Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

女はみんな生きている

2005-12-31 00:46:24 | 映画 あ行
今年最後の映画は「おすすめ」されていた『女はみんな生きている』でした。
これはねえ、ほんっと「ツボ」でした
そういえばノエミの顔を見たときに「あれ?最近見た顔つきに似ているなぁ」と思ったのですが、アルジェリアつながりでこの間見たばかりの『愛より強い旅』で同じような顔つきを見ていたせいだったんですねぇフランスは旧宗主国だったということを今更ながら感じさせられました。
でもそれはともあれこの映画、娼婦と主婦、身勝手な夫と息子、家族、売春組織、犯罪、事件etc.が絡み合って展開していくのだけれど、登場する男性がことごとく身勝手極まりないの!まったくぅ、ほんとにぃ!でも、女は「やる時は、やるわよっ」というわけで、ほんとスカッとしました。いいわあ!!
ただ今、頭の中のBGMはそういう訳でエンドロールに流れていた『Goldberg Variations』のアリアです。年の瀬にもふさわしいね!

フランス/109分/2001年

《公開時コピー》
平凡な主婦 meets 謎の娼婦
大変なこともあるけれど、元気です

監督・脚本:コリーヌ・セロー 
音楽:リュドヴィク・ナヴァール 
原題:Chaos
 
出演:カトリーヌ・フロ・・エレーヌ
ヴァンサン・ランドン・・ポール
ラシダ・ブラクニ・・ノエミ/マリカ
リーヌ・ルノー・・マミー
オレリアン・ウィイク・・ファブリス  *公式HP

みなさま、いつも遊びにきてくださってどうもありがとうございますどうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。
そして来年もどうぞよろしくお願いします
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮れてゆく・・・

2005-12-30 00:02:34 | 自然



一日も、そしてそろそろこの一年も・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ料理

2005-12-29 00:17:10 | 食・その周辺
初めてトルコ料理を食べました美味しかった

実は仕事の打ち合わせ&ついでに忘年会をしようね~、ということで友人と『愛より強い旅』を見たのですが、お互いスペイン&トルコに惹かれているということで・・・映画の後はトルコ料理レストランに行ったのです!

調べると東京には何軒かあるのですね、トルコ料理レストラン。そのうち一番リーズナブル(でなきゃ困ります!)だった「ウスキュダル」(新宿)に行きました。
世界の三大料理といえばフランス料理・中国料理そしてトルコ料理なんですってね~
トルコ・レストラン「ウスキュダル」こちら

トルコ語が難しくて頼んだ料理の名前はぜ~んぶ忘れちゃっておりますが・・・頼んだもの全部美味しかったのですが、特に子羊肉のケバブ(とにかくうっま~い)とライスプリンは珍しくって美味しかったです。

そうそう店内におっきなナザールボンジュがありました。(*ナザールボンジュの以前の記事はこちら
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛より強い旅/EXSILS

2005-12-28 00:13:19 | 映画 あ行
              *公式HP
パリ、アンダルシア、モロッコ、アルジェリアを舞台に、愛と希望そして音楽に溢れる7,000キロのロードムービー(チラシより)

2004年/フランス/103分

監督・脚本・音楽:トニ-・ガトリフ
出演: ロマン・デュリス/ルブナ・アザバル/レイラ・マクルフ

↑ザノって『スパニッシュ・アパートメント』の彼だったのね!

            ←恋人ナイマ

とうとう、「愛より強い旅/EXSILS」見てきましたいや、聴いてきたというべきか。映像と音楽が共にあり、お互いが雄弁に語りあう、そういう作品でした。常に音楽!!です。
パンフを参考にその音楽を流れてきた順に並べると、テクノ、フラメンコ、ライ(アルジェリアの移民のブルース)、スーフィー音楽(イスラム神秘主義の音楽)。
どれも印象的なのだが特にあげるとすれば、セビリアのフラメンコ酒場でのフラメンコ音楽、ダンスその雰囲気、そしてスーフィー音楽によって巻き起こる激しいトランス状態だろうか
そしてザノが「宗教は?」と聞かれて答える台詞・・・
「僕の宗教、それは音楽さ」
が全てを言い表していると思う。
旅の終わりに彼らが見つけたもの・・・それを思う時爽やかな風が心の中を吹き抜ける。後味のめっちゃいい、素晴らしい映画でした。おすすめです!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コート

2005-12-27 00:02:18 | 自然
毎日、寒いですね。コート、手袋&帽子は外出時の必須アイテム。
     
モクレンの芽もしっかりコート着込んで寒さに耐えてるようです。暖かそう~
          
お出かけは暖かくして行きましょうねぇうふふっ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスに・・・本

2005-12-25 23:50:51 | 
皆様はどんなクリスマスの一日を過ごされたのでしょう?

私はのんびり散歩に出たり、本読んだりして過ごしました。夕方、宅配便で注文していた本が届けられ、それが思ったよりずっと早かったので吃驚しました。これではクリスマス・プレゼントみたいではないですかもっとも今は「ナルニア国」で手一杯なんでこの2冊に取り掛かるのはかなり先かな・・。
片方の本「11分間」(パウロ・コエーリョ)の表紙カヴァーの絵に惹かれました。これは誰が書いたのかパラパラ見てみたのですが手がかりは「kao」という風に読めるサインだけ。
    
寂しい孤独な女性の背中・・この絵と同じように感じて同じようなポーズの絵を確かに見たことがある、と記憶を探ってみました。あった!
    
これはA.ワイエスの「ヘルガ」のシリーズの中の一作で『仮収容所』1976年と手持ちの絵葉書には書いてあります。頭の向きは逆ですが背中からにじみ出る感じ、似てません?
*Wikipedia・・・アンドリュー・ワイエス
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静かな夜

2005-12-25 00:21:18 | 音楽
     
SDA所沢教会でのクリスマス・コンサート終了しました。今回は独唱、独奏、合唱、尺八の演奏と盛り沢山で会堂を埋めたお客様もたいそう楽しんでいらしたようでした。この画像はそのプログラムの表紙です。音楽を通して皆でクリスマスを喜びましょう、という感じです。

冷たく澄んだ、星のきれいなクリスマスの夜です。サンタクロースも今夜はお仕事で大忙しでしょう(うっ、懐かすいぃぃ・・・!)
どうぞ、皆様、よいクリスマスをお迎えください
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマス!

2005-12-24 00:20:04 | 日々の雑感・近況
クリスマスですね。それらしいものを撮ってみました。
        
これは帆立貝の形をした置物です。帆立貝というのはキリスト教と関係があるらしいのですが、よくわかりません。巡礼の道(Camino)を歩く人々は帆立貝の貝殻をリュックなどに付けて歩きますし、その道標には帆立貝のマークが彫られているそうですが。
そして、これを開けてみますと・・・
        
クリスマス!クリスマス!って感じでしょう
これはとっても小さいの、お土産品です。
        
一緒に乗っけてあるのはフランスからピレネーを越えてスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラまで続く、世界遺産・中世からの巡礼の道「Camino」(約1050Km)を以前歩いた息子が途中の修道院、教会でもらったものです。
Merry Christmas!

たしか、24日は友人の誕生日だったと思うのですが「今さらきけない」のでついでに「お誕生日おめでとう」と書き加えとこう!
さあ、私はクリスマス・コンサートがんばりますっ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クレマン・ジャヌカン・アンサンブル

2005-12-23 12:35:10 | 音楽
             

王子ホールでのクリスマス・コンサート『クレマン・ジャヌカン・アンサンブル』を聴いた。
プログラム:
<ドミニク・ヴィス・ソロ>僕は見た あの人が泣くのを/僕の受けた苦しみを/珍品はいかが ご婦人がた/暗闇に僕は住みたい/ラクリメによるガリアード(リュート・ソロ)/流れよ わが涙/フランスのコラント(リュート・ソロ)/悲しみよ とどまれ/別れ(リュート・ソロ)/もしぼくの嘆きが/去れ 自己愛の若者たちよ/今こそ別れねば<J.ダウランド>

<クレマン・ジャヌカン・アンサンブル パリの物売り声>パリの物売り声/ある日ロバンがマルゴを/ヴェルノンの粉ひき娘は/戦争<C.ジャヌカン>ガイヤルド~ラ・ルクレティア、ラ・ビアンカ、ポンペイの娘(リュート・ソロ)<G.モルレイ>鳥の歌/愛について人はどのように表現できるのだろう/ああ、愛することの苦しみよ/狩り<C.ジャヌカン>

CDでしか今まで聴いた事がなかったクレマン・ジャヌカン・アンサンブル。そのライヴはCDの何倍も素晴らしいものだったライヴの方々だったのね~!ヴィスの声を耳にした時その魅力的でパワフルな声にまさに魅せられた。エネルギーに満ち溢れているの!!第一声で心はもうあなたのものって感じ・・・私は「今こそ別れねば」って好きな歌曲の一つなのだけれどしんみりしていてしかも熱い情感がこもっていて、よかった!長調の曲であんなにしんみり悲しくさせるなんて・・・。
そしてアンサンブルはもう楽しいの一言!中身が一杯詰まった引き出しがいっぱいあって、この時はどの引き出し開けようかな、これ開けて、そうだ、これもちょっと使おうか、みたいな感じ。よりどりみどり、自由自在なの。
そしてそして歌で笑いが取れるなんて、すごいですっ
アンコールは2曲、はあ~!音楽に満たされ興奮の一夜となった。この夜はホールがよく鳴っていたので壁際の席だったがそれは全く気にならなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

C.ジャヌカン

2005-12-23 12:30:13 | 音楽
私がジャヌカンの曲を初めて知ったのは歌ではなくて、リコーダーのアンサンブルでだった。戦争、鳥の歌などはだから歌として聞いたのはかなり後になってからのことである。特に鳥の歌はコンクールでよく耳にした。小・中学生が達者に(時にこれみよがしだと感じたこともあったっけ)吹いていたのだが、12月22日のクレマン・ジャヌカン・アンサンブルのプログラムの解説を読んでその歌詞に「自然の描写かと思いきや、実はその中に、またもや男女のひそかな楽しみが重ねられた傑作」とあり、へ~と思った。おこちゃまにこの曲ねー?
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思いがけず

2005-12-22 14:33:22 | 日々の雑感・近況
「孫引き」です、とのご指摘を受けた前述の記事についてです。

心外なご指摘に驚きましたが、またある面では世界中どこでも親と子の心の底に流れる思いは同じなんだなあ、と改めて感じもいたしました。
ただこの出来事は私が実際に遭遇した事をそのまま正直に書いたもので、決してご指摘のようなことは致しておりません。私は何かを引用した場合はその旨明記しております。

この日は12月20日(火)午後3:30頃でした。所沢駅のバス停(東所沢行き)の前で偶然すれ違った親子連れの話を書いたものです。

私はご指摘の本についての知識もなく、不勉強で申し訳ございません。
「孫引きです」と言われてまで記事を残すべきだろうかと迷いはいたしましたが、本当のことを書いたのだから削除することはないと思っております。疚しく思う点もないですし。

ただ、ご指摘いただいたことには感謝いたしております。
また、孫引きだ!と気分を害されたのであれば、知らなかったとはいえごめんなさいね!
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒いけれど・・・

2005-12-22 00:01:14 | 日々の雑感・近況

北風の中を向こうから4歳くらいの男の子と6歳くらいの女の子を連れたお母さんがやってきた。お母さんを真ん中にしてそれぞれがお母さんの右手と左手にしっかりつかまっている。ぎゅっ、てね!

つかまっているそのちっちゃな手が可愛いなあ、と思って見ていた。
すれ違う時にお母さんを見上げて男の子が大きな声で言った。

「ああ、おかあしゃんのお手手はとっても冷たいねえ

私は温かいお母さんの手に包まれてぬくぬく していることを想像していたのでこれには「へっ!」
でも、すぐに思ったの。
この子は冷たいお母さんの手を僕の手で温めてあげる、って言いたかったんだなって。でなきゃ、あんなに嬉しそうにお母さんに話しかけるわけないもの、
なんてそんな事をつらつら考えながら風の中を歩いていた。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トムは真夜中の庭で

2005-12-21 00:24:27 | 
            
いよいよ『ナルニア国』読み始めたのですが、ファンタジー小説つながりでもう一冊、これもお気に入りの本です。
フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』

ピーターのはしかが移らないようにと夏休みの間アランおじさんの家で過ごす事になったトムは退屈していた。そこで真夜中に古時計が13時を打つのを聞く。そして昼間はなかったはずの庭園に導かれそこで不思議な少女と出会う。

広間の古時計が13時を打ったところから真夜中の庭にトムと共に足を踏み入れていくような気分になる。予想もしていなかったラスト・シーンは忘れられない。
これは子ども時代に読んだ本ではなく、大人になってそれも結構な年になってから出会った大事な一冊。私にとっていつでもファンタジーは心の栄養となっているのかもね~。(乾いてるのかなぁ?)
ところで作者のフィリパ・ピアスはイギリスの作家でナルニア国のC.S.ルイス、ハリー・ポッターのJ. K. ローリングもイギリスの作家イギリスにはファンタジーの伝統があるのですね。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スタインウェイ戦争

2005-12-20 00:29:26 | 音楽
             
スタインウェイ戦争(誰が日本のピアノ音楽界をだめにしたのか)
著者:高木裕・大山真人
出版社:洋泉社(新書y117)

友人が「これ面白いから読んでみる?」と貸してくれた本。
スタインウェイといえばピアノの名器の一つであるが、日本においては松葉楽器(と書かれている)がその輸入からメンテナンスまでを一手に引き受けていた。それがどういうことであるかを暴いてみせ、その横暴に敢然と立ち向かった高木の話である。いいもんと悪者がはっきりしているので、読みやすい。
でも何といっても一番興味深かったのはスタインウェイのピアノ作り、音作りに関しての部分である。ピアノに魂を込める職人、チューナーの話はその結晶が一台になるわけねと改めて思う。それを知るだけでも読む価値はあったかな。
ニューヨーク・スタインウェイが入っているという秩父ミューズパーク、いつか聞きにいってみようか。(松葉楽器が扱っているのはハンブルグ・スタインウェイ)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファンタジー小説

2005-12-19 00:14:27 | 
今朝、新聞の読書欄を読んでいて広告欄に目が釘付けになった。
そこには「ナルニア国物語」全7巻の宣伝が・・・来年3月に映画が公開されるんだよね。この映画、既にイギリスでご覧になったという「イギリス生活写真でつづる英国」でも紹介されています→ナルニア国物語 見たいな!C.S.ルイスだし、読んでみたいな。
ところでこの広告欄はファンタジー小説の特集だったのだが驚いたのは速報として「ゲド戦記」が載っていたこと。それによると「スタジオジブリ映画化決定!2006年夏上映開始」!え~!本当なのぉ?
             
ル=グウィン作の全6冊のシリーズであるゲド戦記、アースシーという架空の世界をもとに魔法使いの修行をし魔法使いになるゲドの話である。とにかく夢中になって読んだこのシリーズが映画になる。すごく深い話なんだけど・・・スタジオジブリねぇ・・・ってことはアニメ?多分、見ないな。(言っときますけどアニメだから、では断じてないですよ)ゲド像をぶち壊されたくない!
近頃、ファンタジーを映画にしている作品って多い気がする。ハリー・ポッターもそうでしょう?ナルニア国もそうでしょう?
この広告特集に載っていたM.エンデの「モモ」読んだし、映画でも見て、これはよかった。同じくエンデの「果てしない物語」は本はよかったんだけど、映画化された「ネヴァーエンディング・ストーリー」は期待はずれでがっかりした。家族で言葉少なく帰宅したっけ。トールキンの「指輪物語」は「ロード オブ ザ リング」だよね、映画は見てもいないや。
ファンタジー小説って現在の技術を駆使して映画化したくなる素材なんでしょうかねぇ。でも外れると目も当てられないんだけどなあ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする