Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

カタクリ、満開。

2014-03-31 21:12:32 | 自然
         
風の強い日だけれど、お日様は照っているのでくるりんとカールした花弁が可愛いカタクリに会えるかなと、と期待しながら歩いていた。
おっ!!まさに満開~
山の斜面は風の当たりもそう強くないようで、静かに、でも時折りみんな一斉に首を揺らしながら咲いていた。

太陽は丁度お空の真ん中のお昼時。
「カタクリはお寝坊です」と掲示板にある。
お日さまの光を一杯に浴びないと花が開かないのだそうだ。
だから、曇天や雨天では花は固く閉じたままじっと下を向いている。

このカタクリの群落のある辺りは躑躅がたくさんあるのだが、今年の冬に殆どの躑躅が短く切られてしまっている。
だから山全体がスカスカな感じ、日当たりはよくなったけれどね。

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上野公園の桜

2014-03-30 00:30:04 | 旅気分
VOCA展を見に行った土曜日は天気も良く、三月の終わりとは思えない陽気。上野駅が近くなった時に、もしかしたら凄く混んでいるかも・・・と気付く鈍い私でした。
つい2,3日前に開花宣言を聞いたばかりなのに、あっという間に見頃ちょっと手前、次々花開く上野公園の桜。
桜も咲くが、人も咲く・・・みたいな。
どの木の下も花見に集う人々で一杯

オレンヂのネットは芝生養生中のため、との張り紙がありました。
そのネットの手前の華やかに紅い桜。
     
清水観音堂の石段からの景色。

上野公園のメイン・ストリート?!
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VOCA展2014

2014-03-29 23:00:40 | 展覧会・建築・器

<現代美術の展望ー新しい平面の作家たち『VOCA展2014/The Vision of Contemporary Art』>

会期:3月15日 (土) 〜 3月30日 (日)会期中無休/10:00 ~ 18:00 開館(入場は閉館30分前まで)
入館料:一般・大学生500円/高校生以下無料
概要:40歳以下の将来有望な作家による平面作品を展示。今回は33人のアーティストが参加します。

VOCA展とは:VOCA展では全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介していきます。~HPより

前回2011年3月に訪れて以来3年振りのVOCA展を見に上野の森美術館に行った。
前回はまさに3.11直後で美術館行くための足・交通手段を心配しながらの探訪だったのだが(前回の記事⇒こちら)、今回は出たとこ勝負の時間に出ても電車に乗ることができて・・・。そしてまた、あの時の駅の暗さ、車内の暗さに比べて、今の明るさってどうなの?と、つい考えてしまう。
着いた上野駅は信じられないくらいの人の多さ!!・・・お花見客が押し寄せていたんでした人の波に乗りながら、はたまたかき分けつつ美術館に到着。
美術館の入口は静かだったのだが、一歩中に入ると会期も迫っていることもあり賑わっていた。老若男女ことに若い世代の姿が多くみられ、それぞれがそれぞれの見方で静かに作品を楽しんでいるようだった。(最近、話題の美術展は激混みで、しかもわにゃわにゃうるさくて辟易することが多かったのだが、ここではわにゃわにゃうるさくする人もなく、快適でした)
作家の意志を強く思わせる作品、大作がずらりと並ぶ展示室は壮観でパワフル、見ているこちらも「おおっ!!」と思いながら鑑賞していた。楽しかった~

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歌劇『ウリッセの帰還』

2014-03-22 22:18:07 | 音楽

アントネッロのオペラ・プロジェクト「オペラ・フレスカ」、モンテヴェルディ3大オペラ一挙上演!のシリーズ第3弾『ウリッセの帰還』を川口リリアで聴きました~
指揮:濱田芳通 
演出:彌勒忠史
管弦楽:アントネッロ
ウリッセ:春日保人、ペネローペ:上島緑、テレーマコ:中嶋克彦、エウメーテ:黒田大介、ミネルヴァ&フォルトゥーナ:澤村翔子、ジョーヴェ&アンフィノモ;鹿野浩史、ジュノーネ&アモーレ:末吉朋子、ネットゥーノ:小笠原美敬、イーロ:渡邉公威、エリクレア:人見珠代、アンティノオ:酒井崇、人間のはかなさ:弥勒忠史

見終わって&聴き終わって何とも言えない清々しさを感じ、ああ今日ここで、このオペラを聴けてよかったなあ、としみじみ思ってました。歌手も(特に男性陣に聴き惚れました)アントネッロの管弦楽も素晴らしかった~
ウリッセ(オデュッセウス)を始めとする登場人物の衣装は和服というか「和」を強くイメージさせるもので、それがまた自然で、きれいでした。神話の世界が洋の東西を越えてシンクロしている感じで・・・。
舞台上の全てが全く違和感なくこのモンテヴェルディの音楽の中に溶け込んでいると思わせる舞台作りは素敵でした。
見終わった後に感じた清々しさがどこから来たのだろうと考えてみると、全幕を通じて神様も人間もみんなそれぞれが喜怒哀楽を素直にさらけ出して「生きて」いる感じがしたからだったのではないかしらん、と思えます。そう感じさせる演出と音楽の目論見にまんまと気持ちよく乗せられて、生き生きとした舞台を楽しんでました。
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ライトマンの話

2014-03-19 23:02:03 | 日々の雑感・近況
3月20日付けの朝日新聞夕刊に紹介されていたブックライト『ライトマン(高さ15.6cm、シリコン製):レイメイ藤井』が気になり探してみました。
記事では手軽なブックライトとして主に紹介されていましたが、その他にもちょこんとテーブルに置いてテーブルライトとして使ったり、頭部以外の体部分が全部曲がるので色々なポーズを作ることができ使い方次第で携帯スタンドにもメガネ置きにも・・・とありました。
色は全部で5色、また色によって表情が違っているようです。
注文後、待つことしばし・・・で、やってきました、ライトマン

身体に金属が入っているので、好きなように曲げられます。
テーブルの上に乗せてみました。両目のライトはLEDで結構な明るさです~
本を読む時には、本に引っかけるより自分のポケットにでも入れて頁を照らす方がいいかも、です。

コンピューターのところから、ぴか~

*LEDブックライト:ライトマン⇒こちら

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夕暮れ

2014-03-17 23:56:54 | 自然
沈む夕陽を追いかけたのだけれど、あっという間にお日様は厚い雲の中に隠れてしまった。
空は一枚の布のよう・・・。
       
プラネタリウムの向こうに広がる街にぽつぽつ灯りが灯り始める頃。
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紅梅

2014-03-12 23:42:09 | 自然

青空のもと、紅梅が開いていました。
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便利グッズの話⑥

2014-03-09 22:31:09 | 旅・再発見
父は俳句を詠むのを楽しみ、母は手芸をするのを喜びとしているのが日常の私の両親。

この帰省の時、母の裁縫道具入れをのぞいたら、不思議な道具が入っていた。
「これはなあに?」
と尋ねると、
「これはほんとに便利な道具なのよ」
と実演してくれた。
 
まず、針を針穴を下にして、上の小さな穴の中に立てます。↓

次に使いたい糸をこの道具の溝に入れ(上から入れるのですっと通ります)右についているレバーをやさしく押して、

レバーを放したら、針を持ちあげます。

すると、なんということでしょう~!!
見事に糸が針穴を通っているではありませんか!!

母曰く、
「この道具は百人力~。これがなかったら糸通しにどれだけの時間を取られるか・・・」
「ただ、クロバーの針でないとうまく通らないのが惜しいけれどね」
だそう。
クロバーの「糸かけ」の話。
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静岡県立森林公園@浜松市浜北区⑤

2014-03-08 22:33:12 | 旅・再発見
浜松の実家に寄った時に、父と母が浜北の森林公園へ連れて行ってくれました。
父の運転する車に乗って山の中をしばらく走ったところに森林公園はあります。
子どもの頃、遠足でわーわー言いながら来た場所です。
私は浜北の森林公園と呼び習わしてましたが、正式名称は静岡県立森林公園だそうです。
へ~!!
そして浜松市が政令指定都市になって、以前の浜北市は現在では浜松市浜北区となっていたのです。
なんとっ!!

森林公園の木々がどれも随分大きくなった感じ。でも、遊歩道が整備されているので、森林浴を楽しみながらゆっくり森の力を満喫できそう~。
はるか向うの山の稜線に沿って風力発電のためでしょうか、風車の列が望めます。
つい、風の谷のナウシカ気分に・・・。遠過ぎるか

3人で公園内の施設「森の家」にある「レストランまつぼっくり」で両親お薦めの麦とろご飯をそろっていただきました。美味しい~
その窓越しに広がる浜北の町並み。

ちょっと歩きましょう、と『空の散歩道』をゆっくり歩いてみました。
おお、かなり高いところです~!!

そう、『空の散歩道』とはこの吊り橋のことだったんです。
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名古屋点描④

2014-03-06 23:20:33 | 旅・再発見
栄のテレビ塔、そして右の画像、手前にある楕円形の建造物はオアシス21、その奥は愛知芸術文化センター。
       
こちら↓は東山動物園。
ここは子どもの頃、通っていたピアノ教室の遠足(遠かったけれど日帰りできた)で来たのが最初でした。
当時の記憶はぼわぼわになっているのですが、ラクダと遊園地の遊具で遊んだことが記憶に残っています。
その頃とどこがどう変わったのかは・・・曖昧な記憶ゆえ、比べようがないです。
 
この日は寒かったせいか、動物たちは部屋にいるか、外に居てもあまり動かずにいるか、のどちらかでした。
     
池に咲く花のようなフラミンゴと中からそっと外を伺うシマウマ。ま、午年ということで。
     
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里帰りした珠玉の陶磁器「ノーマン・ロックウェルの世界」展@名古屋陶磁器会館③

2014-03-05 22:12:12 | 旅・再発見
市民の日常生活を描いて人気の高いアメリカの画家:ノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell、1894年~1978年)の絵を題材にした陶磁器作品は1950年代を中心に瀬戸・美濃地方で製造され、その大部分が名古屋の商社を通じて米国に輸出され、国内には残っていません。
この『里帰りした珠玉の陶磁器(森 公作コレクション)「ノーマン・ロックウェルの世界」展』はその貴重な磁器の絵皿や人形が今回約300点展示される展覧会です。(3月9日まで)

入口で迎えてくれるノーマン・ロックウェル本人でしょうか、そのノベルティ。
でも、左に置かれている絵皿を見ると、画家は背中をこちらに見せて座っているではありませんか。
オリジナルの絵は絵皿に写されていますが、立体のノベルティはこの絵を見て瀬戸の職人が画家の鏡に映る正面の姿を手がかりにオリジナルとは逆の方向から画家本人を製作したんですね~。
す、すご~い
 「展覧会にあたって」クリックで拡大
絵皿は転写だということですが、その仕事の細かいことに驚かされます。
そして、それをまさに3D、立体にする豊かな想像力と確かな技術!!
 
どの作品も生き生きして、まるで動きだしそう。
とにかく全てが細部にまでこだわって作られています。
 
それこそ、髪の毛からつま先まで・・・。
 
凄いものを見せてもらいました!!
 
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「伝承塾」作品展~春のよろこび~&凸盛り絵付け体験@名古屋陶磁器会館(追記)②

2014-03-04 00:03:53 | 旅・再発見
白磁の表面に立体的な装飾を施す名古屋の代表的な上絵付け技法「凸盛り」(でこ盛り/イッチン盛り)をご存知ですか?

これは「台白と呼ばれるセラミックやガラスの粉末に布海苔と水を混ぜてペースト状にしたものを生クリームを絞り出すようにして皿や酒器、つぼなどの磁器の表面に絵を描く技法で絞る器具の名前を取って「イッチン盛り」とも呼ばれた。」~中日新聞3月3日記事より

しかし名古屋の陶磁器産業は1970年代以降、著しく衰退し職人も高齢化しこのままでは伝統の技法が途絶えてしまうと伝統の技を継承していこうと立ちあがったのが「名古屋凸盛り隊」で、陶磁器会館で「伝承塾」を開いているのだそうです。
その展覧会『「伝承塾」作品展~春のよろこび~』が陶磁器会館の1階で開催されていたので寄ってみました。
迎えてくれたのは、凸盛り絵付けで華やかに絵付けされたお雛様の壇飾り。
その反対側には白生地の壇飾り。
 
素敵な作品が並んでいます。
盛り上がっているのがわかるでしょうか。
 
豪華な技法で吃驚しました。
でも今、この伝承塾のような形で保存と伝承に努めなければ、これだけの技が消えていってしまうとは・・・。
これからの「名古屋凸盛り隊」と「伝承塾」の活躍と活動に大いに期待したいものだと思いました。
 

そして今回、第1回の『凸盛り絵付け体験』ワークショップが開かれるということで参加しました。
私にとっては陶磁器は見るもの、使うものなので、当然、絵付けの経験は皆無。
真っ白のお皿を見た時には私の頭が真っ白になりました。
無から有をひねり出さねばならないのか・・・と。
 
でも講師の方々の説明を伺いながら、口金(イッチン)から台白を絞り出していくうちに工作感覚で楽しくなってました。
やり直しは簡単、手でやり直したい箇所をなでるだけで、台白はさっと取れるのです。
 
ただ、台白はとても乾きやすいので口金が詰まりやすく、しょっちゅう外しては洗い、またつけては詰まり、それを洗い・・・の繰り返し。
その合間にお皿に絵を描く、ということでなかなか忙しいのです。
あっという間の1時間半、ああ、面白かった!!
でも、難しい技法だと身にしみてわかりました。
これから、窯に入れて焼成なので、受け取りはまだ先です。
さあ、どんなお皿に仕上がっているでしょうか。どきどきしちゃうなっ

で、出来上がったのがこちら・・・やっぱり、凸盛りは難しい~
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名古屋陶磁器会館①

2014-03-03 00:29:16 | 旅・再発見
名古屋は縁のあるところなのに、名古屋陶磁器会館を訪れたのは今回が初めて。
名古屋陶磁器会館⇒こちら
土・日・祝日が休館で平日の開館時間が10時から17時ということで、行ってみたくてもなかなかいく機会に恵まれなかったのでした。
今回、凸盛り絵付け体験が日曜に開かれるという情報を得て、予約が首尾よくできたので訪れることができた次第です。
折しも会館では「ノーマン・ロックウェルの世界」展&「技の伝承塾」作品展開催中(3月9日まで)

訪れた会館はシックで落ち着いた雰囲気を漂わせた建物でした。
Wikipediaによると、「かつて名古屋陶磁器貿易商工同業組合の事務所として使用されていた建築物で1932年(昭和7年)に完成した。設計は名古屋高等工業学校教授の鷹栖一英(たかのすいちえい)。1946年(昭和21年)には3階部分を増築、建物の外壁はのスクラッチタイル貼りで、室内にはアール・デコ調のレリーフのある天井や建具などが残っている。
現在は、1階部分がかつて輸出用に製造されていた陶磁器を展示紹介をするギャラリーとして使用されるほか絵付け教室なども行われている。2階・3階には別のテナントが入っている。
2008年(平成20年)3月28日には名古屋市の景観重要建造物等指定物件になり、同年10月23日には国の登録有形文化財に登録されている」と説明されています。

入口景観。
        
玄関を入ったところ(左)、ドアと灯りと(右)
 
2階への階段の踊り場の窓(左)、3階への階段の踊り場の窓(右)
 
灯りに浮かぶ「POTTERY-CLUB」の文字
        
階段の飾りタイル(左)、玄関天井の灯り(右)
                   
ドレッサー(だったと思う)(左)、開館当時からある大時計(右)
 
そして、貴重な陶磁器が所狭しと来る人を迎えてくれます。
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