Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ちひさきものは

2016-10-31 21:42:18 | 展覧会・建築・器
なにもなにも ちひさきものはみなうつくし。枕草子

バス通りにある骨董というか古物の店「ラッキーマーケット」、ちょっと前まで不思議なでも少し怖いような顔をした招き猫が大きなショウウインドウから道行く人々を眺めていたのだが、今はその猫に代わりコントラバスがその場所に居座っている。
時折、ひょいと入ってみるのだが、種々雑多で和洋入り混じった商品が所狭しと並んでいて、それを眺めるのは愉快だ。
そんな中、まるで唐突に、ぽんぽんとパリのホテルの名が入った灰皿が幾枚かありその隣にぽつんと置かれた小さな、一本の煙草を束の間のせる皿、といった風情の一枚が興味を引いた。
直径約4.5cmほどの陶器の多分転写の灰皿。なんと¥100!!

手元にある名古屋陶磁器会館で以前求めた時を旅する四角の灰皿(約8cm×10cm)たちと並べてみた。
ちひさきものはみなうつくし・・・だなぁ~。
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女声コーラスふじみ@富士見集会所(追記あり)

2016-10-30 21:42:02 | 音楽会
めっきり秋が深まった感のある今日この頃、狭山市内の各公民館、集会所では狭山市民文化祭が開かれています。
『女声コーラスふじみ』が活動の場としている富士見集会所でもこの週末は音楽会を中心にいろいろな催しが目白押しです。

毎年、秋のこの文化祭で『女声コーラスふじみ』は30分ほどのミニ・コンサートを開催しており、今年も富士見集会所の2階ホールで13:30より行いました。
お忙しい中、会場にお出かけ下さいましたお客様、本当にありがとうございました。

今年のプログラムは・・・
1.365日の紙飛行機 作詞:秋元康/作曲:角野寿和・青葉紘季
2.広い河の岸辺 スコットランド民謡 訳詞:八木倫名/編曲:吉田桂子
3.糸 作詞・作曲:中島みゆき/編曲:山室紘一
♪~みなさん、ご一緒に歌いましょう~♪
見上げてごらん夜の星を 作詞:永六輔/作曲:いずみたく
4.あなたとわたしと花たちと 詞:峯 陽/作曲:小林秀雄
5.竹とんぼに 詩:岸田衿子/作曲:木下牧子
6.鶴 作詞:R.ガムザトフ/作曲Ya.フレンケリ/編曲:I.リツヴェンコ/訳詞:坂山やす子

また来年の秋、お会いいたしましょう~♪

追記:来る11月20日(日)に狭山市市民会館において狭山市合唱祭が開催され、「女声コーラスふじみ」も参加致します。
お時間ございましたら、どうぞお出かけ下さいませ。
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何者

2016-10-27 22:01:31 | 映画 な行
           
2016年/日本/97分
監督:三浦大輔
原作:朝井リョウ
脚本:三浦大輔(
出演:佐藤健(拓人)、有村架純(瑞月)、二階堂ふみ(理香)、菅田将暉(光太郎)、岡田将生(隆良)、山田孝之(サワ先輩)
ストーリー:就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。自分が何者かを模索する彼らはそれぞれの思いや悩みをSNSで発信するが、いつしか互いに嫌悪感や苛立ちを覚えるようになる。そしてついに内定を決めた人物が出てくると、抑えられていた嫉妬や本音が噴きだし……。~シネマトゥデイより

上映中続く緊張感と、舞台で演劇を見ているような臨場感とが混ざり合い、より緊張感を高められた気がする。
リクルートスーツに身を包んで就活に励む若者の姿を目にすることは多いが、その中身の厳しさ、過酷さの一面が画面から伝わってきた。
激しい競争の中で自分とは何者であるかを他者によって眼前にさらけ出されたり、また何者であるかを見失い改めて自分に問い掛けたり・・そして自分自身の心の闇をのぞき込み、それをまた暴かれる瞬間に立ち会わざるをえなかったり・・・。
しかし、自分についてどれほどのことを、この自分は知っているのだろうか、とふと立ち止まって考えさせられ、ぞくっとしたり・・・実に面白い作品だった!!
つい、帰路に本屋で新潮文庫の原作を購入してしまい、映画会社と出版社の目論見にまんまと乗せられてしまっていた私だった。
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太公望と考える人

2016-10-24 21:37:51 | 展覧会・建築・器
『驚きの明治工藝』展で「太公望:毛利教武/木」を見た時、
「ロダンの”考える人”と同じポーズだ」
と言いましたら、連れあいが
「全然違うよ、後で西洋美術館のところで見てみようか」
というではありませんか。

「太公望」は右肘を右膝に乗せて俯いてます。
      

そして西洋美術館の庭にある「考える人:オーギュスト・ロダン/ブロンズ」は・・・
  

あっ!!
ロダンの考える人は右肘を体の前で交差させて左膝の上に置いてます。

このポーズ、やってみましたが結構、大変~
見てるようで案外見てないことに気付かされた「太公望」と「考える人」でした。私だけか
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驚きの明治工藝@東京藝大美術館

2016-10-22 23:12:27 | 展覧会・建築・器
東京藝大美術館で開催中の『驚きの明治工藝』展に行ってきました。
会期:2016/9/7(水)~10/30(日)
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、10月11日(火)
開館時間:午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
会場:東京藝術大学大学美術館

会期が迫ってきて焦って行ったのですが、この充実した展覧会を鑑賞できて満足しました。
この展覧会は台湾の「宋培安コレクション」から100件以上もの名品を日本で初めてまとめて紹介するということで、なかなか見られない名品に出会えるチャンスなのです!!
美術学部に大きな看板が~。

この展覧会、会場内でカメラでの撮影が許可されているので(フラッシュは禁止です)特に順路の最初に展示されている自在置物の前ではカメラを構える見学者の姿が多く見られました。
でも、こうして撮影が許可されているというのは、とてもいいことだと思います。
自在龍:宗儀/鉄
 
展覧会のHPに『コマ撮り動画「じざいヘビ、にょろニョロ」』という動画が見られるのですが、これがまた楽しい!!
こんな風に自在置物は動くのか!!と驚くのは無論のこと、それを動かす技術の細かさ、確かさに驚嘆しました。 
自在蛇:明珍宗春/鉄、自在伊勢海老:明珍宗春/鉄
 
これはまたなんと美しい香炉でしょう!
その造形と意匠の美しさと、それを際立たせる技術の巧みさにしげしげと見入ってしまいます。
背負籠香炉:海野勝珉/金、銀、四分一、赤銅/
 
2014年に三井記念美術館での「超絶技巧!明治工芸の粋」で見た七宝作品のテクニックの凄さが忘れられないのだけれど、今回も七宝作品は七宝でこんなことまでできるのか、とまたまた驚かされました。
「無線七宝」という技法によって作られた作品は、まるで手で描いたようです。
秋草鶏図花瓶:涛川惣助/七宝

鶏図盆:川出柴太郎、月に梅図盆:涛川惣助/七宝
 
身近な生き物たちも工芸の世界の中で光を放って輝いていました。
使われている素材は様々だけれど、そのどれもがそこで光っている、と思えるのです。夜、誰もいなくなったらそこから飛び出して動いているかも…と思わせるほど。
コオロギ蒔絵仙媒:お茶の葉をはかって、急須に入れる道具:光邨/桐

留蝉蓮葉水盤:宮川香山/青磁

塩鮭:加納鉄哉/牛角、 蝉:竹江/牛角、木、銀
 
蒔絵螺鈿芝山硯屏:易信/象牙
 
素晴らしいコレクションの数々を堪能しました。
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教授のおかしな妄想殺人

2016-10-21 22:07:49 | 映画 か行
         
2015年/アメリカ/95分
原題:Irrational Man
監督:ウッディ・アレン
出演:ホアキン・フェニックス(エイブ)、エマ・ストーン(ジル)、パーカー・ポージー(リタ)、ジェイミー・ブラックリー(ロイ)、ベッツィ・アイデム
ストーリー:アメリカ東部の大学。孤独で気力のない哲学科の教授エイブ(ホアキン・フェニックス)は、ある日不快な判事についての話を聞く。自分がその判事を殺害するという完全犯罪を妄想した途端、よどんでいた彼の人生は鮮やかに色づき始める。一方、エイブのことが好きな教え子ジル(エマ・ストーン)は、教授が奇妙な殺人妄想に夢中になっているとは知らず、恋心を募らせていくが……。~シネマトゥデイより

川越スカラ座でウッディ・アレン監督の『教授のおかしな妄想殺人』を鑑賞。
哲学科の教授エイブの屈折した様子をはじめとして、登場人物がどれもこれも大なり小なり癖があり、その人間模様が軽快な音楽と中に挟まれるバッハの音楽の上でくるくると目まぐるしく変化していく。
これで、この先というか、どう着地するのだろう、と思わせて、あれっ?そ、そうなの?と肩透かしを食わせるラストに、最初から最後まで見事にウッディ・アレンだったなあ、となんだかやられました、という気持ちでとぼとぼ帰路についたのだった。
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山に朝霧

2016-10-18 21:14:32 | 自然
朝、向こうの山に沿って濃い白色の霧が流れていた。

山から見たら、雲海!?・・・なんちゃって

「朝霧」は秋の季語だそうで、季節の歩みを感じた朝。
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初秋の風景

2016-10-15 22:36:43 | 自然
歩いていたら、きれいな声が空から降ってきました。
見上げると、そこに美しい羽の色をした小鳥が高い木の枝に止まって囀っていました。
枝に隠れて顔が見えないのが残念だけれど、羽の色はわかりましょう?
これは、ヤマガラのようです。

またとことこ歩いていたら、秋だというのに、日のある時間だというのに、
夏の夜に咲く花、烏瓜に出会いました。

そんな、秋の日でした。
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色付き始めたサネカズラ

2016-10-12 22:45:41 | 自然
1か月ほど前に花が咲き、緑の実がついているのに遭遇したサネカズラが、今や赤く色付き始めていた。⇒1か月前の「サネカズラ

秋の光を久しぶりに浴びて輝く。
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夜の成田空港にて。

2016-10-10 22:41:08 | 旅気分
夜の成田空港はがら~んとした感じ。
空港が「もう寝ますよ」「おやすみなさい」、と言っているような。
空港内の店舗の閉店時間の早いこと、早いこと!

搭乗を待つターキッシュエアラインズのボーイング777。
あれ!?垂直尾翼の下の部分が黒いのは何故?
と、調べてみましたら・・・

わかりました
これは「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のラッピングを施した特別仕様のボーイング777だったんですね!!
へ~
特別仕様だからといって特別速い?ってことは、ないよなあ
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cut-vertex~ギヨーム・ド・マショーの作品:14世紀の多声音楽~@紀尾井町サロンホール

2016-10-08 23:52:19 | 音楽
昨夜10月7日(金)、紀尾井町サロンホールにて開催されました「cut-vertex~ギヨーム・ド・マショーの作品:14世紀の多声音楽~」、満席のお客様にご来場いただき、好評のうちに終了いたしました。ありがとうございました。
また次回の演奏会をどうぞお楽しみに~♪

今回の会場である「紀尾井町サロンホール」入り口風景。

玄関ドアを一枚入ったところ。
    
会場を外から眺めた。

リハーサル風景。
こちらはゴシックハープとリコーダーの合わせ。

公演で使用されたヴィエル。

そして、リコーダー。
  
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♪コンサートのお知らせ:cut-vertex~ギヨーム・ド・マショーの作品:14世紀の多声音楽~

2016-10-03 22:27:23 | 音楽
~10月7日演奏会まではこの記事がトップにきます。新着記事はこの記事の一つ下となります。~

皆さま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
来たる2016年10月7日(金)、紀尾井町サロンホールで開催されます演奏会についてご案内申し上げます。

リコーダー奏者の守谷敦が音楽監督を務めます中世音楽のシリーズ、
今回は紀尾井町サロンホールにて
『cut-vertex~ギヨーム・ド・マショーの作品:14世紀の多声音楽~』
と題し、フランスの作曲家ギヨーム・ド・マショーの作品をお送りいたします。

一夜、中世末期に花開いたフランス音楽に浸りにいらっしゃいませんか。
ご興味、お時間ございましたら是非是非、お出かけ下さいませ。
皆様のご予約、お越しを心よりお待ちいたしております。
    

コンサート:cut-vertex~ギヨーム・ド・マショーの作品:14世紀の多声音楽~
♪日時: 2016年10月7日(金) 19:00開演(18:30開場)
♪会場: 紀尾井町サロンホール
♪出演:歌:上杉清仁、ヴィエル: 須賀麻里江、ゴシックハープ: 矢野薫、リコーダー・音楽監督: 守谷敦 
♪プログラム:Une vipere en cuer/心に潜む蛇、
Ma fin est mon commencement/私の終わりは私の始まり、
Honte,paour,doubtance/羞恥・不安・疑念、他
♪チケット:全自由席 前売 3,500円 当日 4,000円

*チケット予約・取り扱いは下記の通りです。
AM音楽事務所: tel&fax. 04-2953-1459
東京古典楽器センター: tel. 03-3952-5515
e-mail:gandharva.am♪gmail.comまたは、t_bene♪ja2.so-net.ne.jp
((メールをご利用の方は、♪を@にしてご送信下さい。また件名に「10月7日コンサート」「ギヨーム・ド・マショー」などとご記入の上ご送信下さい。) 

チラシ表・裏(クリックで拡大します)
 
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うさきちびよりTシャツ

2016-10-03 22:23:33 | 日々の雑感・近況
週末、毎年恒例の音楽会『音楽の輪』を無事に終えて帰宅しましたら、HARAPEKO'S STOREに注文してあったTシャツが届いていました。
これは連れ合いの若い友人がキャラクターのデザインをしたTシャツで、HARAPEKO'S STOREで扱っている「うさきちくん」シリーズの中の「ぽけっとあるんだよ」です。
うさきちくんの可愛くて、それでいてどことなくすっとぼけたおっさん風が面白くて気に入っていたのです。
「HARAPEKO'S STORE」⇒こちら
早速、着てみました・・・どうです?

格好つけてみました
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