Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ルー・クワール・デ・ラ・プラーノ/LO COR DE LA PLANO

2014-02-28 23:36:53 | 音楽
         
<ルー・クワール・デ・ラ・プラーノ(男声コーラス)>
2001年、フランスのマルセイユでマニュ・テロンを中心に結成された男声ヴォーカル・グループ。「クワール」とは、オック語で「合唱団」という意味と同時に「心臓」という意味も持つ。聖歌、ダンシング・ソング、行進曲、クリスマス・ソングなど、手がけるジャンルは多岐にわたる。古代オック語の歌詞をうたい、手拍子や足踏み、手作りの打楽器などシンプルな奏法にこだわり、アフリカやアラブを想起させる原始的な響きを奏でる一方で、その音楽はリアルな現実感をもち、近代的ですらあり。表現はときに荒々しく、ときに優しい。オリジナリティあふれるその手法は他に類を見ない。~チラシより

マニュ・テロン(リーダー)
ベンジャミン・ノヴァリーノ=ジャーナ
セバスティアン・スペッサ
デニス・サンピエーリ
ロダン・コーフマン

いやあ、楽しかったです~!!
王子ホールという銀座のおされな会場で大人しく座って聴いているのが不自然に思えてくるような。
湧き上がるハーモニーと手拍子・足拍子、打ち鳴らされる打楽器に織りだされ交錯するリズムに、いやでもテンションが上がりました。
しかも、そこに聴こえる音楽はアラブ的でもあり、ひょいとアフリカ的でもあり、ん?ケルティック!?・・・といった風でまさに音楽のごった煮!
地中海に面するマルセイユという都市の位置、港湾都市として古くから交易により栄え様々な国々と接してきたという歴史があるからか・・・。古えより文明の揺り篭であった地中海の底力?!をひしひし感じて。
歌われた曲は全てオック語によるもので、オック語で歌うことに対する彼らの意志を感じました。

そういえば確か、プロヴァンスの自然派化粧品として有名なロクシタン(L'Occitane)、この言葉もオック語だと聞いたような・・・。

<明日があるさ/Tant Deman>




<花嫁/La noviota>・・・演奏会最後の曲目でした。

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銀座にて。

2014-02-27 23:35:35 | 旅気分
銀座のミキモトの前を通りかかったら↓このようなものが・・。
う~ん、これ何だろ?
ちょっと離れてみました。

もしやあなたはキティちゃん?
と、よくよく辺りを見回すと『MIKIMOTO×HELLO KITTY』とあります。

ショーウィンドウも梅の花とキティちゃんになってました。

へ~!!
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ゴルトベルク変奏曲

2014-02-21 22:55:01 | 音楽
今日は2台ピアノによるホームコンサートでした。
プログラムはJ.S.バッハ/ラインベルガー編曲『ゴルトベルク変奏曲』、ラフマニノフ『2台のピアノのための組曲第1番『幻想的絵画』作品5』より第3番「涙」
つくづく、バッハのゴルトベルクは凄い!そして面白い!この偉大な作品を原曲を損ねることなく新たな魅力を引き出すように編曲したラインベルガーも凄い!!です。バッハの原曲と編曲は勿論別のものであるにも関わらず、そしてどこかにロマン派の香りを漂わせていても、やっぱりこれはバッハだと思わせてしまうラインベルガーの編曲の見事さ。
そういう曲を2人で練り上げ、演奏できる喜びと共に、演奏の場に立ち会い一緒に音楽を共有して下さったお客さまへの感謝で一杯です。
バッハの後のラフマニノフの「涙」はチュッチェフの詩にインスピレーションを受けて作られた作品。ただただ涙が流れて止まらないという感じ、秋の夜の深い闇を連想させ、ふっと溜息をつきたくなるような、想像力をかき立てられる一曲です。

ところで『ゴルトベルク変奏曲』の練習を重ねていた折り、相方のピアニストが
「これは面白いから読んでみて」
と薦めてくれた本が『バッハを知る バロックに出会う 「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう! /塚谷 水無子 (著)』
音楽を「読む」という、しかも軽妙な語り口に導かれて「ゴルトベルク変奏曲」を解き明かし、読ませてくれる興味深い一冊でした。
しかし、ゴルトベルクをオルガンで演奏するとどんな感じになるのだろう?と想像しているところでもあるのですが。
                

内容紹介
グールド人気で注目されて久しいバッハの《ゴルトベルク変奏曲》。この超名曲の楽譜をポイントを絞って解説しながら、真の音楽の姿を求めていく。オルガン奏者ならではの、学術書や教科書的口調から離れた軽いエッセイ的読み物で入門者にも分り易く、しかしながらしらずしらずのうちにバッハの曲や時代、バロック音楽や楽典までの知識が身に付いていくしくみ。

内容(「BOOK」データベースより)
パイプオルガンで“ゴルトベルク変奏曲”の演奏に挑戦した著者が、音楽の真の姿を求め楽譜と対峙した。絵を見るつもりで音符を眺めてみよう。学術書でも教科書でもない、演奏家の七転八倒の経験から生まれた、ちょっと勉強になる音楽エッセイ。~Amazonの解説より

ついでにもう一冊、音楽関係で面白かった本がこちら↓
                
『ピアノ・ノート』チャールズ・ローゼン (著), 朝倉和子 (翻訳)
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ブランカニエベス/Blancanieves

2014-02-16 00:13:25 | 映画 は行
         
2012年/スペイン・フランス/104分
監督:パブロ・ベルヘル
音楽:アルフォンソ・デ・ビラリョンガ
出演:マリベル・ベルドゥ、ダニエル・ヒメネス・カチョ、アンヘラ・モリーナ、マカレナ・ガルシア、ソフィア・オリア、インマ・クエスタ、ホセ・マリア・ポー
ストーリー:1920年代のスペイン。天才闘牛士アントニオはある時、アクシデントに見舞われ、荒れ狂う牛に体を貫かれて瀕死の重傷を負う。それを観戦していた妻はショックで産気づき、娘カルメンを生むと同時に亡くなる。一方、全身不随となったアントニオは、不幸にも恐るべき悪女エンカルナと再婚してしまう。はたして継母となったエンカルナは好き放題を繰り返し、カルメンにも手ひどく虐げるのだった。やがて美しく成長したカルメンは継母によって命を狙われ、死にかけたところを小人闘牛士団の一行に救われる。カルメンは“ブランカニエベス(白雪姫)”と名付けられ、彼らと共に巡業の旅へ出ることに。そして、いつしか女闘牛士として人気者になっていくブランカニエベスだったが…。~allcinemaより

大雪だからブランカニエベス/Blanvanieves:白雪姫と言う訳では全然なく・・・。しかし、外は白い雪の世界そして雪と格闘する雪掻きの現実。雪の降る前に観られてよかった。

この作品を勧めてくれた友人の「妖しい世界」と言う一言がすべてを語っている気がする。
冒頭、オーケストラの音合わせに合わせて紅い幕が左右に開いたところから、あれよあれよという間に作品世界に導き入れらてしまった感じ。
モノクロで彩られる台詞の一切ない、だからこそ感じることができる豊かな世界に溺れてしまった。
台詞のない分、音楽がそれ以上にしゃべって、喋りまくる、けれどあくまで抑制が効いて決して出過ぎない。フラメンコと闘牛の掛け声が呼応してそれを聞いているだけでぞくぞくする。そしてフラメンコのパルマ(手拍子)が効果的で楽しさを印象付けたり、不安を煽ったり・・・。悲しみと苦しさ、父と娘の束の間の温かい時間、そして不条理が支配するやりきれない世界。
童話の内包する残酷さを改めて思い、下敷きとなっているグリム兄弟の「白雪姫」の残酷さを今一度、思い出す。
舞台をスペインに据え、闘牛士と継母と小人闘牛団そして毒りんごとで新たに甦った「白雪姫」という世界を旅した後に残るひりひりするような苦みが残る。

ところで、この作品を観て初めて闘牛場で観客がハンカチを振る意味がわかったのは発見だった。
そして、全く字が書けない人はサインをしなければならないところでは十字を書く、と何かの本で読んだ記憶があったのだが、十字を45°傾けて書類にサインしている場面を見て、なるほどこれが!!と思った。他に写真撮影の場面だとか初聖体拝領の日のドレスの色が黒く染まった瞬間など、印象に残る場面が多い作品だった。
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雪の日

2014-02-09 17:38:00 | 自然
2月8日は予報通り一日中雪そして強風でした。
20年振りという大雪、外をのぞくと雪が激しく舞っていました。
雪が積もった夜は外が白くて明るい・・・。

で、明けて次の日の朝。
駅までの時間も長めにとり膝下までの長靴をはいて出掛けて大正解。
雪がみんな音を吸収してしまうのでしょう、あたりはしんと静かに静まり返っていた雪の朝。     
        
こちらは午後の公園。
雪が深くて歩き辛いったら・・・でもきれいだったからいいか。
中学生くらいの少年たちが雪合戦をしていたり、小さい子どもたちがそり遊びに興じていたり・・・。

都内の道路もこんな具合でした↓
午後には歩道の雪も大分融けてぐちゃぐちゃと灰色になってましたが・・・。
 
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立春の雪

2014-02-05 00:00:08 | 自然
立春だというのに雪でした。
灰色の空、白くなってゆく地面
           
桜の枝に雪が積もって季節外れの花が咲いたよう・・・
 
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CAVAの蓋で作る椅子

2014-02-04 00:17:11 | 食・その周辺
スペイン、カタルーニャ地方の発泡酒『CAVA/カバ』、美味しくいただきました
シャンパンを始めとするスパークリング・ワインのコルクはマッシュルームのような不思議な形ですし、そのコルクを留めているコルクストッパーも小さな椅子に変身して楽しませてくれます。

以前「CAVAを楽しむ~☆」という記事でCAVAのコルクストッパーで作ったミニチュア椅子について書いたことがあるのですが、あれから今日までに少うし椅子が増えました
このミニチュア椅子、コルクを押さえているキャップ(「ミュズレ(王冠)」と言うのだそう)とそれを留めているワイヤーを使って作られています。
今日のCAVAのコルクストッパーも深緑色で素敵だったので美味しさの記念に、と夫に作ってもらいました。

左が新作、右は最初の椅子。

普段は食器棚の中に食器とさりげなく並んでいるのですが、取り出して並べましたら5脚ありました~!!
しかも、全部デザインが違う!!えへ、可愛い~

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