la Casa del Lapiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

小さい秋

2018-09-22 22:50:43 | 自然
ひんやりして秋の気配が色濃くなった日、大気の中にどこからともなく香る木犀。
見上げた先にあったのは銀木犀の大きな木。
いい香り~!としばらく眺めていたら、その家の方から
「銀木犀なんですよ、ちょっと珍しいでしょ」
と声をかけられました。
木犀というとオレンジ色の花の咲く金木犀を見かけることが多いですが、銀木犀は白に近いクリーム色。
でも、香りは同じ。(いや、金木犀より少し薄いような・・・)
 
こちらは、なんという樹木でしょう、きれいな赤い実がぎっしりついています。
そして、柘榴も重そうに実をつけて、それが風にふわりふわりと揺らされています。
 
秋は確実にやって来ているのですね。
コメント

コードオルガンとか、オルガンとか。

2018-09-18 22:25:41 | 音楽
JR浜松駅の東海道新幹線改札内企業展示ブースのヤマハの展示ブース、先回は『PIANETTE/ピアネッテ』に気を取られてしまって他の展示物を見る余裕がなかったのですが、今回は他の楽器も見ることができました。
これは鍵盤楽器ではあるけれど、なんだろう?なんという楽器だろう?
と首を傾げて考えさせられたのが、こちら↓

説明によるとこれは『コードオルガン:1960年代』とのこと。
これだけ見てもわからなかったのですが、調べてみると電源を入れ、右手で旋律を弾き、左手で鍵盤の横にあるコードのボタンを押して演奏するようになっているようです。
こういう楽器も作っていたのですね。

そして、もう一台、目に留まったのは足踏み式オルガン。
こちらの楽器は蓋の裏、楽譜を置く側には線刻が施され、左右には燭台(多分)があるなど単に楽器としてだけではなく装飾的で美しいオルガンです。
装飾以外、楽器本体は懐かしいオルガン。
 
私が最初に触れた鍵盤楽器はこういう足踏み式のオルガンでした。膝で強弱をつける木のレバーがついていて楽譜に指示された強弱によって膝でぐいっとレバーを向こうへ押したり力を緩めて音を弱くしたりしたものです。また、音が大きくなると空気もたくさん使うので懸命にペダルをパタパタ踏み続けなければなりませんでした。
ああ、しかし懐かしい音でした。
家で使っていたのはもう少し黒っぽい色だったと記憶しています。また、これよりもっと大きかったような気もするのですが、それは私が幼かったから楽器が大きく思えたのだと今なら思えます。
ピアノを両親が買ってくれて家にやってくるまで足踏み式のオルガンにお世話になってました。
ぶーかぶーかという風な独特の音、懸命に足を伸ばしてペダルを踏みながら練習していた小さい私がオルガンの向こうに見える気がしました。
コメント

新百合ヶ丘にて

2018-09-10 23:19:48 | 音楽会
9月は昭和音楽大学附属音楽教室の新百合ヶ丘校で声楽を学ばれている方の伴奏で昭和音大にある「ユリホール」を訪れました。
日曜日の小田急線・新百合ヶ丘駅は結構な人出で大賑わい。
その雑踏を抜け、駅から大学までの道を歩いていくと、この日1部のプログラムに出演された方でしょうか、弦楽器や管楽器と思しきものを携えて駅に向かって歩いてくる人々とすれ違いました。
この日のプログラム構成は3部制で、第1部が10:30~、第2部が14:30~、そして第3部が18:00~となっていました。
前日の土曜日もやはり3部制でした。
多くの方々がこうして音楽をそれぞれに楽しまれているというのは素敵なことだなあ、とつくづく思います。

昭和音大を入ったところにある『テアトロ・ジーリオ・ショウワ』、ここではたくさんの音楽会が開催されていて、特にオペラの公演のポスターが目を引きました。
そのジーリオの下側の小路を行くとそこにあるおしゃれなリストランテ。この日は「本日貸切」の張り紙がありました。
       
その小路を道なりに行くとパッと開けた場所にある大学の建物。
その5階にあるのがこの日の演奏会場『ユリホール』、ステンドグラスから日が差し込みきれいです。
ここは359名を収容するシューボックス型ホールで、響きも美しくそれでいて響き過ぎずとてもいいホールだと思います。
この日のピアノはスタインウエイで弾きやすい楽器でした。

この会では本番前には出演者を指導して下さっている先生が声出しと歌う曲の最終チェックができるようにスケジュールが組まれていて、演奏者側に沿った細かな配慮がされていることに毎回感心させられています。
その時間によって演奏者は随分気持ちが落ち着き、また余裕が生まれる気がします。
いよいよ演奏が始まれば、タイム・スケジュールに従ってさくさく会は進行し、楽器の出し入れ、移動も実にスムーズ。多くのスタッフの方々が会を支えて下さっているのだということを感謝とともに改めて感じました。

色々な方がそれぞれ楽器、声、作曲を楽しみ、いいホールでそれをのびのび表現されていることに、音楽っていいなあ、と改めて思います。
 
コメント

PCの引っ越し

2018-08-24 20:06:05 | 日々の雑感・近況
今まで何の不具合も故障もなく10年近く使ってきたPCが、ある時から急に不調に陥った。
先ず、カーソルがピクリとも動かなくなった。え~
しばらく立ち直ったかにみえたPCがある時、突然画面が真っ暗になる。が~ん
起きているのに、本体はなにやら懸命に仕事しているようなのに・・・でも電源切れないから、その度強制終了を繰り返す。
Skypeを使うつもりで起こしていて、さあ、これから、と画面を見ると・・・
真っ暗じゃ、あーりませんか(古っ

結局、新しくしなければとPCを探し、また急いでバックアップを取り、来るべき引っ越しに備えた。
今まではDellコンピュータを使っていたのだが、それ以外のものはどうかと比較した結果・・・やはりDellを選択するということになった。
ノートという選択肢もあったが、今まで通りデスクトップをチョイスし到着を待つことしばし。
モニターの隣りにあるのが今までのPC、下のスキャナーの隣りにあるのが新しいPC、随分とスマートな感じ。

今までのも何とか使えたので、キーボードが並んでいる。
手前が新しい方、奥が今までのもの。
時々、マウスを間違える。(何故、動かない?・・・あっ、古い方じゃん!って。)

お引越しは連れ合いがどんどんやってくれたので、私はぼーっと眺めているだけ、操作に慣れることに専念。
特にメールソフトが変わったので、それになかなか慣れらることができず・・・。
Windows10を使ってはいたものの、それはバージョンアップしていってのものだったから、最初から10が入っているのとは何となく違う気がする。
ま、習うより慣れろ、ですね。
コメント (4)

PIANETTE/ピアネッテ

2018-07-28 22:39:49 | 音楽
JR浜松駅の東海道新幹線改札内には大小2か所の企業展示ブースがあって、浜松市にある企業が展示をしています。
現在はヤマハとスズキの2社がそれぞれのブースで展示中。
ヤマハのブースの通路側に置かれていた一台の鍵盤楽器が珍しくて思わず足を止めて眺めました。
鍵盤のところに置かれた楽器の説明には
「1923年初頭から作られたPIANETTE(ピアネッテ)は小型ながらも作りは本格的で、半鉄骨フレームを使い、64本の弦が張られ、白鍵盤には象牙が使われている」
とありました。

美しい~
どんな音が奏でられるのか、大そう興味があります。
この楽器、お部屋にちょこんとあるだけで嬉しくなってしまうようではないですか。
象牙の鍵盤といいじょう、年月を感じさせるほど黄みがかってもいず、とにかくきれい!!

トレード・マークは今も昔も変わらず3本の音叉の組み合わせですが、今は会社名はヤマハで、以前の社名は日本楽器製造株式会社だったのが伝わってきます。そして3行目には浜松、日本と書かれているのがわかりましょう。
      
ピアネッテを感心して眺めていたので、他の展示を見る時間がなくなってしまいました。
後で調べたら、この展示は

テーマ:『ヤマハの好奇心』
期間:2018年7月10日(火)~2019年6月28日(金) 予定
場所:JR浜松駅新幹線改札内コンコース 展示ブース
『ヤマハの好奇心』と題し、企業ミュージアム「イノベーションロード」(浜松市中区の本社内に設けた展示施設)を紹介
当社の原点であるオルガンと、最新の電子ピアノを対照的に展示します。また、小型鍵盤楽器の昔と今を紹介するコーナーでは、ピアネッテや電気オルガンなどの歴史的に貴重な楽器とともに、ボーカロイドキーボードなどの最新モデルをならべ展示します。
※展示する製品は、随時変更していく予定です。~ヤマハHPより

だそうで、全長18mの巨大パネル(1枚目の画像の奥に見えているもの)に製品開発の系譜が描かれ、所々に開けられた穴を覗くと過去の製品が実物や映像で見られるようになっているそうです。
コメント

自生ヤマユリ

2018-07-16 22:18:47 | 自然
稲荷山公園北側斜面は様々な花々が時期に応じて花開き、通りかかる者の目を楽しませてくれる。
カタクリから始まり、桜、スミレ、ツツジ、そして今はヤマユリの花が満開である。
『稲荷山・山ゆりの会』のプリントに依ると、ヤマユリは日本固有の花であり種から育てると発芽するまでに2年、発芽後開花まで4年かかる(生育条件により変わる)とある。
この北側斜面に自生しているのが確認されてから、会では環境を整えるために努力を重ねているとのことだった。
特に繁殖力の強い葛は念入りに抜いているのだそうだ。
この開花の時期に合わせて「ヤマユリの小径」が用意され、花の近くまで寄って見ることができるようになっていた。




    



    


去年より、花の本数もまた一本につく花の数も増えているように思われる。
コメント (2)

Junirose Konzert vol.3~Arien u,Liderabend~/ユニローゼ第3回コンサート:アリアと歌曲の夕べ

2018-07-08 23:02:11 | 音楽会
Junirose Konzert vol.2~Arien u,Liderabend~/ユニローゼ第3回コンサート:アリアと歌曲の夕べ

今年は殊の外、関東では夏の訪れが早くなっておりますが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
今日は来たる7月20日(金)に開催されます”Junirose Konzert/ユニローゼ第3回コンサート:アリアと歌曲の夕べ”をご案内申し上げます。
一夜、美しいアリアと歌曲の響きに耳を傾けてみるのはいかがでしょう。
お時間、ご興味おありでしたら是非お運びください。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げます。


Junirose Konzert vol.3~Arien u,Liderabend~ユニローゼ第3回コンサート:アリアと歌曲の夕べ
♪日時:2018年7月20日(金)
   18時30分開演(18時開場)
♪場所:すみだトリフォニーホール 小ホール
    東京メトロ半蔵門線「錦糸町」駅3番出口
    JR総武線「錦糸町」駅北口・・・徒歩5分

♪出演:Vo.芦川信子、梶本典子、金谷佐江子、上村多美子、菊池小百合、小池正子、小道一代、相良芙佐子、島本奈央子、田中久美子、田中浩美、友野玲子
    Pf.諌山万貴、津村貴子、保坂圭志、村田光弘、守谷としえ
♪プログラム:山田耕筰・からたちの花、中田喜直・かなしくなった時は、J.Brahms・乙女は語る、E.Grieg・最後の春、F.Leha'r・ヴィリアの歌、他
♪入場料:2,000円(全席自由)
チケットのお申し込み、お問い合わせはお気軽にt_bene♪ja2.so-net.ne.jpまでどうぞ。(♪を@に変えてご連絡ください)
チラシ、クリックで拡大します↓
            
コメント

マジェルカという店

2018-07-06 22:57:07 | 日々の雑感・近況
もう大分前になりますが、NHKの夕方のニュースで障害ある人たちの手仕事作品を扱うショップが吉祥寺のデパート内に期間限定の店舗を開くというニュースを見ました。
そこで紹介されていた作品が面白くて、このお店は一体何というところなのだろうと検索した結果わかったのが、吉祥寺にあるマジェルカというお店でした。
そのHPには
<ショップは東京吉祥寺にあります。ショップでは、さまざまな施設の商品を店頭でご購入いただけます。
マジェルカは心や体に障害を抱えた人たちが作る商品を日本全国から集めた吉祥寺のセレクトショップです。>とあります。

そしてここは、エシカル(倫理的)な活動、福祉/Welfareとフェアトレードとの合成語:ウェルフェアトレード/Welfaretradeを掲げています。いいものを作り出すことに対する正当な対価を、という姿勢には共感するものがあります。
マジェルカにはネット・ショップがあるので、そこで気になったものを注文してみました。
全て、一点物ということで選んだのが、エコッチ・ブローチ:アップサイクルなマスコット「エコッチ」は時計や小さな電子機器の部品、木や金物素材などの廃材から生まれた可愛いロボット。同じものは一つとありません。~HPより
   
そしてピチョンダント:水のように透明な一点一点が手作りの吹きガラスのペンダントです。“ピチョン”と垂れる水滴のようなペンダントだから「ピチョンダント」なのです。~HPより
 
そうこうしているうちに、たまたま吉祥寺まで行く機会がありその折、短時間でしたがちょっと寄ってみました。
店内、所狭しと魅力的な商品が色々並んでいました。
入口からして面白そうでしょう?
      
コメント

アーティチョーク、その後。

2018-07-02 22:36:41 | 自然
5月の終わりにその存在に気付いたアーティチョーク⇒5月30日の記事
和名で『チョウセンアザミ』というからには薊に似た花が咲くのではなかろうか、と思っていてなかなか再会する機会に恵まれず気付けば7月。
いくらなんでももう咲いてはいないだろうと思っていたが、今日通りかかったら何と未だ花が咲いていたのだ。
手元にカメラなく、携帯で撮影したのだが、花の色が若干実物より青すぎる気はするものの、こんな花が咲いていたのだった。
やはり、薊!
しかし、全体に大きく、立派といえばそうかもしれないが、何だか大雑把な花という感はぬぐえず。
  
でも、今年は初めてこの植物に出会えて、それが咲いているところも見られて幸運だった。
ひょっとしたら、来年もまた会えるかも
コメント

主よ 一羽の鳩のために・・須賀敦子詩集

2018-06-28 21:53:16 | 
没後20年というメモリアル・イアーということで、須賀敦子さんの本、また関係する本の出版が相次いでいる今年。
彼女の初めての、というか新たに発見された詩稿を編んだ詩集『主よ 一羽の鳩のために』が発刊され、彼女の詩を読む機会が与えられた。

詩集の説明には・・・

出版社内容情報:没後20年にして新発見された40数篇の詩を収録。30歳の頃に綴られた魂の言葉は詩人としての類い稀な才能を証し、須賀文学の核心を明らかにする。手書き原稿も掲載。解説・池澤夏樹。~河出書房新社

内容説明:30歳の日々、ローマでひとり呼びかけつづけた「あなた」への魂のことば―没後20年にして新たに発見された詩稿は、須賀敦子が詩人であったことをあきらかにした。祈りと慰めの韻律は、静かに、そして深く、心をゆるがす。巻頭口絵にて手書き原稿収録。

とある。
3月に発行されて以来、幾度となく頁を繰っている。彼女が詩作をしていた期間は大そう短かったのだが、どの詩のどの行からも彼女自身が静かに滲み出てきているようで、確かに彼女は詩人でもあったのだと深く思わせる。そういう彼女だったからこそ、その後の作品が生みだされたのだと納得する。
コメント