は無論毎年興味深く聴いていましたし、その後も伴奏を弾く生徒が出演する年は必ず聴かせてもらっています。開催場所が中学校の体育館だったのが、いつの頃からか狭山市市民会館になっているという変化はありますが、変わらないのは一生懸命に演奏する生徒たちの歌声と、それを熱心に聴いている多くの観客の姿。
今年は仕事でどうしても聴きたかったクラスの時間に間に合わず・・・オオトリだったのに後で、何としても録音を聞かせてもらわねば!!この日は、だから合唱はプログラムに載っている曲名を聴きたかったなぁ、と眺めるのみ。
でも、その後の吹奏楽部の演奏も今年は聴きたかったので、それは全曲聴けたので満足しました。

吹奏楽部の演奏直前の静かなロビー。こうして改めて眺めると、落ち着いて広々したいい空間ではないですか!
           
吹奏楽部の演奏を聴いたのは、随分久しぶりだったのですが、その時に比べるとたいそう上手くなっていて、いや吃驚しました。音がシャープになり音楽がクリアになっていたのが印象的でした。そして、ポップスを演奏すると客席の生徒が立ち上がって音楽に合わせて手拍子を打ったり、体を揺すったり、また一緒に歌ったり、とそれがまたとっても自然で、ああ、いいなあ~!!とそれを見て聴いて楽しくなってました。こんな時にもまたまた思うわけ・・・音楽って素敵!素晴らしい!!って。
           
音をお届けできないのが、ほんっと残念!!
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木の葉のパレット

2009-11-07 23:58:41 | 自然

歩いていて出会った一本の柏の木。
その葉の色が同じ木についている葉なのに、色々なのが面白く、そして緑の葉では目立たない葉脈が他の色の葉では緑になってくっきり浮き出ているのが楽しくて・・・ついつい、しげしげ立ち止まって眺めてしまう~
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入間航空祭

2009-11-04 00:03:33 | 旅気分
素晴らしい天気に恵まれた航空祭当日。入間基地は激混みだろうと、入間川サイクリングロードでブルーインパルスの演技を見学。こちらも見学者多し。

雪をいだいた富士山の姿も青空にくっきりと映える絶好の日和。ただ、風が冷たかったけれど。

6機そろっての編隊を組むブルーインパルス!
空ってこんなに青くて高い!!

演技の間に空に描かれた図形。
一つ描かれるたびに河原の見物客から拍手が起こる

きゅきゅっとターン。

デルタ編隊で飛ぶ。

ダイアモンド編隊を組んで飛ぶ。

演技飛行は2時半ちょっと前に終了。
夕方、4時半頃、窓の向こうを4機が入間から松島に(多分)向けて飛んで行くのを見てあわててベランダに出てみた。
と、先の4機に続き残りの3機が翼を「さよなら」と左右というか上下させてというか、それぞれ振りながら去って行った。
演技をするのは6機で1機は控えとして待機し、全部で7機でブルーインパルスは飛来してきていたことをこの時知った。
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航空祭前日

2009-11-03 22:24:20 | 旅気分
毎年11月3日は航空自衛隊入間基地で航空祭が開催されます。その前日11月2日はそれまでにもまして、曇天の中様々な飛行機がリハーサルを展開。ブルーインパルスも飛んできて練習に余念がありません
           
C130、T7こちらは写真がぶれぶれだったのでないのですが、なども次々空を舞い、そのにぎやかなこと!!
しかし、デジカメで写真を撮るのはなかなか難しい。
                
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT

2009-11-02 22:43:52 | 映画 ま行
              
2009年/アメリカ/111分
原題:THIS IS IT
監督:ケニー・オルテガ
振り付け:トラビス・ペイン
音楽監督:マイケル・ビアーデン
プロデューサー:ランディ・フィリップス
出演:マイケル・ジャクソン 他

最期のコンサート“THIS IS IT”がリハーサル映像により奇跡の映画化!
今年の夏、ロンドンのO2アリーナで開催されるはずだった彼のコンサート“THIS IS IT”。本作は2009年4月から6月までの時間の流れを追いつつ、百時間以上にも及ぶリハーサルと舞台裏の貴重な映像から構成される。幻となったロンドン公演の監督を務めていたケニー・オルテガが映画も監督。2週間限定で全世界同時公開される。(チラシより)

MJの歌というと、スリラーとバッド位しか思い浮かばず・・・くらいなのだけれど、でもやはりこれだけの人気を保ち続けたマイケル・ジャクソンがどういう風に一つのステージを創り上げていくかに興味を抱いていたので出かけたのだが・・・。

とにかく、圧倒された!!MJって凄い!!
音楽もダンスも、そしてすべてを完璧に掌握している上で、それをさらに高めようとする姿に感動!!
スタッフの誰かが言った「彼はいつもフレンドリーで謙虚だ」という言葉が彼の音楽、ダンス、スタッフ・観客、すべてに対する姿勢を言い表していると見ていてつくづく納得。自分が表現しようとするもののために、自分を惜しまず、妥協もせず、スタッフとああだこうだと創り上げていく。
50歳という年齢を、というか年齢を超越したかのような彼のリハーサルを重ねる姿を見ていると今、彼がもうこの世に存在しないという事実が嘘のように思われてならない。彼が公演を行っていたなら、この素晴らしい作品を観ることはなかったかもしれないと思うと複雑な気持ちになる。
どんなにヒットしても2週間で公開は終わりというこの作品、公開中にもう一度観たい~!!
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第20回 さやま大茶会@稲荷山公園

2009-11-01 22:18:26 | 食・その周辺
土曜日に稲荷山公園の前を通ったら、なにやら準備中・・・
思い出しました!!日曜日は毎年恒例の『さやま大茶会』

とことこ、午後に見物に出かけました。
博物館のところから芝生を眺めると、こんな感じで紅白のテントが立ち並んでました。そして一つのテントでは尺八の演奏も聞くことができました。
 
博物館前では「手揉み茶」の実演が行われていました。だいたい5時間位かけて作るものなんだそうです。
 
各流派ごとにこんな風に野点の席が設けられ、お点前を楽しんでます。受付の机の上に飾られた花のいかにも秋の趣が好ましく感じられて。
    
その中の一席でお抹茶をいただいたのですが、お点前の流れるような一連の所作にみとれました。右は使われていたなつめです。
  
柿のお菓子とともに味わいました。使われている抹茶は狭山ということで『明松』だそうです。
 
各流派の入口に飾られている赤い野点傘。
そしてその傘を内側から見上げてみると張られた糸と傘の骨とが実にきれいな幾何学模様を描いてました。
         
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