Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

鍋つかみ

2015-11-27 00:02:47 | 食・その周辺
東久留米にある「聖グレゴリオの家」のバザーにここで合唱ゼミナールを長年受講している友人から誘われて行ってきた。
10年ぶりくらいに東久留米の駅を降りたら駅がすっかり変わってしまっていて吃驚した。駅前の商店街も、昔グレゴリオの家でチェンバロを習いに通っていた時とはまるで違っていて戸惑った。

懐かしい川を渡り、グラウンドの横を通り小さな林を抜けると以前のままのグレゴリオの家がある。
いつもは静かな場所なのだが、この日は庭にも建物の中にも、そして聖堂のロビーにも色々なバザーの商品が並べられ人も多くごった返していた。
聖堂の入口近くに三陸のワカメなどを売っている屋台があり、そこに並べられていた鍋つかみが可愛くて、また自分が今愛用しているものと形がそっくりだったので買ってみた。
これは<ゆの実>会:東日本大震災被災地支援活動<ウィズアス・プロジェクト>の協賛グッズで、円工房の「コビトの帽子」と説明にあった。
私はリンゴ柄、木の柄、それぞれ2つで一組のものを買って、その1つずつを組み合わせて一組にして使うことにした。
この鍋つかみ、その名の通り鍋を掴むのには勿論のこと、薬缶の取っ手をつかむ時、熱くなったポットを持ちあげる時などに使うのに便利なのだ。
       
因みに下の鍋つかみは現在愛用中のもの。
「コビトの帽子」と似ているが、切れ目があるところがちょっと違う。
この切れ目がまた便利なんだな。
 
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秋の実の実る頃

2015-11-25 00:03:33 | 自然
秋が深まり、そこここで秋の実に出会う季節となった。
見事な野薔薇の実の赤。

再挑戦でサネカズラ/ビナンカズラを撮ってみた。

秋の夕日を映したようなツルウメモドキ(蔓梅擬)の朱色。

こちらは黒に近い紫の実。
   
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サネカズラ/ビナンカズラ

2015-11-23 22:08:09 | 自然
こんもりした茂みを覗いてみたら、その中に不思議な赤い実があるのに気付いた。
初めて見た実だったのでガラ携であわてて撮ってみた。
う~ん、ピンボケだ
でも、なんとか形はわかりましょう。
 
帰宅して調べてみたらこれはサネカズラ、漢字で表わすと実葛または核葛という植物の実であることがわかった。
サネカズラはそのつるから出る粘液を、髷を整えるのに使ったことからビナンカズラともいうのだそうだ。

英名:Scarlet kadsura
分類:マツブサ科 サネカズラ属
学名:Kadsura japonica
別名:ビナンカズラ(美男葛)
花言葉:再会・また逢いましょう・好機をつかむ

百人一首にある三条右大臣の
「名にし負はば 逢坂山(あふさかやま)の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」(後撰集 三条右大臣)
この歌に出てくる「さねかづら」とはこの実であったか!!

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ラ・ヴォーチェ・オルフィカ 第29回公演モンセラートの朱い本@東京カテドラル聖マリア大聖堂

2015-11-18 23:32:41 | 音楽
 
モンセラートの朱い本 Llibre Vermell de Montserrat
指揮:濱田芳通
ソプラノ:澤村翔子 赤地佳怜
アルト:細岡ゆき
テノール:中嶋克彦
バス:酒井崇
合唱:ラ ヴォーチェ オルフィカ
器楽:アントネッロ

私の音楽の拠り所であり古巣の合唱団である『ラ・ヴォーチェ・オルフィカ』の第29回公演「モンセラートの朱い本」が開催され、この日CD売りの手伝いをさせていただきました。
この日の公演は今年の2月に行われた公演が好評だったために再演されたのですが、更に進化し更にパワーアップした熱い演奏で会場を興奮と感動で満たし、満席の会場は、アンコールの後はスタンディング・オベーションでその演奏を称えていました!!
聖堂の祭壇に向かって左手側にはクリスマスのためのプレゼピオが飾られその上にきらきら光る一群の星が演奏の間中輝いていて、その星のきらめきがまたこの演奏にぴったりだとどきどきしながら思いました。また聖堂の打ちっぱなしのコンクリートの灰色もモンセラートの岩山を連想させるようで・・なんだか夢のようでした。
ラ・ヴォーチェ・オルフィカ 第28回公演『モンセラートの朱い本』⇒こちら

この日はNHK-BSプレミアム収録のために聖堂内に機材が入っていたのですが、その外には大きなトラックが3台止まっていました。
この公演を聞き逃し&見逃された方々、NHK-BSで放映される予定です~
放映日については「ラ ヴォーチェ オルフィカ」「アントネッロ」のHPをどうぞチェックして下さい。(CD売りをしていてお客さまから伺ったのですが・・その方は録画していたNHKの方に聞いたとのことですが・・2月頃の放映予定だとか・・・でもこれも不確定情報なので是非前出の2つのHPをチェックしてみて下さい)


クリスマスも近いし、とカテドラル東京で求めた小さな小さなギターのプレゼピオ(プレゼピオとはキリスト降誕の情景を再現するジオラマのこと)。
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旅する一葉

2015-11-16 23:33:56 | 音楽
PCのオークションについては参加したことはなくても聞いているし、実際に友人がオークションに参加して落札できたという話も知っている。しかし、自分で参加して落札するなんて考えたこともなかった。
ほら、よくテレビで見かけるクリスティーズのオークションの映像など、オークションとは私の生活からは遥かに遠く離れた別の世界の話だと思っていた。
それが、この10月、贈りたいものがあり探したらどこも完売でがっかりしていたところ、ヤフーオークションに出品されていたのを知ったのをきっかけにヤフオクに参加し、首尾よく落札という経験をしたのだった。

そうして落ち着いてからオークションに出品されているものをじっくり見てみると、様々なものが並んでいることに驚かされた。
TVの「なんでも鑑定団」で出品者がPCのオークションで落札したものです、と品物の来歴を語るのを聞くけれど、ほんといっぱい出品されている!!玉石混交か?なんて目で眺めているのも面白く・・・。
と、そんな中で見つけた「17世紀フランスのグレゴリオ聖歌楽譜」!!
ほぉ~
そしてそこには
「手漉きの紙に活版技法により楽譜と文字が記されており、透かしが入っています。時代に伴う黄ばみや音符や文字のインク擦れに味わいがあります。上下部に小さな穴空きがあります。」との説明があった。
私にとって今年は記念の年だし、欲しいなぁ~
入札しても落札できるかどうか・・・えい、ままよ!!とポチってみた。
・・・結果、見事、落札~
表と裏と、両面じっくり楽しんで、
 
ぽつぽつと歌ってみて・・・額に入れてピアノの横の壁に飾った。
              
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C.ロセッティ:もう一度の春

2015-11-08 00:05:57 | 音楽
作曲家木下牧子氏の合唱曲集『C. ロセッティの4つの歌』からNO.4「もう一度の春」を弾いていると、いつもその詩の透明な哀しさとその哀しさを突き抜けた向こう側にある静まり返った朗らかさに胸打たれる。
楽譜の最後の2頁にある静かに命を燃やす炎のような朗らかさとは対照的にそれまで連ねられた言葉の数々に込められた悲しみの深さに苦しみを、そして奏でられる音の澄んだ長調の響きがその悲しさをより深めている気がする。
”もういちど、春に会えたら/If I might see another Spring”と4回繰り返されるこの言葉に込められた思いの深さに思い当たる時、愕然とするとともに、最後の節に彼女の希望を見いだす気もする。
     
クリスティーナ・ジョージナ・ロセッティ(Christina Georgina Rossetti, 1830年12月5日 - 1894年12月29日)は、19世紀 ヴィクトリア朝時代の英国を代表する女性詩人。画家・詩人ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの妹で兄をはじめとするラファエル前派の画家たちの作品のモデルにもなった。1874年に大病を患い、隠遁に近い生活をしていたという。


『もう一度の春』              Another Spring
クリスティナ・ロセッティ(岡田忠軒 訳詞)   Christina Georgina Rossetti       

もういちど、春に会えたら          If I might see another Spring
夏の花を植えて、待ったりはしない      I'd not plant summer flowers and wait:
わたしはすぐに、クローカスを咲かす     I'd have my crocuses at once,        
葉のない、ピンクのメジリオン        My leafless pink mezereons,            
冷たい葉脈のスノードロップ、もっとすてきな My chill-veined snowdrops, choicer yet
白か空いろヴァイオレット          My white or azure violet,
葉にくるまったプリムローズ、なんでも、   Leaf-nested primrose; anything
おくれず、すぐに咲くものを         To blow at once, not late.             

もういちど、春に会えたら          If I might see another Spring
私は昼の小鳥を聞こう            I'd listen to the daylight birds
巣づくり、つがい、さえずる小鳥を      That build their nests and pair and sing,
相手のいない、ナイチンゲールを待たず    Nor wait for mateless nightingale;
元気な牛の啼声を聞こう           I'd listen to the lusty herds,
まっ白な子供を連れた雌羊も、        The ewes with lambs as white as snow,
霰の中に、吹く風のすべてに         I'd find out music in the hail
歌の調べを見出そう             And all the winds that blow.

もしも、もういちど、春に会えたら―     If I might see another Spring--
ああ、わたしの過去を突き刺す言葉      Oh stinging comment on my past
過去がみな、「もしも」で終わるなんて―   That all my past results in 'if'--
もしか、もういちど、春に会えたら      If I might see another Spring
今日という、その日を笑おう、束の間の今日を I'd laugh to-day, to-day is brief;
何も、もう、待ったりせずに、        I would not wait for anything:
短い命の、今日を生きよう          I'd use to-day that cannot last,
今日こそ楽しみ、そして歌おう        Be glad to-day and sing.

ロセッティについて調べている中で、彼女の詩は金子みすゞも愛読していたとのことを知った。そしてその金子みすゞを「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛した西条八十の訳による『風』という詩を見つけ、よく知られているこの詩がロセッティの作品だということを、初めて知ることができた。(遅っ
 

『風』                  The Wind 
クリスティナ・ロセッティ(西条八十訳)

誰が風を見たでしょう?          Who has seen the wind? 
ぼくもあなたも見やしない、        Neither I nor you;
けれど木の葉をふるわせて         But When the leaves hang trembling
風は通りぬけてゆく。           The wind is passing thro'.

誰が風を見たでしょう?          Who has seen the wind?
ぼくもあなたも見やしない、        Neither you nor I;
けれど樹立ちが頭をさげて         But when the trees bow down their heads 
風は通りすぎてゆく。           The wind is passing by.
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el Día de los Muertos/万霊節・死者の日

2015-11-06 23:17:04 | 語学
キリスト教では11月1日は万聖節・諸聖人の日el Día de Todos los Santos、そして翌日の11月2日はel Día de los Muertos/万霊節・死者の日。
メキシコではこのel Día de los Muertosが盛大に祝われるのだそうです。街中に仮装した人々、仮装した骸骨さんが音楽と共に溢れるのだそうです。
その日を象徴するカードをメキシコ土産にいただきました。

う、うわ~!!こ、これは、何とインパクトのある骸骨さんでしょう!!
調べたら、これは超有名人もとい超有名骸骨、ポサダが描いた『La Calavera Garbancera 愛しのカトリーナ』。
メキシコの版画家ホセ・グアダルーペ・ポサダは生涯を通して商業的な作品を制作し続けましたが、その芸術的・文化的な価値が死後に再評価され、今では現代メキシカン・アートの先駆者といわれています。子供の頃にポサダの漫画を見て育ったオロスコやリベラといった巨匠たちも、ポサダから多大な影響を受けたと告白しています。~HP”aguila o sol”より

そして、カードを開いて組み立てると現れたのは『オフレンダ』と呼ばれるこの日のための祭壇のポップアップカード。まさに飛び出す祭壇。
階段状になっていてそこに色々なものが並んでいるのを見て、お雛様の段飾りを連想してしまった・・・。
   
来たる12月に公開される『007』の予告編を見ると、そこにメキシコの死者の日の様子が映っている、と教えられて観てみました。これは楽しみ!!

ところで、大分前にメキシコを舞台にした映画を観た時に確かその中でも骸骨が踊っていたような・・・とパンフレットを探してみてわかりました!
それは、岩波ホールで上映されたセルゲイ・エイゼンシュテインの『メキシコ万歳』。
話はすっかり忘れてしまっているのだけれど、その時に記憶の中にしまいこまれていたのは竜舌蘭の広がる乾いた風景と農奴と処刑と骸骨祭り・・・
      
パンフレットより↓

そして、その中で紹介されていた画家ディエゴ・リベラの代表作『アラメダ公園の日曜の午後の夢』の中央部分。
同じ部分をHP”aguila o sol”からお借りしてきました。

左から、少年の日のリベラ、その夫人のフリーダ・カーロ、骸骨のカトリーナ、そしてポサーダが描かれています。
一枚のカードからぱあっと世界が広がった感じ~。
では、最後に骸骨さんが楽しい一曲~♪

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入間航空祭

2015-11-03 23:24:22 | 旅気分
好天に恵まれた11月3日文化の日、この日は例年航空自衛隊入間基地の『入間航空祭』
午前9時きっかりに基地から飛行機が飛び立つ音が聞こえてきたかと思ったら、その後は次々飛行機の音が続いていた。
午後1時半頃からは『ブルーインパルス』の展示飛行があるので、入間川の河川敷に行ってみた。
演技開始前から、家族連れ、犬さんと散歩中、はたまた河原でバーベキュー・・・etc.etc.と大勢の人が集まって河原は賑やか。
    
いよいよ曲技飛行が始まり、手元のデジカメでぱちぱち

青空がきれい。

飛行したのは全部で6機。

青い空にブルーとシルバーの機体が映えていた。

基地は約20万人の人出だったとか・・・。
入間川河川敷は基地からは距離があるけれど、遮るものがなく広々~。
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