Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ペペロミア アングラータ

2013-05-30 00:06:15 | 自然
身近に緑の物があると嬉しいもの。
庭はないけれど、どこか目に入る所に緑が欲しいと小さな観葉植物を部屋に置いて楽しむ。
緑がきれいだけれど、育てるのに手間がかからず、しかも強い、のがいい~。
強いかどうかわからないけれど、葉のしましまが面白くて手に取ったのがこの『ペペロミア アングラータ』
紙の容器に入っていたので、手近にあった器2つに分けて植えてみた。
新しい器に植えたばかりだからと水をたっぷり与えたあと、PCで調べたら「過湿は禁物。乾燥気味に育てる」と書かれていて内心大いに焦っているところ。
だ、大丈夫だろうか
しばらく、水はやらないで様子を見ることにしよう。どきどきだ。
              
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ポレンタ

2013-05-29 23:49:17 | 食・その周辺
つい最近、入間の郵便局に行った時にその近くに「やまや」があるのを発見した
店員さんに尋ねてみたらもう開店して大分(3年くらい?)経っているとのことだった。
え~、ここにあると便利だわ~
で、店内見ていて発見したのがこちら↓
『ポレンタ・ベルガマスカ:北イタリアの伝統的な主食です。本場ベルガモ産』と袋に説明があった。 ベルガモと言えば⇒ベルガモの記事
ポレンタは粗挽きのトウモロコシ粉で、それを分量通りに沸騰した湯に振りいれて30~40分こねていくものだということを須賀敦子さんの「ミラノ霧の風景」で読んでからずううっとどんな食べ物だろう、と憧れていたのだった。
             
こねあげた後は、パンとかご飯と同じように食するものらしいと、そのようにして取り合わせてみた。
そして、残ったポレンタを容器に入れて次の日に取り出し、それをスライスしてチーズを掛けて焼いてみた。
 
どっちも、いけます!!
ポレンタ自体に癖はないので、まさにパンのように、ご飯のように主食としていけます!!
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きっと、うまくいく

2013-05-25 23:49:42 | 映画 か行
          
2009年/インド/170分
原題:3 Idiots
監督:ラジクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マーダビン、シャルマン・ジョーシー
ストーリー:超難関の名門工科大ICEに入学したファランとラージューは、そこで超天才の自由人ランチョーと出会う。彼らは、一緒にバカ騒ぎを繰り返しては鬼学長の怒りを買い、いつしか“3バカ”として札付きの問題学生となっていく。そんな中、ランチョーは天敵である学長の娘ピアと恋に落ちるが…。時は流れ、3人が卒業してから10年後。ファランとラージューは、行方知れずのランチョーの消息を知っているというかつての同級生と再会する。そして彼とともにランチョーを探す旅に出るのだが…。~allcinemaより

新所沢Let'sシネパークで何とまさかの(えっ!?)『ボリウッド4:ザッツ エンタ-テ「インド」メント』が公開中。4作品が順番に公開されていく予定ということなのだが、今はその第1作『きっと、うまくいく』が上映されている。
ボリウッド作品を劇場で観るのは初めて。新所沢Let'sシネパークは整理券配布をしていないので、開始前になると上映スポット(グリーン、レッド、イエローと分かれている)の前に並んで開場を待つことになる。なんだかわくわく~
で、この作品、よかった!楽しかった~
笑いと涙、歌あり踊りあり、しかもロードムービーでありサスペンスでありちょっとロマンスあり、物語は大学時代と10年後と二重構造になっている。こういうと、何だか「何でもありのてんこもり」な感じがするのだけれどそれらの要素が実に上手く作用しあってラストになだれ込むという感じ。学歴偏重社会と格差社会という社会問題もさらりと提示している。
原題の「3 Idiots」は3バカということなんだけれど、この3人が魅力的~170分という長さを全く感じさせない、すかっとした味わいの作品だった
歌って踊りながら劇場を後に(という気分)した私です

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チャガルチ@釜山

2013-05-20 00:06:50 | 旅:釜山・昌原
あっという間に帰国の日となってました。10時から3時間ほどの時間の余裕(!?)があったので海産物市場で有名なチャガルチに行ってみました。
メトロを降りて外に出たところの風景。
              
未だ早かったので屋台をこれから出そうというおじさんがリアカーというのか、2輪の台車というのか、に商品(様々な飴のようでした)を乗せて運んで行きました。
       
看板がずら~っと並んでいるのは壮観でした。でもこちら方向、また市場方向には行きませんでした。なんせ時間がなかったんで・・・。
歩いたのは、上野のアメ横のような感じにお店が立ち並んでいた一画。
 
小路の向こうにそびえる釜山タワー。
時間が経つにつれ、人通りはぐんぐん多くなり、聞こえる言葉の数は増え、屋台の数も増えてます。
 
ほんとにあっという間の旅の日でした。またゆっくり訪れてみたいな~
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言葉とか、両替とかあれこれ・・・

2013-05-18 00:39:36 | 旅:釜山・昌原
たった2泊の韓国は釜山・昌原への旅行でしたが、初めてのアジア、初めての韓国ということで興味深い旅となりました。
この旅日記の最初で申し上げたように知っている韓国語が「アンニョンハセヨ」と「カムサハムニダ」の2フレーズのみというのは、やはり相当心細いものがありました。一応「旅の指さし会話帳:韓国」なるものを携えていったものの、これは結局街歩きの場で開く機会はありませんでした。飛行機の中でぱらぱら、ホテルでぱらぱらでした
しかし、釜山の地下鉄の駅で両替機が故障中でまごまごしていたら、さっと一人の若い男性が流暢な日本語で声を掛けてくれました。そして駅の案内所まで丁寧に教えて下さりほんとうに助かりました!!そして地下鉄の駅員さんは英語が通じます。
夜、街を歩いていて、目当ての店が見つからず往きつ戻りつしていたら、年配の男性が日本語でどうしたのと尋ねてくれ、その店はもう今はないよ、と教えて下さいました。
また、チャガルチでは「日本語通じます」みたいな案内が貼られている店を多く見かけましたし、歩いていると日本語で「お土産どうですか」と色々声をかけられました。
しかし、観光客が多く行きかう街中で韓国語でもなく中国語でもなくヴェトナム語でもなくまたその他のアジアの言語でもなく日本語で声を掛けてくるというのは、同じ様なアジア人の顔でも違いがはっきりあるんだなと自覚させられました。
言葉のことではまた空港への電車の中でスリランカから韓国語の研究のために釜山に住んでいるというスリランカ人の家族と出会い話しをしました。双方が韓国語、日本語使えないとなると、やっぱり頼りは英語となりますね。

また、よく聞かれたのは「船できたのですか?」ということ。実際、九州からは船を使われる方が多いとのことでした。そして、眼鏡を作る方も多いようです。すぐでき上がり、しかもお安いようです。因みに私のなら\5000以下で出来ますよ、と言われました。心が動くわ~♪
そういえば、土曜日にホテルのフロントの待ち合わせのスペースで3人連れの日本人旅行者がどこぞの眼鏡屋さんのクーポンをプリントアウトしてホテルから出掛けていったのを見ましたっけ。

成田空港で少しだけしか両替していかなかったので両替所を探したのですが、最初わからず・・・「インフォメーション/案内所」を見つけて尋ねてみたら道路に腰かけているおばさんたちが両替してくれます、と教えられました。思わず「大丈夫ですか?」と聞いたら「ちゃんとした両替屋さんですから心配いりません」と言われました。それで、教えられた通りに道をゆくと日傘さして腰かけていたおばさんたちがそこここに!早速、両替を頼むと即座に円からウォンに両替してくれます、しかもレートは成田空港でのレートより全然いい!!んです。吃驚しました

また食事の際には、容器を持ち上げないように気をつけて食べました。日本では茶碗や皿を持ち上げて食べますが、韓国では器は置いたままでいただきます。気をつけなくちゃと思っていたのですが、実際には金属の器に入れられて出される熱いものは物理的に持ち上げるのは困難で自然と置いたままの食事になりました
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「食」の話~☆

2013-05-17 00:26:18 | 旅:釜山・昌原
旅に出ての楽しみの一つは、やっぱり「食」
その国、その土地ならではの食事を摂るのは旅の醍醐味~
今回の滞在中に食したものはみんな美味しかった~!もっとも、食したものすべての画像がないのが残念ですが・・・食べるのに夢中で

左はチャンウォンのバイキング形式での食事の折りの一皿。
用意されていた料理の種類はこの何倍もありましたし、デザートも豊富に置いてありました。そのほんの一部です。
手前の巻き寿司はキムパプ。米飯と具が胡麻の香りの香ばしい韓国海苔で巻かれてます。(酢飯ではありません)
余談ですが、ソミョンのセブン・イレブンにもこういったキムパプが幾種類か売られていました。何種類か買ってホテルの部屋でパクパク頂きました

右は別の日、チャガルチ@釜山で食べた冷麺。奥の皿は取り放題のキムチです。
そして、キムチの乗った白いお皿と銀のコップの間に見えるのは「ハサミ」です。
冷麺と一緒に運ばれてきたのですが、使い方がわからず伺ったところ麺を切るのに使ってと教えてもらいました。
へ~!!何でもわからなければ聞いてみるもんです。麺はとにかく長いので、ハサミで切らなければ食べにくいんですもの。
初夏のような陽気だった日曜日にさっぱりして冷たいこの冷麺はぴったりでした。コチジャンが効いていて食べるほどに辛くなる~!
 
時間が前後しますがチャンウォンからプサンに帰った日の夜は「地球の歩き方」を手にソミョンの街を少しばかり探検し夕食を求めて歩きました。ロッテ百貨店の裏手に屋台がずら~っと並んでいるのは壮観でした。そして屋台以外の飲食店は更に多数~!!市場もあってそれらを眺めながら歩くのはお腹のすくことでした。結局、この夜は「ソンジョンクッパプ」という豚骨の濃厚な香りが辺り一面に漂っているお店に入り、その店の名物だという「テジクッパブ」を注文して食べました。これは豚骨スープの中にご飯と、とろとろの柔らかい豚肉が乗っている深皿にニラ、玉葱と生のニンニク、緑の唐辛子(これは辛いよ、とお店の方に言われました)、キムチ、素麺のような麺etc.etcがそれぞれ小皿に盛られて付いてきました。これらを好みで深皿で混ぜながらいただくのですが、お腹ぽんぽんになりました。それで確か5500ウォン(日本円で約550円)でした!!あっ、冷麺も同じくらいの値段でした。

そうそう一つ忘れていたことが・・・チャンウォンにもロッテ百貨店があって、その中にあるレストラン街というかフードコートというかでみんなでお茶したのですが、その時私はアイス・ティを注文しました。出されたのは見た目は普通のアイス・ティーconレモン(実は私は紅茶にレモンは入れないのですが)でも、アイス・ティなら爽やかかしらんと思いつつぐぐっと飲んだらすでに砂糖が入った甘いお茶でした。いや、それより、その味がどう考えても、アイス・レモン・ティではなくて、桃味!!レモンが入っているのにピーチ・フレーバー・ティなんです。この時には3人同じ物を注文して、3人とも同じ感想だったから私一人だけの感想ではないんです。不思議なアイス・ティでした。ある人に言わせると、韓国ではこういうのがアイス・ティだそうなのですが、その後アイス・ティを飲む機会はなく、他の場所で確かめてないので断言はできません、「そうらしい」としか・・・。もっともそう聞いてから、こういうもんだ、と思って飲んだのでそれはそれで楽しめました。
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釜山から昌原

2013-05-16 00:37:28 | 旅:釜山・昌原
この日は釜山から今回の目的地:昌原(チャンウォン)へ。ホテルに車で我々を迎えに来て下さり帰りも送って下さった若い紳士は韓国語しか通じないということだったのだけれど、やさしいいい方で運転も上手く、素敵な一日を過ごさせてもらいました。
しかも彼にはチャンウォンに着く前にこの日到着する5人を空港で拾っていくという大事な使命もありました。5人は邦人だったので韓国語の話せない我々もちょこっとお手伝いできた・・・かな。そして、この5人の女性は韓国語を学習しているとのことで、空港からは車中は一気に活気づき賑やかに一路チャンウォンに向かって走っていったのでした。
空港近くの高速道路の壁。
 
プサンからチャンウォンまでは広い川を何本か渡ります。川があり、向こうに山がありでせいせいした気持ちになりました。
往きは約2時間程だったのですが、帰りは高速道路がとにかく激混みで往きの倍ほどかかりました。それだけプサンが大きくて人々を惹きつける街だということですね。
もっともプサンから西方向にあるチャンウォンの街も工業都市だという話でしたが、とても大きな街、活気に溢れた街でした。

所用が気になってチャンウォンの街の画像がないのが今更ながら残念で口惜しいです。
チャンウォンの郊外にはこうした団地がだだーっと広がっていて、如何に多くの人が集中しているかを如実に語ってくれてます。
こちらのこうしたマンション形式の建物を眺めていて気付いたのですが、日本でいうところの「ベランダ」というものが全くないんですね。
 
広い広い川の岸辺に建つマンション群。

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西面:ソミョン@釜山

2013-05-15 00:24:38 | 旅:釜山・昌原
朝、起きたらいい天気。
到着した時は夜だったので、外がどうなっているかは一向わからなかったのだけれど、朝の光の中でみるソミョン@釜山。
山が間近に迫って限られた土地に建物が天に向かってすくすく伸びるようにぎっしり建てられています。
連れ合いはソウルにも行ったことがあるのですが、ソウルもやはりそんな感じだそうです。
釜山は大きな街でした。
  
道路は広いのですが、混んでました。
後でわかったのですが、高速道路も釜山に向かうものはめちゃ混みでした
 
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駅にて

2013-05-14 23:59:27 | 旅:釜山・昌原
所用で韓国に行ってきました。
金曜の夜に成田を発って釜山の金海(キメ)国際空港に着いたのが大方10時、連れ合いとそこで落ち合って釜山の西面(ソミョン)のホテルを目指しました。
金海軽電鉄でササンまで行き、そこから2号線の地下鉄に乗り換えてソミョンまで。
こちらは地下鉄の券売機。韓国語・中国語・日本語・英語が選べるので迷わず買えます。ただし、待っていてくれる時間が少ないのでさくさく駅を選ばなくてはいけません。
      
初めての韓国。
しかも知っているのは「アンニョンハセヨ」と「カムサハムニダ」の2フレーズのみ。「サランヘヨ」も知ってるけど、使わないわな~
飛行機の中でも韓国語ばかりで、かなり心細かったのだけれど、ここまで来ちゃったら、もう行くしかないもんね~!!・・・人はこれを開き直りと言う。勿論、いい意味さ。
左は金海軽電鉄の乗車券、というか乗車コイン。これを改札のところでタッチして入場し、下車する時はそれを投入口に入れて出ます。
左は駅構内にあった本の自動販売機。
 
たった2泊でしたが、韓国はエネルギッシュで温かい親切な国でした
街中でうろうろ迷っていると、誰かしらがささっと救いの手を伸ばしてくれ本当にありがたかったです。
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朝食、昼食、そして夕食

2013-05-09 23:56:04 | 映画 た行
           
2010年/スペイン・アルゼンチン/107分
原題:18 comidas
監督:ホルヘ・コイラ
脚本:アラセリ・ゴンダ、ディエゴ・アメイシェイラス
音楽:イヴァン・ラクシェ、ピティ・サンス
出演:ルイス・トサル 、フェデリコ・ペレス・レイ、ビクトル・ファブレガス、エスペランサ・ペドレーニョ、ペドロ・アロンソ、セルヒオ・ペリス=メンチェタ、ビクトル・クラビッホ 、クリスティーナ・ブロンド

GW最終日に出会った作品。
スペイン巡礼の最終地のガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラを舞台にした作品で原題の『18 comidas』そして邦題の『朝食、昼食、そして夕食』からも容易に推察できるように、食事を通しての出会いと別れが描かれる。
全体は朝食・昼食・夕食の三部で構成され、各部分で食事を摂りながらの登場する人々の様子、会話そしてその背景にある彼らそれぞれが抱えている、あるいは抱えきれない「もの」をさりげなく映し出す。そして最後の夕食を摂って一日が、どの人にとってもそれぞれの一日が静かにまた賑やかに、あるいは苦くそしてまた楽しく終わっていく。
食、という生命に直結する一つの要素を扱うことで描き出される人生の重さ、人と一つの食卓を囲んで食事を摂る、ということの意味を胸の中で反芻していた。
そして、お腹が減る映画だった
そしてこの作品の中での発見の一つは、誕生日のパーティーの中で聴けた&見られたのはガリシア州の伝統楽器「ガイタ」!!(イギリスだとバグパイプ)以前、この楽器の演奏を聴いた時の印象とは全く違い、ここでは生活に溶け込み、人々に愛されている身近な楽器として登場していたことで、以前感じていた違和感が払拭されようやく自分の中ですとんと腑に落ちた気がした。

この日は入場者プレゼントで「Estorella Galicia/エストレーリャ・ガリシア」というビールをゲ~ット  
                 
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舟を編む

2013-05-06 22:53:38 | 映画 は行
        
2013年/日本/133分
原作:三浦しをん
監督:石井裕也
出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、渡辺美佐子、黒木華
『辞書は、言葉の海を渡る「舟」:ひとは言葉という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。』~チラシより

静かにしみじみと心に語りかけてくる作品。辞書作りにその人生をかけそして捧げて生きる人々の地味だけれど、ひたむきにひたすらに言葉を追い求める姿が美しい。そして、一冊の辞書の背後に広がる膨大な作業、言葉の海と日々挌闘し続ける辞書編集という仕事の奥深さを垣間見ることができた。常に意識的に言葉と接し、言葉を選び、語釈をしそれを積み上げていく。ゆったりした時間が流れ、全てが丁寧で、俳優然り、美術然りetc.etc.心地よい時間を過ごしていた。
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相棒 X DAY

2013-05-05 23:36:51 | 映画 あ行
        
2013年/日本/103分
監督: 橋本一
出演: 川原和久、田中圭、国仲涼子

「安近短」で過ごすGW、近場のユナイテッドシネマ入間に出掛けた。ただやはり連休中ということで混雑を予測しPCで座席を予約して行ったのだが、ピンポイントで座席が指定出来て便利~と今更ながら思ったりして・・・。PCの画面上では座席に余裕があったのだが、実際会場に入ってみると随分な人出で吃驚。「相棒」シリーズの人気を思い知らされた感じだった。
今までにも何作か「相棒」劇場版は公開されているが、そのうちTVで放映されるし、とか思って今までは足を運んだことがなかった。今回は杉下右京が主人公ではなく警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一と、新キャラクターのサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬がコンビを組んだスピンオフ作品というのと橋本一監督作品というのが気になって劇場で観ることにしたのだった。
この二人のかみ合わないちぐはぐさが可笑しく、それでいて事件を解決していくのが痛快で観終わってなんかすっきりした気分!!映画館で観て大正解!!
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牧野邦夫―写実の精髄―展、再訪

2013-05-01 22:53:57 | 展覧会・建築・器
           
GWの谷間を狙って練馬区立美術館で開催中の『牧野邦夫―写実の精髄―展』に連れ合いと出掛けました。
私は再訪なのですが先日この展覧会は凄いよ!と興奮して話していたので、この日二人で出掛けることになったのでした。
静かな会場ですが、先日より明らかに鑑賞者は多くなっていました。でも、じっくりゆっくり間近でこの日も一点一点に対峙出来たのでよかったです。やはり、彼の絵は顔を寄せてじっくり見たい!!いやしかし、120点が練馬美術館に集結している、というのは凄いことだと改めて感じました。
圧倒的な技術で描かれる写実に交錯するめくるめく幻想と匂い立つ官能、マニエリスムとバロックそしてシュールさとを併せ持つような彼にしか描き出せない絵画の世界に酔いました。
最後の会場「資料展示」のガラスケースの中にあったバートン版大宅壮一訳「千夜一夜物語」全13巻(集英社刊)に彼が約140点の挿絵を描いた全集が展示されていたのですが、それを一目見た連れ合いが「やっぱり彼だったのか!」と一言。展覧会を見ながら高校生の時に家でこの全集を見たことを思い出していたのだそうです。その何とも官能的な挿絵の記憶は未だに鮮やかに脳裡に残っていると言ってました。あの本は未だあるだろうか・・・と。
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