Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

横浜ベイサイド切符の旅:氷川丸・客室

2015-08-21 22:16:49 | 旅・再発見
氷川丸の客室、ここが船の中だということを忘れてしまうような、ゆったりして居心地のよさそうな部屋が並んでいた。
さすが、一等客室~。

ステンドグラスの窓が一部屋は鳥で、ベッドルームは花!!

ベッドの上にさりげなく置かれた毛布の畳み方までこだわりを感じさせて・・・

これは「飾り毛布」と言うのだそうです。
説明文には
『飾り毛布;当時、客室のベッドには、給仕(サービスを担当するスタッフ)が折った「飾り毛布」が置かれ、長い船旅の乗客に喜ばれました。飾り毛布は何十種類もの折り方があり、その技術は代々、給仕から給仕へと受け継がれました。・・・』
とありました。

そして、こちらは三等客室。

横浜ベイサイド切符で楽しんだ夏の一日でした。
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横浜ベイサイド切符の旅:氷川丸・照明

2015-08-20 23:50:33 | 旅・再発見
船内を見学していて、そこかしこにある灯り、照明にも心惹かれました。
撮ってきた写真にも結構な数の灯りが写っていました。
左は灯りと言うよりは天窓、自然の光がガラスを通ってやわらかく射し込んできています。
  
照明一つ一つに意匠を凝らしていて、見ていて飽きることがありません。
   
いかにも船の中の灯り、というものとともに、優しいシェードに和む灯りがあり、
    
クラシックな趣の灯りもあれば、
 
ガラスの面白さを教えてくれるような灯りもあり・・・。
    
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横浜ベイサイド切符の旅:氷川丸・船内

2015-08-19 21:08:42 | 旅・再発見
正直に言いますと、上船して中を見学し始めるまでは「涼しかったらいいな」くらいにしか思っていなかったので、船内を歩き始めてその美しさに仰天しました。
アール・デコの意匠が施された様々な家具・調度etc.etc.
洗練されたデザインを生かす丁寧な仕事がそこここに・・・!!
金属とガラスの扉、木とガラスの扉。
         
すりガラスと透明なガラスを組み合わせた扉、扉の上下にあったこのデザイン!!
         
船の中とは思えない風情のある廊下、そして一等図書室。
 
まさにアール・デコ、という螺旋状の階段。
     
こちらは一等食堂。
夜な夜な素晴らしい食事が船客に供せられたことがしのばれます。
食器の音、テーブルごとの会話する声、そして静かな足音・・・
     
波音も食事のお供として・・・
     
お客の中には子ども連れも多かったのでしょう、
長い船旅で子どもたちが退屈しないようにと一等児童室という部屋も用意されていて、そこでは美しい木馬、本格的な木馬が迎えてくれました。
     
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横浜ベイサイド切符の旅:氷川丸

2015-08-18 22:23:28 | 旅・再発見
中華街から次に向かったのは山下公園。
公園の入り口には白い制服を来た男性が
「氷川丸へどうぞ!」
と公園に入る割引切符の案内を手渡してました。

1930年に建造された氷川丸。
シアトル航路を就航し、戦時中は海軍特設病院船となり、戦後はまたシアトル航路に復帰。
そして船齢30年に達し、1960年に引退した後、1961年から山下公園の前に係留保存されて現在に至っている、という歴史のある船。
『ようこそ、古きよき船旅の世界へ』
とパンフレットに謳われています。

船の機関室。
   
向こうに停泊していた旅を続ける「サファイア プリンセス」号。
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横浜ベイサイド切符の旅:横浜中華街

2015-08-17 20:46:21 | 旅・再発見
2013年3月16日から西武線・東京メトロ副都心線・東横線・みなとみらい線が相互直通運転を始めていたにも関わらず、終点の横浜「元町・中華街」まで行ったことはこれまでありませんでした。駅の窓口で「西武横浜ベイサイドきっぷ」なるお得切符を販売しているのは知っていましたが、利用したことは今までなかったのでした。
けれどこの夏の暑い日、思い切ってこの横浜ベイサイド切符を利用して元町・中華街まで出掛けてみました。
横浜なんて、何年振りだろう・・・30年ぶりくらいかな
しかも、この切符はみなとみらい線と副都心線内は一日乗り降り自由となっています。

涼しい電車に乗って着いた横浜は暑く、大勢の人々で賑わってました。
先ずは中華街へ~
ぎっしりお店の並ぶ関帝廟通りを歩きます。
空は夏空!!
  
初めて訪れた関帝廟の派手さにはただただ吃驚
関帝廟⇒こちら









そして海の神様が祀られている2006年に開廟したという横浜媽祖廟へ。
横浜媽祖廟(よこはままそびょう)⇒こちら

こちらもやはり華やかで、にぎやか。




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名古屋市市政資料館:建物内部

2015-07-06 22:16:26 | 旅・再発見
名古屋市市政資料館のシリーズ、今回が最終回。
建物内部の画像をまとめてみました。

ところで名古屋は映画ロケ地の宝庫、なのだそうです。
この名古屋市市政資料館も例にもれず、で館内にはチラシ『名古屋は映画ロケ地の宝庫』の他に館独自の『館内ロケ場所&見所マップ』というチラシも用意されています。
それによりますと「坂の上の雲」「官僚たちの夏」「花より男子2」「負けて、勝つ~戦後を創った男、吉田茂~」「約束」「中学生日記」「謝罪の王様」などが載っていました。
       
照明一つ、置かれた椅子一つ、それぞれが館の雰囲気に溶け込んでおり、また歴史を感じさせる気がしました。
 
人形がずらっと並んで、ちょっと怖いような明治憲法下の法廷の様子を再現した裁判展示。
右は留置場のある建物1階、暗いです。
 
昔は検事室、今は資料研究室。そして昔は書記長室が今は休憩室、といったように当時の部屋の名札はそのままに、その下に現在の部屋の名札を掲げています。
一般にも部屋を貸し出し、建物全体を現在に活かしているのが、この建物が生きていることを感じさせます。
          
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名古屋市市政資料館:階段&廊下篇

2015-06-24 23:02:00 | 旅・再発見
資料館内の部屋と部屋を繋ぐ廊下、それぞれの階を繋ぐ階段、共に美しい。
 
階段に使われた大理石の中に封じ込められた時間。
左はヤベイナ(フズリナ)の化石、右はシマカイアの化石。
        
1階から2階への階段、ちょっと暗め。
2階から3階への階段はそれに比べると明るい。
踊り場の窓といい、手摺の装飾といい意匠が凝らされている。
      
2階、3階の廊下。
端から見渡してみた。
         
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名古屋市市政資料館:ステンドグラス篇

2015-06-23 22:30:35 | 旅・再発見
では中に入ってみましょう
堂々としたその建物の中に一歩足を踏み入れると、大理石の階段と美しいステンドグラスに目を奪われます。
この階段の部分は結婚式にも使われているそうで、ウエディング・ドレスの長い裾を引きながら新婦が階段を上っていくと、階段の上のステンドグラス前で新郎が待っている・・・という感じだそう。
 
大きいのでなかなか二つが一つの画像に収まりません。
  
こちらは、また別の部屋の天井にあったステンドグラス。
          
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名古屋市市政資料館:外観

2015-06-22 22:59:56 | 旅・再発見
名古屋市白壁にある『名古屋市市政資料館』(国指定重要文化財)は解説によると・・・
「名古屋市市政資料館の建物は、大正11年(1922)に当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設されて以来、昭和54年(1979)に名古屋高等・地方裁判所が中区三の丸一丁目に移転するまで、中部地方における司法の中心として60年近い歴史を積み重ねてきました。
赤い煉瓦と白い花崗岩、緑の銅版、そしてスレートの黒を組み合わせた荘重で華やかなネオ・バロック様式の外観は、建物が建っている外堀界隈の景観を引き立て、地域のシンボルとして長く人々の印象に刻み込まれてきました。
こうした歴史的背景と建築美をもつこの建物を、名古屋の貴重な文化遺産として、いつまでも残してほしいとの市民の要望にこたえ、名古屋市は国(文化庁)や県の補助を受けて建物の保存・復原修理の工事を行い、平成元年(1989)には「名古屋市市政資料館」として整備・再生させました。」
とあります。

名古屋城には少し距離があるのですが、入口の門のところには『名城公園』と書かれていました。
この門を入ると広々とした庭があり、その庭を前景として名古屋市市政資料館が建っています。
  
右は建物内部から中庭を見たところ。1階には留置場があり、2,3階が裁判所関係になっています。
     
窓の美しさ、使われているガラスの美しさ。
     
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中部国際空港セントレアへ

2015-06-20 21:53:14 | 旅・再発見
有松に行ったついでに高速道路に乗って愛知県常滑市沖の伊勢湾海上の人工島にある国際空港、中部国際空港セントレアへ行ってみました。
海の上にあるセントレア、名古屋市内からとにかく近い!!(内陸にあって遠~い成田空港とはえらい違い)
駐車場の向こうも海、滑走路の向こうも海。
 
しかもターミナルビルに隣接したアクセスプラザに名鉄の「中部国際空港駅」があり、そこからほんの50mほどで出発ロビーに行けるようになっています。
右は出発ロビー。
 
日本ではここでしか見られないという、ボーイング787の部品を運ぶ専用機:ボーイング747LCF愛称『ドリームリフター』。
この日はお仕事でアメリカに飛んで行っちゃったのかな、見られませんでした。残念!!
説明ボードで我慢しよう 
          

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有松絞りの街、名古屋市緑区有松

2015-06-19 22:45:44 | 旅・再発見
『四百年の歴史と絞りの里:有松』と紹介される有松絞でつとに有名な有松の街を歩きました。
 
”有松は慶長13年(1608年)東海道に生まれた街で、阿久比庄から移住した竹田庄九郎はじめ8名により開かれ、絞りの名産地として発展しました。名古屋市内では珍しく、なまこ壁やうだつが上がる江戸時代の商家が建ち並ぶ町でもあります。”
と「有松絞商工協同組合」のチラシで紹介されている小ぢんまりとした静かな情緒の漂う町でした。
 
「竹田家住宅」
     
江戸時代の向こうに高速道路が見える、時代が錯綜する異空間。
         
ここは名古屋市です、という主張をするマンホールの蓋。
               
有松:名鉄名古屋本線 有松駅下車
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続:キャンパス散歩

2015-06-18 21:59:01 | 旅・再発見
管理棟の裏手にある新音楽棟。
音楽学部棟・室内楽ホール・演奏棟と案内がある。

斜面を上手く利用した建物群の内部は明るく広々していた。

外は緑、

風吹きわたる。
    
奏楽堂に伸びるブリッジ。

左手、奏楽堂。
右手奥、旧音楽棟。今は閉鎖されて使われていないそうだ。
旧音楽棟の裏の合奏棟と管打棟は現役で使用中。

がらんとした旧音楽棟の1階ロビーにここを通り過ぎていった年月を思う。
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キャンパス散歩

2015-06-17 23:12:00 | 旅・再発見
所用で名古屋に出かけたついでに愛知県立芸術大学のキャンパスを歩いた。
建築家・吉村順三氏による建物が濃い緑の中に溶け込んでいて深呼吸をしたくなる。
キャンパスに入ってすぐの所にある講義棟の、初代学長である上野直昭氏の揮毫による「直指天(じきしてん)」の文字と片岡珠子氏による壁画。
    
新音楽棟から講義棟を眺める。
    
学食前の広場と学食を望む。
    
音楽学部を背にして美術学部を見る。池の向うは石膏室。
    
奏楽堂遠景。
     
奏楽堂ロビーにあるブールデルの「ベートーヴェン」。
           
講義棟前広場に立つロダンの「バルザック」。
    
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灰皿と豆皿

2015-03-14 00:35:33 | 旅・再発見
なにもなにも ちひさきものはみなうつくし。枕草子

というわけで、陶磁器会館での『輸出用陶磁器限定販売』で見つけた、ちひさき灰皿と豆皿。
大きさは灰皿が約8cm×10cm、豆皿は直径約6cm。
手描きで凸盛り風な装飾があり、豆皿は花の部分がレリーフになっています。
 
最初、灰皿は小皿と思ったのですがよく見ると四隅に煙草をのせる窪みがあることで灰皿と気付きました。
こんな小さな皿の中に一つの世界を封じ込めていることにどきどきさせられます。
どんな70年を送ってきたのかと想像するのも、またたのし・・・。
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名古屋陶磁器会館

2015-03-12 00:00:13 | 旅・再発見
名古屋を訪れたら短い時間でもここは外せないと名古屋陶磁器会館へ寄りました。
この時は2階で『「技の創造塾」作品展~凸盛り春盛り~』展が開催中で入ると真っ白なワイングラスに「ガラス盛り」のお皿のワインタワーが迎えてくれました。
  
名古屋絵付けの技法と題して、その多彩な技法による作品、また凸盛りの方法などが展示されていました。
凸盛りには二重盛りとガラス盛り(コラレン)があること、また名古屋絵付けの最も盛んだった頃のまさに百花繚乱といった感のある技法を用いて作られた作品、金盛り・手描き・吹き・ラスター・銅板転写・ゴム判・転写・金腐らし・漆蒔き・・・etc.が展示されていました。
    
手描きの茶器セット、ラスターのもの 
 
金メッキ加工された茶器セット、金腐らしの花瓶、
    
ガラス盛りの小皿、名古屋名物三点(きしめん・天むす・海老フライ
      
階段から1階展示室を見たところ。
この日はこの展示室で『輸出用陶磁器限定販売』で会館が持っている戦前・戦後の名古屋絵付けを施した輸出向けの陶磁器製品を販売してました。
見ていて、ほんと飽きないです~!
でも同時に思うのは、これだけの隆盛を極めた一大産業がどうして短期間のうちに衰退してしまったのだろうか、ということ。
この名古屋絵付けの技法をなんとか後世に残し伝えようと奮闘している「技の創造塾」の活動は貴重なものだと思いました。
   

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