Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

種は春を待ち・・

2008-02-28 00:22:48 | 自然
そして、春を夢みる・・
ほろほろと秋に地面にこぼれたどんぐりは・・・茶色の殻も帽子も脱いで芽吹いている。なんて、きれいで渋い紅色~
         
まさに、「造化の妙」・・この小さな草の実よ!近くに寄ってみると、黒々とした種がぎっしり詰まっている。
   
風に揺れるつる草の種、二種。
  
まるで、そう、花のよう・・・。
 
スズカケの丸い実が鈴なりになっている。
          
この実はやがて地面に落ち、実が割れると中にはふわふわの綿毛にくるまれた種が入っている。たんぽぽの綿毛をもっと密にしたような綿毛が全て旅に出た後に残ったスズカケの実の「核」↓
              
そしてバラの花のようなヒマラヤスギのまつぼっくりと、右は毛虫、ではなくて何の実だろう?
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

潜水服は蝶の夢を見る

2008-02-25 23:40:53 | 映画 さ行
              *公式サイト
2007年/フランス/112分
原題:LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON
監督:ジュリアン・シュナーベル
原作:ジャン=ドミニク・ボビー
出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリー=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニー、マックス・フォン・シド

ジャン=ドミニク・ボビーはELLE誌の名編集長、43歳、子ども3人の父親。ある日突然、脳梗塞で倒れ意識は元のままなのに、身体的自由を全て奪われた状態、ロックト・インシンドローム(閉じ込め症候群)となる。唯一、動くのは左目だけ。彼は瞬きでコミュニケーションを取ることを教えられ、そして20万回の瞬きで自伝を綴った。

「身体は潜水服を着たように重くても、ぼくの想像力と記憶は蝶のように自由に羽ばたく・・・」(チラシより)

観終わって、静かに明るい気持ちに満たされる、生への積極的な気持ちと生かされていることへの感謝とともに。
悲劇的、極限状況に置かれながら、ある時から「もう僕は自分を憐れむのはやめた」と言うジャン=ドー。その言葉通り彼は記憶と想像力の翼を広げて自由自在に彼の世界を飛び回る。そして強さとユーモアを併せ持つジャン=ドーの目線から語られる物語に何度笑ったことだろう。
とにかく彼の左目と同じ目線の映像が印象的で美しい。つい、あっ、その場所ではなくもうちょっと右、目の真ん中に顔が来るように立ってしゃべって・・・なんてすっかり彼の気持ちになって見てしまっているのだ。彼が涙を流す時、その映像は滲んで、カメラが全く彼の目に同化している。彼の想像力が解き放たれた時の、映像・・・ニジンスキーが現れて踊る場面など~!そんな中に時折挿入される重い潜水服を着せられて水中に沈められている薄い青い映像。
現実の世界での彼の記憶と現在の映像もまた素晴らしい。海の見えるテラス、海辺の白い砂浜で風に舞う髪・・・。コミュニケーションをとるためのアルファベットの読み上げが、彼の元を訪れる人々が慣れるにつれ流暢になって行き、そのフランス語の語感が美しく響く。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲荷山公園界隈

2008-02-23 23:17:36 | 自然
あっという間に、空全体が灰色になったかと思うと、恐ろしい強風が吹き荒れ、途中で雨まで混じって吹き付けてきた激しい午後。それまではあんなに穏やかだったのが信じられない天候の激変。午後は歩く時間がないので、午前中に少しだけだったけれど歩いておいて、ほんとよかった!

中央児童館の裏側、左はプラネタリウム、この部分は夜に入ると灯りが点けられ、それが遠くから見るとここだけが山の中ほどにふわっと浮いて見えるのだ。そして右は天体観望室、天体観測のある日だけは灯台に灯りがともるように小さい黄色の灯りが螺旋階段に沿って点々と灯される。
   
公園内にあるこの看板(↓)、最初にこれが出現した時には正直、びびった。その形もだけれど、何といっても顔が、目がこわいよう~「注意」と言われても、会っちゃったら・・・どうするのさっ?そこが知りたいよっ!!でも、会ったことないもんね~、とたかをくくっていたら、児童館の前の道でぺちゃんこになった蛇に先日遭遇・・・。やっぱ、生息してるんだ~気を付けましょうねぇ!
           
公園内の片隅にひっそりあるこれは・・・米軍ハウスの名残の暖炉か、はたまた焼却炉か。レンガの表情も、またぐるりと塗られたセメントに浮かぶ様々な石の風情も面白い。公園の木々をひたすら眺めるその後姿にうっすら哀感を滲ませているよう。

そして、公園を出て山の道を歩くと今年も出会えた福寿草の一群れ。あるお宅の道沿いの庭に毎年欠かさず顔を出し、その温かなお日さまのような黄色の花を咲かせている。一週間前には未だ蕾が固かったのだけれど、ここ2,3日の温かさで花を開いてくれたのだ。

このお宅にお住まいの方がたまたま出てらしたので、写真を撮らせて下さいとお願いし、それをきっかけにしばしお話を楽しむ。日が翳ると花を閉じ、日が当たるとまた花開き何日も楽しませてくれるんですよ、ということから、なかなか思うように手入れができないのだけれど、こうして今年も春に先駆けて咲いてくれて嬉しい、というようなお話まで色々と。希望を抱かせてくれる温かな黄色だと、胸の中をほっこりさせていた。
     
花言葉は「永久の幸福、思い出、幸福を招く、祝福」
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これが・・・(山、黒々と:パート2)

2008-02-21 21:00:27 | 自然
この下の画像の真ん中辺り、ふたこぶ駱駝のような特徴のある形の山が『大岳山』だったんですね~!!
Shin様・・・教えてくださり、ありがとうございまするるるるる・・
(今まで、勝手な名前付けて呼んでました。あ~、誰にも言わなくてよかったな~!)

今朝は真っ白な富士山も青空を背景にくっきり聳え立ってました
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山、黒々と

2008-02-20 00:27:15 | 自然
奥へ奥へと何重かに山が連なっているのがわかる風のある冬の日。四重かな?五重かな?

展望台に立ってぐるっと山々を見回してみる。ちっとも名前を覚えないが、ああ、いつも見慣れた山が黒々とそこにある。

振り向いた先に伏目がちに八重の山茶花が咲く。
            
そしてこちらでは、元気に顔を上げて華やかに咲く。
              
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーパー・フラメンコ≪トマティート&ドランテ≫

2008-02-18 23:51:25 | 音楽
スーパー・フラメンコ≪トマティート&ドランテ≫@すみだトリフォニーホール
          第1夜:フラメンコ・スペシャル・ライブ
          
出演:♪~トマティート・グループ:Tomatito Group~♪
    トマティート[ギター]
    エル・クリスティ[第2ギター]
    ルキ・ロサダ[パーカッション]
    ラ・タナ[歌]
    ホセ・マジャ[舞踊]
   ♪~ドランテ・グループ:Dorantes Group~♪
    ダビ・ペーニャ・ドランテ[ピアノ]
    ビセンテ・ペーニャ・フェルナンデス[パーカッション]
    マヌエル・ニエト・ロドリゲス[ベース]
    ラファエル・ウセロ・ビルチェス[歌]
曲目:トマティート・グループ
     ≪アグアドゥルセ≫:AGUADULCE
   ドランテ・グループ
     ≪ピアノ・フラメンコ≫:PIANO FLAMENCO

ライヴでトマティートが聴ける~という絶好の機会を得て勇躍、すみだトリフォニーに出かけた。
題して『スーパー・フラメンコ≪トマティート&ドランテ≫』その第1夜である。(第二夜は19日、『トマティート&ドランテ meets 新日本フィル』)この間、映画「ジプシー・キャラバン」観たばかりというまるで出来過ぎた偶然に内心驚きつつ、やはり、どこかで呼んでるのかなぁ~、なんてね
しかし、このコンサート「第1夜」とは言い条、実は3:00開演のマチネだったのだけれど、音楽会がはねたのはなんと6:20!!まるまる、2つの音楽会を場所を移動せずに「はしご」したような、豪勢な構成だった。

1部はドランテ・グループによるピアノ・フラメンコ。ギターによるフラメンコでなくピアノによるフラメンコ、そのピアノの音だけ聴いているとジャズの様でもあり、しかしカンテが入ってくるとああ、やっぱり確かにフラメンコだと強く意識させられる。その底流に途切れることなく響くリズムは紛れもなくフラメンコなのだけれど、洗練されたというか、心の中でflamenco modernoとでも言うのかなぁ、など思ったりしていた。

そして2部はトマティート・グループによるアグアドゥルセ。ギターって、胴を叩くのではなくて弦を打ち鳴らすことでも打楽器になるのか!という荒々しい表情から、繊細な表情までその楽器の持つ表現の幅広さを目の当たりにして感激する。そこに絡むカンテ、パルマ、そしてホセ・マジャのバイレ、・・・圧倒される。こういうのが、かっこいい~!っていうんだよなぁ~!その音楽に潜む魔力、魅力をなんと言ったらよいのだろう。力強く揺るぎなく、同時に心の襞に寄り添うように繊細、それでいて妖しい魅力を湛えて・・。揺るぎなく刻まれるフラメンコの様々なリズム、その上を自在に行き来する音楽。いい音楽に浸る至福の時を満喫する。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

返ってきた荷物の巻

2008-02-16 23:43:08 | 海外に荷物を送る&受け取る@郵便局
久々の「海外に荷物を送る&受け取る@郵便局」シリーズ(!?)
今回は・・・なんとっ!『返ってきた荷物』の巻

見覚えある小包が付箋をくっつけてやってきた~、もとい!返ってきた~!!
          
宛先のイタリアへ送ったのは12月中旬、2個。 
          
ところが相手が不在であったために荷物が受け取れず、結果返送されることになったのだ。しかし、なかなか返ってこない。
EMSは荷物の追跡ができるので、調べてみると2個ともイタリア国内でのたのたしていることが判明。
1月下旬に郵便局に尋ねてみたら、返送される時にはその返送料がかかるだろうということで、それは荷物が届けられた時に請求されるか、又は送料の知らせがくるかどちらかだろうとの話だった。ひょえ~二重にショックだぜっ!!
いつ返ってくるのかなぁ、とやきもきしながら待っていたのだけれど・・・
ようやく返ってきました!2日に分けて2個とも戻ってきた~!!
注目の返送料は・・・「¥0
あ~、どきどきしたけれど、とにかく戻ってきてよかった!でも、確かに住所が『不完全』だったことも判明・・・はああ

で、早速2個を1個にパッキングしなおして今回は一番送料の安い「小型包装物SAL便」で送り出した。しかし、荷物を出すと、届いたことを確認するまでは、いつもの事ながらやはり心配。友人の一人にこの「小型包装物SAL便」でパリに荷物を送ったんだけれど、結局届かなかったなんて聞くと、尚更ねぇ~。でも、以前スペインに送った時はOKだったんだから、今度もきっと大丈夫、と全く根拠のない気休めを自分に言ってみる。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霜柱~ニョッキニョキ

2008-02-14 00:03:10 | 自然
夕方、公園を歩いていたら、足元がさくさく崩れざくざく音がする。
おやぁ・・これは霜柱

地面が一様に盛り上がって・・・なんて立派な氷の柱!!
そっと触ると、細い針が寄り集まっているようでもあり、てぐすを束ねたようでもあり、

手に取るとほろほろっ、と冷たく崩れる。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び 

2008-02-13 00:05:35 | 映画 は行
                *公式サイト
2005年/アメリカ/118分
原題:BALLETS RUSSES
製作+監督+編集+脚本:ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン
出演:アリシア・マルコワ、イリナ・バロノワ、ナタリー・クラフスカ、フレデリック・フランクリン、ジョージ・ゾリッチ他、バレエ・リュスの歴史を飾る伝説的なダンサーたち
ナレーター:マリアン・セルデス

1909年に旗揚げされた伝説のバレエ団「バレエ・リュス」。ディアギレフの死により解散したが、その後1931年に再出発し1962年にその歴史を閉じるままでの半世紀を貴重な記録映像と、40年ぶりに2000年に同窓会に集まった元団員たちの証言・回想で構成されたドキュメンタリー。

その美しさ、老いてなお輝く美しさ。インタビューに答える元団員たちの年齢は80歳、90歳・・・刻まれた皺の一本一本まで美しい。

インタビューに答える団員の言葉と姿に、その当時の映像を重ねていくというシンプルな構成で作り上げられたこの作品。バレエ・リュスという名前くらいしか知らないという私でも思わず身を乗り出して夢中で見入ってしまう。バレエ・リュスに関わり「活躍し、協力した芸術家たち」(そこに出てくる名前の豪華絢爛なこと!)がバレエ団の歴史の中で踊り、話し、また舞台装置が目の前に現れるのだから、これは夢中にならずにはいられないではないか。(ダリの製作した舞台装置の白鳥はそのエピソードとともに面白かったなあ~)
その後、分裂したバレエ団はそれぞれの演目を持ってヨーロッパ以外の新大陸の国々へと旅をし、それぞれの国々でバレエの礎を築いていく。ハリウッド映画に出演しているフィルムも紹介され興味深い。

しかし、画面に登場する彼らの美しさ・・それは表情であり、仕草、言葉であり、全てである。同時に全身全霊をかけてバレエを愛し、踊り続け、生きてきたというプライド。ほれぼれとその美しさに見惚れ、顔は自分で造っていくものなのだとつくづく思った。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ開設3周年~♪

2008-02-08 23:50:37 | 日々の雑感・近況
             
ブログ開設してふと気付けば3年たちました~♪

なんだかんだと続けられてこられたのも、遊びに来てくださる皆さまのお陰といつも感謝しております。ありがとうございます!!
これからも今まで通りゆるゆる、のたのた、力まずに歩んでいこうと思ってます。
皆さま、今後もどうぞよろしくお願いします!             
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花火のような・・@続・智光山公園

2008-02-07 23:20:33 | 自然
金花茶に会った帰り道で「おっ、花火?」と目の隅に飛び込んできた一本の樹に咲く花。
 
根元の名札でその名を「シナマンサク」と知る。
          
近寄ってみる。枯葉を花の付け根にくっつけて咲いているものもあり・・・。
 
色の乏しい景色の中で火花を散らしているように咲くその姿は、いかにも健気。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金色の椿@智光山公園

2008-02-06 20:58:45 | 自然
華待月」のなおこんさんから教えていただいた金色の椿「金花茶」に会いに智光山公園内の都市緑化植物園に出かけました。(午前中にぱぱっと出たので雪に会わずにすみました!)

『金花茶(きんかちゃ)は、ツバキ科ツバキ属の植物で、黄花のものを指す総称。原種は中国広西壮族自治区からベトナムにかけて分布し、キンカチャ節(sect. Chrysantha)に分類する。約50種が報告され、15種以上が日本へ導入されている。』~Wikipediaより

事務所の入口に1本、その向かい側にもう1本。どちらも植木鉢に植えられていて、入口側の木は満開状態でした。蕾はまぁるい風船のようです。
       
金色の椿、なんだかとっても縁起がいい感じ・・・
実際「金沢箔菓子:金花茶あめ」にはこの木について、<幻の金色の椿『金花茶』は『長寿と財をもたらす幸福の花木』と伝承されています。その黄色は最高に高貴な色とされ、強運を呼び幸せをもたらす不思議な力があると記されています。>と書かれていました。   
      
花は小ぶりですが、初めて見たこの色がなんとも華やかで、そのくせ上品、思わず見入ってしまいました。

香りは決して強くありません。誰もいないのをいいことに、鼻を花に近づけてみてようやく気付くくらいです。でも、爽やかでふっと甘さも混じるいい香りでした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツララとミモザと・・

2008-02-04 21:04:47 | 自然
雪の翌日、今日は立春~・・・

見上げればまばゆい青空。
物干し竿にぶら下がったツララが空を溶かして青くきらめく。
     
春の最初に咲きだす花、ミモザ。

春を予感させるその樹にびっしり黄色の蕾がついているのに出会う。

冬と春が同居する不思議な季節が始まったのだ!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

節分に雪景色

2008-02-03 20:30:36 | 自然
冬から春へと季節が移り行く、今日は節分。
積もった雪に音が吸い込まれて外はシーンと静まり返っている。
動くものが何にも見えない入間川の岸辺と・・

稲荷山公園の展望台。
            
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジプシー・キャラバン

2008-02-03 00:02:32 | 映画 さ行
             *公式サイト
2006年/アメリカ/115分
原題:WHEN THE ROAD BENDS:TALES OF A GYPSY CARAVAN
監督:ジャスミン・デラル
出演: タラフ・ドゥ・ハイドゥ-クス(ルーマニア)、エスマ(マケドニア)、アントニオ・エル・ピパ・フラメンコ・アンサンブル(スペイン)、ファンファーラ・チョクルリ-ア(ルーマニア)、マハラジャ(インド)

「それぞれの音楽のルーツにジプシー音楽を持つ、4つの国の5つのバンドが、6週間を掛けて北米の諸都市を廻る“ ジプシー・キャラバン ”が催された。このツアーの全貌をカメラが追い掛け、それぞれの音楽が生まれた土地を訪れたドキュメントからなる極上の音楽映画が誕生!」~チラシより

期待して出かけ、その期待は裏切られることなく・・・
そこにあるのは、ただただ素晴らしい音楽~♪その声、その音を耳にする喜びにとめどなく涙が溢れる。
5つのバンドは初めはまるで違うようだったのが、演奏旅行の中でそれぞれが底流に共通して持っている音楽を見出していったのは興味深い。最後のそれぞれのバンドが組んでの共演は圧巻~。また、映画の中ではルーマニア語、ロマ語、スペイン語、そして英語が飛び交っていたが、ルーマニア語とロマ語の語感がどこか似て聞こえるのは気のせいだろうか。
音楽は神からの贈りものだという言葉がさらりと語られる。彼らの全身全霊かけて音楽する姿その演奏、そして彼らの音楽が生まれた土地とをカメラは映し出す。音楽に徹底的に謙虚な姿に打たれ、そういう彼らがそれぞれ口にする家族を思う温かい思いが強く印象に残る。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする