Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

孤独のススメ

2016-04-30 22:46:00 | 映画 か行
        
2013年/オランダ/86分
原題:Matterhorn
監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カス、ロネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセ、アリーアネ・シュルター
ストーリー:妻に先立たれ、オランダの田舎町でひっそりと単調な毎日を送るフレッド。ある日、言葉も過去も持たないテオがフレッドの家に居ついてしまい、男2人の共同生活がスタートする。フレッドとテオの間にいつしか友情が芽生え、何も持たないテオの生き方からフレッドは真の幸せを学んでいく。~映画.comより

友人に薦められて観たオランダ映画。
静かな出だし、どこまでも続くまっ平らな土地、そしてそこで続く厳格なカルヴァン主義の教会を中心とするオランダの田舎の村での生活。
使われているのは全てJ.S.バッハ、特にマタイ受難曲が心に残る。しかも、映画の冒頭
 ”「難しくはない。しかるべき時にしかるべき鍵盤を叩きさえすればいいのだ」 ――― ヨハン・セバスティアン・バッハ”
という一フレーズが流れる。
いや確かにそうなんだよな~、と引っかかりつつ物語の流れに乗っていると、これが実はすごい一言であることを知ることになる。
バッハで彩られた音楽の中に飛び込んでくる"This is my Life(La Vita)"にその歌詞と一気に全てが解放される瞬間が重なって感動で胸が一杯になる。そしてラストシーンでのマッターホルンの神々しい美しさがいつまでも心に残る
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野の花たち

2016-04-25 22:11:56 | 自然
この間、お蕎麦屋さんで
「市場で珍しい野草を手に入れたから天ぷらにしてみました」
と出されて始めて食した『甘野老』(アマドコロ)。
お店で図鑑も見せてもらい、あれ?見たことある、と思っていたこの野草。
やはり近くに咲いているのに遭遇しました。
      
タンポポとキュウリグサ
 
コデマリとヒメツルソバ
     
今年も群生で華やかにさいていました、ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)。
         
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四月に・・・。

2016-04-24 00:03:25 | 自然
桜の後はツツジが花開く山の斜面。
緑の濃淡の中に朱いツツジ。

展望台の脇の鈴懸:プラタナスに成り始めた小さな実が風に揺れていた。
まさか、しゃんしゃんとは鳴らないけれど・・・。
     
ツツジを透かして遠景を望む。

足元のタンポポがきらきら光る。
みんな旅の支度を整えてきりりと輝く。
         
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ボイスケアのど飴

2016-04-23 00:01:36 | 音楽
 
友人に
「ご存知かしら、こののど飴。
国立音大とのコラボレーションで作られたのど飴なんですって」
といただいたカンロの『ボイスケアのど飴』。

国立音楽大学との産学協同プロジェクトにより、「声を大切にする人」のためののど飴でプロポリスとハーブが配合されているというこの飴。
カンロのHPにはこの飴の頁もあり⇒こちら
プロポリス配合を謳っている飴というと、それが際立つものが多い気がしてましたが、この飴は全体にやさしく、いい感じです。
HPにTVCMがあったので見てみたら、ベートーヴェンの第九の合唱に合わせて飴が踊っているのが笑えました
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平底フラスコ

2016-04-22 22:22:37 | 展覧会・建築・器
バス通り沿いにある骨董店でもありリサイクル・ショップのようでもあり、和から洋まで種々雑多なものが並んでいる面白いお店「ラッキーマーケット」
以前の記事⇒こちら
坂道側のショーウインドウにはエレキギターなどの楽器類が並べられている時があったり、その折々で変わるのだが、今は招き猫が道行く人を招いているというか、眺めているというか・・・でもその顔が一風変わっている。とにかくありきたりの招き猫では断じてないのだ。
時々、夜照明がぼんやりあたっていると迫力満点!!(って一体どんな猫なんだ!!)
ま、その猫に呼ばれたわけではないが先日お店に入ったところ見つけたのが理科の実験で使った覚えのある「平底フラスコ」
授業の時にはもっと大きなものを使った気がするが、そこにあったのは直径が6.5cmほどで高さが11.5cmほどの小ぶりのものだった。
小さな花や一輪挿しにいいかなと1つ求めてなんとなく浮き浮きしながら帰宅し早速チューリップを飾ってみた。
       
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八重桜

2016-04-18 22:05:48 | 自然
通りすがりにふと気付けば、小学校の庭の八重桜がそろそろ盛りを過ぎようとしていた。
カメラを持っていなかったのでガラ携で撮影。

しかし今年の春は、歩みが速いなあ。
御衣黄ももう花の中心がピンクになり始め、
  
ぼってりと重そうな濃いピンクの八重桜が風にさかんに花びらを散らせている。
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シャガにチューリップに・・・

2016-04-16 22:41:44 | 自然
路傍で咲き始めたシャガに出会う。

レンズを花の近くに寄せてしげしげ眺める。
         
鉢植えの八重のチューリップが顔をのぞかせる。
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リップヴァンウィンクルの花嫁

2016-04-13 22:22:07 | 映画 ら行
         
2016年/日本/180分
監督・原作・脚本:岩井俊二
出演:黒木華、 綾野剛、Cocco、原日出子、地曵豪
ストーリー:SNSで知り合った鉄也と結婚することになった派遣教員の皆川七海は、親族が少ないため「なんでも屋」の安室に結婚式の代理出席を依頼して式を挙げる。しかし、新婚早々に鉄也が浮気し、義母から逆に浮気の罪をかぶせられた七海は家を追い出されてしまう。そんな七海に、安室が月給100万円という好条件の住み込みのメイドの仕事を紹介する。そこで知り合った破天荒なメイド仲間の里中真白と意気投合した七海だったが、真白は体調がすぐれず日に日に痩せていく。そんなある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出す。~映画.comより

不思議な世界に迷い込んで、登場人物と共にその中を漂流し浮遊していたような気がする。3時間という長さを全く感じさせない、というか3時間という時間がそこでは何の意味もないような、全く別の世界を旅してきたような・・・。巨大な迷路に迷い込んで、でもなんとか歩き続けなければ、止まったらそこで終ってしまうという風な・・・。
虚構が次々に積み上げられた時、では虚構以外の真実はあるのだろうか?いや、積み上げられた虚構の中にこそ現実は潜んでいるのではないのだろうか?いやいや、そもそも虚構と真実という風に考えてしまうことこそが、嘘っぽく、間違いなのではなかろうか?etc.etc.・・・。
岩井監督の世界と俳優陣の凄さを堪能した素晴らしい作品だった
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加茂哲 回顧展

2016-04-09 00:00:41 | 展覧会・建築・器
去年の今頃、桜の花びらが盛んに舞い散っていた時期に急逝した夫の友人であり仕事仲間であった彫刻家・加茂哲氏の『加茂哲 回顧展』が飯能市原市場の彼の自宅アトリエで開催中です。

会期:2016年4月1日、2日、3日
        8日、9日、10日
   12:00~18:00

彼の作品がアトリエと庭とに展示され、2009年以前の作品が写真で壁に並び掛けられ、彼の作品を一堂に見られるようになっています。
そこかしこに「加茂さん」がいるような・・・。
この展覧会を企画し開催された奥様の孝子さんの加茂さんへの思い、家族の方々そして彼の友人たちの思いが真直ぐ伝わってくる回顧展です。
折りしも庭の大きな桜が満開で、印象深い展覧会となりました。

加茂さん制作の小さな石の花器を求めました。
どんな花を活けても、それがどんな大きさの植物でも不思議にぴたっと収まる石の花器です。
手近の花を活けて楽しんでいます。
 
(左:オリズルラン・カランコエ・ローズマリー、右:パンジー・クリスマスローズ)
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稲荷山公園、北斜面

2016-04-04 00:07:30 | 自然
この稲荷山公園の北斜面はカタクリの群生地で、今年は桜とカタクリが同時に楽しめる。
地面に置かれた鏡に映るカタクリと桜。

そして、カタクリと桜だけではなくここでは次々に春の花が開く。
可憐なニリンソウ。
      
薄紫に地面を染めて咲く菫たち。
      
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花曇り

2016-04-03 22:38:54 | 自然
桜の花が満開~
空は花曇り。
入間川の土手に花開く桜。

入間川の岸から稲荷山公園方向を望む。
重なる桜。

しげしげ近寄って眺める。
          
稲荷山公園、北斜面の道沿いの桜。
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