Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

創造と神秘のサグラダ・ファミリア

2016-03-28 22:15:11 | 映画 さ行
          
2012年/スイス/94分
原題:Sagrada: El misteri de la creacio
監督:ステファン・ハウプト
出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ他
ストーリー:スペイン・カタルーニャ地方出身の建築家アントニ・ガウディが設計し、1882年に着工していまだ完成していないバルセロナの教会建築物サグラダ・ファミリア。300年かかるといわれたサグラダ・ファミリアの完成予定が、ガウディ没後100年にあたる2026年にまで早まったという。スタッフしか入ることを許されていない内部の映像や、建築関係者へのインタビューによって、その理由を解き明かす。~シネマトゥデイより

なかなか聞けない話、表からは見えない作業の現場が映し出された貴重なドキュメンタリだった。
永遠に作り続けるのでは、と思ってしまうほどのサグラダ・ファミリアが、あと11年で完成するという。日々作業・建設の連続、片方では旅行者の大行列、そして教会としての役目も果たしつつ・・・という現在進行形の大聖堂。
映画の中で聞かれる言葉もカタルーニャ語、スペイン語、フランス語、英語、そしてドイツ語。そして流れていた音楽はJ.サバール指揮によるJ.S.バッハのロ短調ミサ・・・う~む・・・多文化が交錯し、そうすることで深まり作られて行くのがこのサグラダ・ファミリアなのだろうか、と思いつつ画面を眺めていた。
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花便り

2016-03-20 17:44:56 | 自然
ここのところの暖かさで様々な春の花が咲き始めた。
辛夷の花は満開!!
         
そして、カタクリの花がおずおずと花を開く。
 
一輪二輪とほころび始めた桜の花にも出会う春の日。
    
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ミモザのある風景

2016-03-17 23:06:09 | 自然
外を歩いていましたら、満開のミモザに出会いました。
真っ青な空を背景に、弾ける黄色の花が輝いています。

見上げると、ミモザの花一つ一つから美しい音が降ってくるような・・・。

今日、かっぱ堂は営業中。
出窓の向こうのお店の中には外の世界とは違う時間が流れているような、そんな気がする午後でした。
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ガールズバンド@スイングホール

2016-03-07 23:04:19 | 音楽
   
    (画像は武蔵野文化事業団のHPからお借りしています)
友人と土曜日の午後、フィンランドの民族楽器「カンテレ」が聴けると言うので、武蔵境のスイング・ホールに『カルデミンミット ~フィンランド伝統音楽の午後~』を聴きにいった。
カルデミンミットはフィンランドから来日したフォーク・ミュージック・グループで、メンバーはアンナ・ヴェゲリウス、ユッタ・ラーメル、レーニ・ヴェゲリウス、マイヤ・ポケラの4人、メンバー全員がカンテレ奏者であり歌手である。
画像の中で2人のメンバーが抱えているのがカンテレで、Wikiによれば
「カンテレ (kantele) はフィンランドの民族楽器の一つで、ツィター属に属する撥弦楽器の一種である。フィンランドの国民的叙事詩であるカレワラの中で、老賢者ワイナミョイネンがカンテレを開発したことになっているため、フィンランドでは民族意識の象徴として扱われることも多い。5弦から40弦まで、用途に応じ、異なる数の弦が張られた楽器を使い分ける。なお、カンテレの外見は様々であるが、一部範疇の弦数の場合の形状は他の諸外国の楽器に近似する場合(持ち運び出来る大きさで弦数の多い物は例えば日本の琴に似る場合がある等)がある。」とある。

このカンテレ、本来の音はかなり小さく、そして繊細な響きがする魅力的な楽器なのだろうと思う。(実際、本来の響きが少しだけ聴けた瞬間もあったのだから)
「フィンランド伝統音楽」というより、ポップスを聴いている感じ。PAを使用しての演奏なのだが、その音色はまるでエレキギター、ビッグ・カンテレは、ずんずんと低音が響いてこれまたベース・ギターのよう。奏法も時にコードを演奏するサイド・ギター。
歌われる言語の語感と4人の声の重なり方は面白いと思ったが、私は公演全体を通して想像していた音楽とのギャップを埋められず、欲求不満と消化不良感が残った。
今日はフィンランドのガールズバンド聴いちゃったね~、と友人と語り合いながら会場を後にした。
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彫刻園@井の頭自然文化園

2016-03-03 00:03:17 | 旅気分
この井の頭自然文化園の奥に長崎の「平和祈念像」の制作者として有名な彫刻家北村西望の作品を集めた『彫刻園』があることを知って寄ってみた。ここは彫刻館A館、彫刻館B館そしてアトリエ館の3館で構成され、数々の彫刻作品を見ることができるようになっている。
また園内にも多くの彼の野外彫刻が置かれて、武蔵野の自然の中に溶け込んでいる。しかし、とにかく彼の作品だけをこれだけ一挙に見ることができるところがこの井の頭公園の文化園にあったことに驚かされた。

彫刻館A館は平和祈念像を中心に戦後から102歳で没するまでの作品を展示している。
平和祈念像の大きさ、巨大さ、そしてまたその制作過程を垣間見ることで制作者の思いが伝わってくる気がする。
そして彫刻館B館は西望が彫刻家を目指した時から終戦の年までに制作した作品を見ることができ、彼の確かな技術もつぶさに見ることができる。

そしてアトリエ館。
彼のアトリエを移築したのかと思ったら、このアトリエは西望が長崎市の依頼を受けて「平和祈念像」を制作するにあたり、東京都の承諾を得てこの地にアトリエを建てたのだそうだ。彼はここで制作していたのだ!!
道具類、機械類、工具類、そしてアトリエ全体の作り、また壁の装飾など興味は尽きない。
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井の頭自然文化園点描:動物園

2016-03-01 23:30:15 | 旅気分
動物園の中を巡ってみました。
猿年ですし・・・アカゲザル
「科学に貢献するアカゲザル」と紹介文にはありました。
人の血液型のABO式の他にあるRh式血液型というのはこのアカゲザル:Rhesus Monkeyに由来し、この血液型はアカゲザルと同じ抗原を持つかどうかで判断するのだそうです。初めて宇宙に飛んだ脊椎動物はアカゲザルで、霊長類で初めてクローンが作られたのもアカゲザルだったと記されていました。

こちらは思わず笑っちゃう!!
「ヒト」の檻。
中の鏡に我が身を写して・・・

ぱっと見た時には一頭かと・・・

でも実は二頭が重なっていたニホンアナグマ。

くるんとまるまっているのが可愛かったフェネック。

面白い恰好で寝ていたのがマーラでした。

他にも色々な動物が見られる井の頭自然文化園でした。
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