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2004年/フランス/105分
監督:トリスタン・オリエ、ジル・ルルーシュ
出演:ギョーム・カネ、ザブー・ブライトマン、ブノワ・ポールヴールド、ギョーム・ガリエンヌ
ナルコレプシーという病気により、どこでも眠ってしまう男ギュスが「夢から目覚める」までを描いたこの作品。
予告編でも、チラシに書かれていた「奇想天外なハッピー・ムービー」の言葉にも楽しいコメディーを予感させて・・・朗らかに笑うつもりで出かけたんです~。
ところが・・・全編ブラックが効いていて、ひりひりする。笑っちゃえるであろう場面も確かにあったけれど、でもそこに潜む苦さを同時に感じて、笑えない。切なさとほろ苦さを噛みしめながら、ギュスの目覚めを見守ることになる。ラスト・シーンのギュスの表情にも人生の皮肉を感じて、切なくなる。充分過ぎるほどドタバタなんだけれど、それをこんなに切なく見せるなんて・・・
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しかし、50席の劇場の観客は2人!ちょっと淋しい~。