Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

晩秋点描

2010-11-29 20:33:33 | 自然
からりと晴れた午後。
苔の生えた桜の幹に纏わる蔦の葉の紅ともみじの色に惹かれた。

青空に楓、その向こうのプラネタリウム。
            
中学を取り囲む木々も向こうの山もすっかり色付いている。
校舎の屋上に校名が掲げられている学校をよく見かけるようになったなあ、などどうでもいいことながら、ふと思った。
  
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深まる秋、色付く秋

2010-11-26 21:44:23 | 自然
ここにきて一気に紅葉が進んでいる感のある公園の木々。紅葉する木の向こうの桜の木は早くも落葉し、その樹の形をくっきりと浮かび上がらせている。
               
道端できらきら輝く木の実、草の実。
      
ぬうぅ~っと空に向かって背伸びして皇帝ダリアが今年も咲く季節となったんだ。
                
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アルブレヒト・デューラー版画・素描展

2010-11-24 00:18:48 | 展覧会・建築・器
上野の国立西洋美術館で開催されている『アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然』を鑑賞。
テレビ東京の「美の巨人たち」でデューラーの「野兎」を取り上げていたので(この番組、たいそう興味深かったがこの展覧会での作品の展示はない)、デューラーということで展覧会がひどく混んでいたらいやだなと心配しつつ出かけた。しかし、これは杞憂に過ぎず、ゆったりじっくり作品に対峙することができた素晴らしい展覧会だった。
                      
会期:2010年10月26日(火)~2011年1月16日(日)

会場はデューラーが芸術において主題とした3つに沿って展示がなされている。
先ず第1章は「宗教」。ここでは3種類の受難伝、聖母伝、聖家族、聖母子の作品が展示されとりわけ聖母マリアを対象とする作品が多く見られる。続く第2章は「肖像」。王侯、枢機卿、デューラーと関係の深い人文主義者、彼を庇護していた神聖ローマ皇帝マクシミリアンⅠ世の肖像画が並ぶ。第3章は「自然」、ここでの展示の最後に「書斎の聖ヒエロニムス」と「メレンコリアⅠ」が並んでいた。
木版、エングレーヴィング、ドライポイント、鉄エッチングなどと紹介されていた版画の技術を駆使しての信じ難いほどの精密さそして繊細さで創り上げられたデューラーの版画世界が素描3点を加えて157点、目の前に濃密に広がる。しかもこの展覧会では、作品をほんとに間近で見ることができたので、その彫られた一本一本の線、髪の毛一本一本までの線とその陰影、光と影を舐めるように楽しめる。心行くまで彼の世界を堪能できた。

展覧会、入口の風景。
            
会場を後に上野駅に向かって歩いていて、見事な銀杏に足を止めた。・・と、その向こうに工事中のスカイツリーの姿が。初めて見た!!
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た・こ・や・き

2010-11-22 00:22:33 | 食・その周辺
レッスンに来ている生徒さんから種子島土産をいただきました~!!
高校の修学旅行、もとい、彼の学校では「学習旅行」と称する学校行事で鹿児島&種子島に出かけたのだそうです。
種子島といえば・・・火縄銃!!ではなく現代では何と言っても『種子島宇宙センターなんですね~!!

で・・・いただいたお土産は~
宇宙食「たこやき」です!!
へ~、宇宙食のたこ焼き!!と早速皿に出してみました。
見た目は「たこ焼き」そのもの。食べてみると、ちょっと固めで、でもまさに「たこ焼き」。気分は勿論、宇宙飛行士・・・なんちゃって!
1個を食べたところで、これを水にくぐらせてレンジで少し温めたら、ひょっとして本物のたこ焼きになるのではなかろうか、と思い付き、実行。結果は全体がぐにゃっとなっただけでしたわ。
ともかく、珍しいものを頂戴しました!!ご馳走さま~

袋の説明には「スペースフードは宇宙食と同じフリーズドライ製法で製造した食品です。実際に宇宙飛行士の食用に供されているものではありません」と書かれています。
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鞠と殿様

2010-11-15 00:23:41 | 音楽
来たる11月28日に開催される狭山市合唱祭に向けて練習を重ねている2曲のうちの1曲は西条八十作詞、中山晋平作曲、岩河智子編作の『鞠と殿様』。軽快で愉快で明るい歌なのだけれど、今回この歌の顛末を知ることができました。

♪~てんてんてんまり、てんてまり~
と歌いだされるこの歌。
でも私が歌っていたのは、手鞠がそのつき手の手からそれて表の通りへ飛んで行った、というあたりまで。
う~む!!この後、奇想天外な展開がこの手鞠を待ち受けていたとは~
鞠は紀州の殿様のお国入りの行列の中に飛び込み、殿様の手に抱かれて東海道をはるばる旅して紀州までやってきます。そして紀州がすっかり気に入った手鞠は、山のみかんに、あかいみかんになったというのです
みかんがね~、手鞠だったなんてね~!!と、何だか感心してしまいました。

たまたま、四国の早生みかんを頂戴したので、何だかじっくりその黄金色に見入ってしまいました。

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トイレット/toilet

2010-11-14 14:41:39 | 映画 た行
               
2010年/日本/109分
監督・脚本:荻上直子
出演:アレックス・ハウス、タチアナ・マズラニー、デビッド・レンドル、サチ・パーカー、もたいまさこ

前向きな映画が近場で観たかった。新所沢Let'sシネパークのHPの作品紹介で「みんな、ホントウの自分でおやんなさい」に惹かれ、日曜の朝一で出かけたのだった。レディースデーでも水曜サービスデーでもなかったのだが、劇場窓口には「本日¥1000」との案内が!!今日は「埼玉県民の日」でのサービスだったのだ。

荻上直子監督作品は初めて。「かもめ食堂」も「めがね」もそれ以外のも全く観たことがない。
で「トイレット」。
全編に途切れることなく流れるそこはかとないユーモアが心地よく、カナダ・トロントを舞台とした映像は美しい。音楽が一つの重要な鍵として存在し、使われているピアノ曲にはっとさせられる。(もっとも、「波を渡るパオラの聖フランシス」の曲名がどうしても思い出せずに、音楽が流れている間中、リストのなんだっけ~、と考えてしまっていたんだけれど。しかも大事な場面だったのに。)
「3人兄妹+ばーちゃん」が紡ぎだす世界に、出来過ぎ感はあるものの、ま、いっか~!と。
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クリスマス・イルミネーション@吉祥寺

2010-11-11 23:57:56 | 旅気分
今年も吉祥寺駅前にクリスマス・イルミネーションが登場。
先週、駅から降りたらイルミネーションが灯っていて、ああ、そんな季節になったのね、と気付かされたのだった。
今日はカメラを持っていたので写真を撮ってみた。今年はイルミネーションの真ん中にある赤いハートが印象的。
     
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空高く・・・

2010-11-07 23:33:03 | 自然
秋らしい高い空を久しぶりに見たような気がした。
もう11月なのだから正しくは初冬なのかもしれないけれど、でも空の色とその高さと、そこに浮かぶ雲に私に秋を感じていた。
            
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チュファ/chufa

2010-11-07 00:30:06 | 食・その周辺
先日スペイン語のクラスで先生が「そうそう、美味しいものがあるのよ」と出して下さったのが『チュファ/chufa』。そして、歯ごたえしっかりしてるのでよく噛んで召し上がれ、と付け加えられた。

初めて目にし味わう食物に興味津々、辞書で引くと次のようにある。
chufa:<植物>カヤツリグサ;その塊茎[食用]
で、もう少し調べてみるとカヤツリグサの中でもショクヨウガヤツリの塊茎ということがわかった。これを使って作られる「horchata de chufa/オルチャータ・デ・チュファ」はスペインでは特に夏の飲み物として人気らしい。
先生が仰るには、チュファは繊維、ミネラル、ビタミンが豊富でとても健康によく、よく食べられているとのこと。
ドライフルーツのように乾してあり、一粒一粒の大きさは大豆くらい。歯ごたえはしっかりしていて噛んでいるうちにほんのり甘みが感じられる。自然この上ない食べ物でどこか素朴でもあり、後を引く美味しさだった。食べきれなかったチュファを帰宅してからお皿に入れてまたちょこちょこ味わっている。
 
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茶の花、静かに開く

2010-11-06 00:30:54 | 自然
見上げた空には一片の雲もなく晴れ渡っていた日、ずんずん土手の道を歩いた。
緑がまだ色濃く残っている中を細い道がずううっと向こうまで続いている。
             
つやつやした濃い緑の葉のお茶の木に白い花が咲いているのに気付いて足を止める。

静かにひっそり、その花はうつむき加減に静かに咲く。
   
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ベンダ ビリリ!/BENDA BILILI

2010-11-04 00:44:11 | 映画 は行
             
2010年/フランス/87分
監督:ルノー・バレ&フローラン・ドラテュライ
出演・音楽:スタッフ・ベンダ・ビリリ

ストーリー:映画の始まりは、2004年。コンゴを愛する2人のフランス人映像作家が、ある日、キンシャサの路上で、ビリリの音楽を偶然耳にしたことから始まった。戦争による混乱と貧困でカオスとなったキンシャサで、障害を持ち、家がなく動物園で眠り演奏する。そこはまるで世界のドン底。しかしその音楽は豊かに輝き、メンバーはとことん前向きだった。2人はビリリに魅了され、彼らのアルバム制作とドキュメンタリー映画の制作を決意。それから5年。数々の困難や挫折を乗り越え、2009年にアルバムが世界発売。わずか数カ月後には、何と大々的なヨーロッパツアーまでが実現。彼らの音楽、彼らのパフォーマンスは、出会った人すべてに感動を呼び起こし、それはまさしく奇跡だった。映画は2009年夏の、その成功までを描いている。「ベンダ・ビリリ」、それはリンガラ語で、「外側を剥ぎ取れ」という意味。障害はあろうとも魂は自由なのだ、外側ではなく内面を見よ!彼らの音楽が、彼らの生き方が伝える強いメッセージがここにある。(公式HPより)

穏やかな晴天に恵まれた文化の日に友人と吉祥寺デート。なんちゃって
二人で大分前から、いい映画を観たいね、と話していたところバウスでこの『バンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡』が公開されることを知り、この日に観ることを決めていたのだった。
「スタッフ・ベンタ・ビリリ」が10月に初来日し各地でコンサートをしているのは勿論知っていた。どころか、激しく行きたかったっ!!でも、予定が合わず諦めた、という経緯もありこの日をすんごく楽しみに出かけたのだった。
作品中で流される音楽は無論のこと、ドキュメンタリとして映画作品として出色の出来!!素晴らしかった~
昔のザイール、現在のコンゴ民主共和国の混沌とした現状の中、音楽で結びつき、音楽を力として世界に羽ばたく彼らの5年間の軌跡を丹念に描いている。彼らの音楽が歌詞と共に幾つも演奏される。昨日トンカラ(段ボール)の上で寝る、明日はマットレスの上で寝るかもしれない、マットレスの上で寝ても、今日はトンカラの上で寝るかもしれない、と歌う。親たちよ、我が子のためにポリオのワクチンを飲ませてやってくれ、と歌う。その詩はどれもリアリティーに溢れ、あくまで詩的、そして奏でられる音楽はリズミックで陽気だ。メンバーの一人一人が丁寧に描かれるが特にリーダーのリッキーと彼が拾い上げたストリートチルドレンのロジェとの関係、そしてロジェの驚くほどの成長ぶりに目を見張らされる。

写真は愛知県「長久手町文化の家」での来日公演の折りに展示されていた彼らが使っている車椅子。この公演を聴きに行った方から頂きました。
      
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草間彌生展 ワタシというナニモノかへの問い

2010-11-03 00:35:22 | 展覧会・建築・器
      
会期:2010年9月18日[土]-11月7日[日]
開館時間:10:00-19:30
休館日:9月29日[水]、10月27日[水]
入館料:100円(ただし、小学生以下・65歳以上・障害者の方は無料)

実は随分前に鑑賞した展覧会武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の『草間彌生展 ワタシというナニモノかへの問い』。展示されていたのは1973年以降から制作された平面作品、版画とコラージュ作品の数々。どの作品を見ても、すべてが彼女の創りだしたものだと伝わるのが何とも彼女の彼女たる所以、凄いところ。1929年生まれとのことで、今年は81才になる彼女の凄まじい創作に対する情熱、意欲に圧倒され、そして勇気づけられて、えらく元気なそして高揚した気分になっていた。

ところで、この会場の吉祥寺美術館は入場料が100円で常設展示されている「浜口陽三記念室」「萩原英雄記念室」も見ることができる。この日も草間彌生展を楽しんだ後、二つの常設展示室もゆったり眺めてきた。特に浜口陽三記念室に並べられた版画の数々、よいですわ~!
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練習、練習また練習

2010-11-02 21:57:53 | 旅気分
10月以来、毎日、空が賑やかだ。
先週から(だったと思う)ブルーインパルスが連日、ほぼ同時刻に入間基地を飛び立って訓練飛行を繰り広げている。ブルーインパルスが飛んでくるとそれまで飛んでいた飛行機とは全く違う鋭い音が空一杯に響き渡る。
それにしても、連日の飛行、チームは入間基地にお泊りなのか?・・・などいらぬことを思ったり。

いよいよ航空祭が明日に迫り、今日はまた一段と練習の迫力が増したように思われる。開始時間も本番に近い時間に合わせている気がする。練習に練習を重ね、念入りにチェックをし、完璧な演技を目指す為の最終練習はまさに命懸けなのだと、空を見上げながら改めて思う。
   
下方の鉄条網の向こうが基地。
     
編隊飛行、そして図形も空に描いていた。
     
ここは滑走路すぐ脇の道。かなりの見物客が空を見上げていた。
                 
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