Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

朗読散歩『角筈にて』

2010-04-30 22:33:29 | 音楽
演劇倶楽部『座』友の会企画の第六回朗読散歩「角筈にて」に友人から誘いを受け参加した。
この企画は全体で三部構成になっており、第一部:新宿散策、演劇倶楽部『座』サロンに集合し、今日の演目である浅田次郎作の『角筈にて』の舞台となった新宿、花園神社~ゴールデン街を説明をしてもらいながら散策し朗読会の会場の「水たき玄海」まで。
第二部:玄海3階の大広間で、演劇倶楽部『座』9人の出演による朗読会、浅田次郎作『角筈にて』
第三部:玄海の1階の「かこみ」に場所を移し出演者と観客との交流会。その後『座』のサロンでその続きあり。
朗読会という形式のお芝居の面白さを満喫した。確かにそこで語られているのは本に書かれていることなのだけれど、それが語りと登場人物と役者がそれぞれ演じることで、一人で本を読んだ時とは全く違う現実味を帯びて聞いている側に迫ってくる。また作品を楽しむことと同時に表現者として演じること、表現すること、それを伝えることについて改めて考えていた。全て通じることなのだなあ~!
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必須アイテム

2010-04-29 00:04:39 | 音楽
雨が多くて、しかもいつまでも寒いこの春四月。
いつもなら、もうとっくに外している手と手首を冷えから守る自作の鍵盤の友、練習の友。
この冬は2種類作って使ってます。
 
左は今まで使っていったのと同じ形のもの、右はこの冬から使い始めてみた手首の保護を重点にしたもの。
使ってみて、右は指の動きの制約が左に比べてずっと少ないので快適に使えることを実感。ただし、これを着けてその上に手袋をはめようと思うなら左のものの方が、手袋の中でぐしゃぐしゃにならずに気持ちよくかつ温かく過ごせます。
という訳で、今日も必須アイテムとして使ってました。
一体、この寒さはいつまで続くのでしょう、GWは温かくなるそうだけれど・・・。
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掘り出し物・・・私にとっての。

2010-04-27 23:54:00 | 展覧会・建築・器
この日はバス通りに沿って『入間川七夕通り商店街』を歩いた。この通りは七夕祭り以外にはいたって静かで、地方都市の例にもれず活気に乏しい商店街になってしまっている。現在進行中の駅前の再開発とも無関係であるし・・。
この商店街の中には色々な店がある。八百屋、果物屋、米屋、肉屋、菓子店、模型店、スナック、オーディオ修理専門店、鍵屋、小鳥屋、万屋など、その種類はこうして並べてみると数々あるけれど、どこも大抵ひっそりしている。そんな中にある『ふらんすや』
            
「古美術・古民具・アンティーク:ふらんすや」と書かれた看板がそのショーウィンドウに置かれている。
う~ん、この感じ・・・このごたごたした感じ・・・骨董と言うには新しすぎるものが並べられているような・・・フリーマーケットのようでもあり、けれどどことなく懐かしさが漂うこの感じ。しかし、今まで眺めることはあっても店に入ったことはなかった。
この日、台の上にひょいと如何にも何気なさそうにティーカップ&ソーサーのペアが重ねて置いてあった。しかも重ねられたソーサーの上にカップがこれまた2個ふせて置かれていたのも面白くてつい近寄って眺めてみた。
白地に青と水色のリボンがぐるりと描かれて清々しくも爽やかな趣に惹かれた。カップがふせられているので底に書かれた文字がはっきり読めた。そこにはノリタケチャイナ、しかも製作年まで1955と書かれている。ちゃちな紙に値段が書いてあるのだが・・・読めない。安かったら欲しいな~!!
ノリタケにも1955にもいたく心を動かされたのだが、実は耳鼻科に行く途中だったのでそのまま通り過ぎた。
そしてその帰り、意を決して(なにせこれが初めてだったので)扉を開けて入ってみた。
静かな店内でチャイムだけがリンゴンリンゴンとしばらく鳴っている、と奥から店の女主人が登場~。彼女はたいそう感じがよく、目当ての物を告げると気軽に取って手渡してくれた。
カップは薄手でソーサーはどっしり厚め、手に取ってみるといかにも使いやすそう。値段は2客で¥1800、それを¥1500でいいと勉強してくれたので、1客¥750かあ、こういうのを「掘り出し物」っていうのだろうなぁ、とにかにか大喜びした。
帰宅してつくづく眺め、こんな洗練されたデザインのものを昭和30年に作っていたのかといたく感心してしまった。これから使うのが楽しみだ~!!
 
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ラ・ヴォーチェ・オルフィカ 第25回公演

2010-04-23 00:09:00 | 音楽
           
            クラウディオ・モンテヴェルディ              
             ~聖母マリアの夕べの祈り~
音楽監督・指揮:濱田芳通
ソプラノ:星川美保子 弥勒忠史
テノール:畑儀文 青地英幸 川島尚幸
バス:春日保人 小田川哲也
器楽:アントネッロ
合唱:ラ・ヴォーチェ・オルフィカ

出版されてから丁度400年の記念の2010年、カテドラル東京でラ・ヴォーチェ・オルフィカとアントネッロによって2010年4月16日に現代によみがえった初期バロックの至宝クラウディオ・モンテヴェルディの『聖母マリアの夕べの祈り』
私にとってヴォーチェとアントネッロの音楽は特別なもの、音楽と出会い音楽を発見する喜びに満ちた濃密な時。その公演のお手伝いをさせていただきながら、その公演を聴けるという幸せな時間を過ごした。
この日は遅くなって雪になったという寒い夜だったけれど、聖堂の中は熱い音楽に満たされ、音楽に酔いしれる一夜となった。
人の声の持つ力、そのぐいっと有無を言わせず心に直接語りかける力を改めてつくづくと感じていた。その降ってくる声の雨の中にいるだけで、もう何も言うことはない、これが至福の時だ。厚くそれでいて華やかな器楽に支えられて、合唱が色彩豊かに空から降ってくる!!
このVesproが、いややっぱりこれは名曲だなぁ~♪と思えるのは本当に幸せな時を過ごしたからだと思う。名曲と言われている作品を名曲だと納得して聴いたことが今までにどれほどあったろうか。
ところでこの日、CD売りをさせていただいていたのだが、最初のお客様が何と私の出身地からの方々で思わず握手~!!ついすんごくローカルな地名も交えて盛りあがった。勿論、CDお買い上げくださいました。ありがとうございます!!またある方は遠く関西からお越し下さった方でしかも九州公演も聴きに行って下さったとお話し下さり大感激。こんな風に何かしらお声をかけて下さるというのはありがたいもの。売り場に立ち寄ってくださるお客様と少しの言葉を交わしながら、中には今演奏した曲のCDは?という嬉しい質問も多数あって・・・。この日は気温が低くて寒かったのだけれど、気持ちはほんとにほかほかの温かい夜だった。
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八重桜の候

2010-04-21 23:26:21 | 自然

暑かったり寒かったり、汗を拭いたかと思うと首をすくめて、と忙しいこの春だけれど、季節は確実に進んでいるんですね。桜が終わり、気付かぬうちに今はもう八重桜の季節。
学区の小学校のウコン桜が満開でした。よく見ると、しゅっと花弁に紅がさしています。このウコン桜、みどり色が段々紅くなっていくのが毎年見ていても、不思議!!

ほんとにきれいな緑、というか若草色というか・・・。

こちらは最初から美しい濃い桃色の八重桜。葉っぱが「桜餅」をつい連想させて、美味しそう!!

白い八重桜も、ちょっと頬紅をはたいたようで、それも一興~!!
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台所の道具

2010-04-17 22:06:45 | 食・その周辺
昔、離乳食用にとミキサーを使っていた時期がある。そのうち、何となく使わなくなり、いつしか姿を消していたっけ。確かコーヒー豆も挽けるとあったけれど・・・既に記憶も曖昧。
なんていう私がここ最近、ずうぅぅぅぅ~っと欲しいと思っていたのが『フードプロセッサー』。ガーガー回して材料を細かくしたり、混ぜたりなどなど何だか重宝しそう~
まあ、何にしろ道具は使わなければただの場所ふさぎなので、かなり長いこと考えていた。
で、お店で形・大きさを確かめたり、価格を比べてみて結局、その中で最安値+送料無料というテスコムのTK-410を選択。
              
これが気に入ったのは全部の部品が一つにコンパクトにまとまり、しかも重くないこと、いや軽いこと。そして実際に使ってみると、使い勝手は無論のこと(スイッチ押すだけですもん)後の始末もたいそう楽で、これがなにより気に入った~。

ところでフードプロセッサーで作ってみたかった料理の一つがガスパチョ。材料をトントン切って調味料と共に入れてスイッチを押すだけ・・・はい、出来上がり!!料理の本の中にはミキサーに入れて、と書かれていたものもあったけれど、私はこれで十分満足~
              
左は参考にした料理の本の一冊。バルセロナ空港で求めたものですが、邦訳が置いてあったことに吃驚!!
で、ついでにその中にあった松の実入りホウレンソウにも挑戦。要はホウレンソウのソテーに松の実とレーズンが入っているのだけれど、NHK・TVの昨年度のスペイン語講座のレシピにはそれ以外に肉またはベーコンを、と書かれていたのでこの日はベーコンを入れてます。
           
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(500)日のサマー

2010-04-14 23:51:13 | 映画 か行
               
原題:(500) DAYS OF SUMMER
2009年/アメリカ/96分
監督:マーク・ウェブ
出演:ズーイー・デシャネル、 ジョセフ・ゴードン=レヴィット、クラーク・グレッグ、ミンカ・ケリー、ジェフリー・エアンド、マシュー・グレイ・ガブラー、クロエ・グレース・モレッツ

物語:建築家を志しながらもカード会社でライターの職に甘んじているトムは、運命の恋を夢見るロマンチスト。いつか素敵な恋人に出会えるはずと信じていた。そんなトムの前に新入社員サマーが表れる。彼女を一目見た瞬間に恋に落ちたトム。サマーもトムに好意を抱き、2人はデートを重ねるが、彼らの間には大きな壁が立ちはだかっていた。トムと違って、サマーは真実の愛なんてものを、これっぽちも信じていなかったのだ。(goo映画より)

500日経って迎えるトムとサマーの行く末はわかってはいても、ほろ苦くでも甘く切なく・・・。二人が共に過ごした500日の軌跡があっちへ行ったかと思うと、思い切り遡って提示されたりと、その一見何の脈絡もなく時空間を移動することが実はトムの心の「揺れ」そのもののように思われ、いつの間にかすっかりトムの気分になってしまっているのだ。トムの側からしか描かれていないという特異さにも関わらず。
「これこそが運命の恋」と信じるトムの一途さと、「友達ね」とあっさり割り切っているサマーとの鮮やかな対比、そして食い違い。日にちが行ったり来たりするたびに現れる一枚のスケッチの中に描かれる樹の姿が象徴的だった。そう、樹は葉を出し生い茂り、やがて枯れ、でもまた季節が巡ってきた時には新たに芽吹くのだ~!!
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花便り

2010-04-11 20:31:43 | 自然
今年の桜は寒い日が続いたせいか、いつになく長く楽しませてもらっている。
見上げれば幾重にも重なる桜の花、それを透かしてちょっとだけ覗く空。

花期が長いとは言っても、風に乗ってほろほろ花びらは散り、薄桃色に地面は染められる。
そこにカタクリの後に咲くタチツボスミレの群落。

そして、こちらは白い星のようなハナニラ。

明日から天気が崩れるとか・・・。
空模様もあっという間に晴れから曇天へと駆け足で移り変わる。
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♪音楽会のお知らせ♪

2010-04-07 23:35:10 | 音楽会
寒暖の差が激しいこの4月、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。
満開となった桜もこの寒さに身を、いや花びらをすくめているのではと思う花冷えの宵、心は温かな光に満ちた春を夢想します。そんな春はすぐそこに、そして4月の次には風薫る5月がやってきます~♪

来たる5月23日、女声合唱団『所沢「ねむの会」』による演奏会が開催されます。
所沢「ねむの会」  35周年記念コンサート
    ~二度とない人生だから~
合唱の楽しさ、アンサンブルの美しさ、そう~♪音楽する喜びに満ちた歌声を聞きにお出かけになりませんか。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

日時:2010年5月23日(日)
   午後1時30分開演(1時開場)
会場:所沢市立松井公民館 ホール 入場無料
合唱:所沢「ねむの会」
指揮:奥村さゆり
ピアノ:守谷としえ
曲目:「月の角笛」(木下牧子作曲)より
    月の角笛、ほんとにきれい、ねこぜんまい、うぐいす他
   「サウンド・オブ・ミュージック」(R.ロジャース作曲)より
    ハレルヤ、エーデルワイス、すべての山に登れ
   「二度とない人生だから」(鈴木憲夫作曲)より
    二度とない人生だから、つゆのごとくに、念ずれば花ひらく他
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桜、桜、桜・・・

2010-04-04 22:22:22 | 自然
稲荷山公園ではこの週末『桜まつり』と題して公園内にステージが作られ、出店も並んで大賑わい。桜もまるでそれに合わせたかのように土曜日から日曜日にかけてほぼ満開となりました。
日曜日は肌寒いくらいの曇天だったのですが、とにかく園内いたるところ桜を楽しむ人の輪ができていました。(画像は土曜日のもの)
  
そういえば、ジェット機の音が聞こえたので空を見上げたらそこには『ブルー・インパルス』が!!う~ん、お花見??
稲荷山公園の桜はどれも年月を経て、堂々とした大きな木です。そんな木たちが毎年、忘れずにこうして一斉に咲いていることが改めて奇跡のように思えたこの春です。

公園を囲む斜面にも桜は咲いて、薄桃色の長いヴェールをその緑の絨毯の上に広げるのです。

灯台の様に見えるのは中央児童館の天体観測ドーム、そして児童館です。
以前はこの桜の木と木の間にブランコがあったのですが、もう撤去されて何年になりましょう。ブランコを揺するきいきい言う音、それに乗って歓声を上げる子どもの声を聞くことはもうないのだと思うと、一抹の寂しさを覚えます。
            
展望台のある稲荷山公園から丘を見下ろしてみました。ああ、空は青くて、遠いです。
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狭山の春は・・・

2010-04-03 00:08:37 | 自然
寒かったり、かと思うと汗ばむような陽気になったりと、目まぐるしいこの春。
窓から淡い桃色の幟が見えるので近寄ってみましたら「かたくり」と白抜きされてます。
気付かぬうちに、でも確実に春は訪れひっそりと花開き春を告げていたんですね。
      
天気がよかったので、花弁が一斉に空に向かってくるりんとカールしてます。蟻が種を運んで少しずつ増えるというカタクリの花。手厚い保護に守られてその区域が年毎に広がっているようです。
一輪を撮ってみました。よく見るとカールした花弁の内側にもう一つ濃い桃紫色に縁取られたものがあるのですね。
             
カタクリの群落とはまた別に、やさしいスミレもそっと咲いてます。
                 
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春~!!

2010-04-01 00:07:09 | 旅:バルセロナ・グラナダ紀行
グラナダから旅の出発地バルセロナに戻ってきましたら、そこまで春がやってきてました!!
           
図書館を通り抜け、メルカードの中を突っ切って出たところはランブラス通り。
ぱあっと目に飛び込んでくる花・花・花!!

ずらっと続く花屋の屋台、そこに並ぶ花の色の豊かなこと、その鮮やかなこと!!

こちらの店先にはミモザがいっぱい~!!
春~!春だ~!!春~!!!

春の思いを胸一杯に抱いて、思い出深いバルセロナの地を後にしました。
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