Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ラウダを歌う会(9)

2011-02-28 19:47:48 | 音楽
杉本ゆり氏による『ラウダを歌う会(9)』の講座を初めて土曜日に受講した。以前、講座の案内を拝見した時から、是非とも受講したいと願っていたのが、この日ようやく実現したのである。
中世イタリアの単声歌ラウダについて彼女の書かれた本を読んで、その音楽を色々想像していたのだけれど、「フランシスコ会から生まれた中世の信仰の歌をゆっくりテキストと音楽を味わいながら歌います。また、ラウダと同時代のラテン語聖歌も毎回いたします」というお知らせを読んで受講を決意しお願いしたのだった。
四谷にあるサンパウロ宣教センター2階の会議室での会で、私は友人と四谷駅で待ち合わせて参加した。何人ぐらいいらしたのか、数える余裕もなく(緊張で)席についてほどなく時間きっちりに講座は始まった。
この日はアンブロジウス聖歌:Splendor paternae gloriaとコルトナ・ラウダ14番、マリア賛歌:O divina virgo floreの2曲をその曲の歌われる時期から歌詞・言葉の意味・解説、そして音楽について細かく丁寧な解説がされ自然に歌の中に導かれていた。その時代のイタリアの識字率の話だとか、口伝で伝承されたコルトナ写本についてのことなどほんとに興味深かった。そうして楽譜が音となり歌となって流れ出る。みんなで歌い、分けて歌い、ソロの部分もあり、そしてドローンを付けて歌いと様々に歌われる。あの素朴な単旋律の中に込められた信じられないくらいの力強さに圧倒された。
(次回の講座などの案内⇒こちら)
講義の後、友人と興奮しながら新宿に出「ウシュクダル」に寄って(ここではBGMにトルコ音楽でした)帰宅した。素晴らしい一日だった。

気分はこんな感じで歌う私~♪
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小さな公園の見晴らし台にて、再び。

2011-02-24 22:28:29 | 自然
この間紹介した狭山から見える山並みのプレートがある小さな公園の見晴らし台はこんな感じ。

山に気を取られて向こうばかり見ていて、さあ帰ろうと視線を下にして気付いた。

思わずにや~り
いいなっ!いいねっ!!

そうそう、山といえば「ヤッホー」だよねっ。
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満開!!

2011-02-22 23:38:34 | 自然
2、3日来の陽気に誘われてでしょう、近所にある梅の木が満開となってました。

顔を寄せるとふくいくとした香りが・・・。
うっとり、です
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夢みたものは・・・

2011-02-20 22:40:43 | 音楽
楽譜をあれこれ眺めながらいじっていて、結局これは譜めくり最優先ということで原本をコピーして製本し直したのがこの週末に一冊。しかしあれこれめくりやすいように考えて製本したにも関わらず、譜面台に乗せたら・・・ううう譜面台一杯と言うか、広がり過ぎて厳しいというか・・・で、考慮中。がさがさごそごそ・・。
そんな楽譜の中で、この間譜読みと練習を頼まれたのが立原道造(1914年7月30日-1939年3月29日)の詩に木下牧子さんが音楽を付けた「夢見たものは・・・」
この曲を初めて聴いたのは、どれくらい前だったろう?でもその音楽が流れ出した瞬間に、心が静かに静かになって全身で聴いていたのを思い出す。音に乗って言葉が紡ぎだされ、それがダイレクトに響いたのだった。
この機会にと楽譜を読み、調べてみた。
この曲は木下牧子さんが知り合いの結婚式のお祝いに作られたものであったという。
そしてこの詩が立原道造の詩集『優しき歌 Ⅱ』の最後の歌、それはまさに彼の人生の最期の詩でもあったということ、ここで歌われていたのは24歳の立原道造と19歳の水戸部アサイとの恋、それが彼の死を前にした最後の恋であったということを同時に知ったのだった。
全てを突き抜けたところにある確信のようなもの、透明な明るさに彩られているのが特に印象に残ったのは、そういう理由があったからだったのか、など一人で頷いて合点してしまった。

『優しき歌 Ⅱ』の詩集の構成と、「夢見たものは・・」の詩。

『優しき歌 II』
序の歌/I 爽やかな五月に/II 落葉林で/III さびしき野辺/IV 夢のあと/V また落葉林で/VI 朝に/VII また昼に/VIII 午後に/IX 樹木の影に/X 夢見たものは

X 夢みたものは……

夢みたものは ひとつの幸福
ねがつたものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しづかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある

日傘をさした 田舎の娘らが
着かざつて 唄をうたつてゐる
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りををどつてゐる

告げて うたつてゐるのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたつてゐる

夢みたものは ひとつの愛
ねがつたものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と

こうした背景を知った上で改めてこの曲を見てみると、全く違う風景がまた見えてきて興味深い。
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猫はバケツでまるくなる~♪

2011-02-16 00:08:05 | 自然
            
以前ここを通りかかった時、三毛猫がこのバケツの中でくるりんと丸くなっているのを見かけたことがあった。うううぅぅ・・・何てかわゆいんだっ!!と、いたく感激したのだが、その時はカメラも携帯もなかったので、いつかまた会う機会があったら撮りたいなぁ、と思っていた。
今日ここを通りかかって、何の気なしにバケツを見たら・・・あららっ!!白黒ネコがバケツの中で丸くなっているではないか~!!
慌てて携帯を取り出してじりじり近寄ると、気配を感じて身を起してガン飛ばして(!?)いる。構わず、シャッターを切る私・・・と、素早く完全に身を起してバケツから飛び出し、あっという間にどこかに行ってしまった。
バケツの猫→バケツ猫→おっ、もっと略したら・・・バケ猫!!なんちゃって
しかし、猫ってしなやかなんだなぁ~。
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毎日かあさん

2011-02-15 00:06:41 | 映画 ま行
                  
2011年/日本/114分
監督:小林聖太郎
原作:西原理恵子
出演:小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐、小西舞優、正司照枝、古田新太、大森南朋、田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵、北斗晶、安藤玉恵、遠山景織子

グーグーだって猫である』で主人公の漫画家:麻子(原作者の大島弓子)の役を演じていた 小泉今日子さんが今回はやはり漫画家である西原理恵子の役を演じるというのを楽しみにしていた作品。公開初日に観に行ったのだった。
チラシには「泣いているヒマがあったら、笑おう。~本音で生きるかあさんと、ちょっと変わった家族の感動の実話」とある。
漫画家サイバラの息子ブンジと娘フミのいかにも子どもらしい子どもの姿に笑って和んで、そして「子はかすがい」なんて言葉を心に浮かべたりしていた。そして何よりサイバラと夫のカモシダ(戦場カメラマンでアルコール依存症と格闘中)との壮絶なぶつかり合い、その結果、互いに受け容れ赦すことにたどり着いていく軌跡、家族の姿を懸命に模索する姿が心に残る。サイバラと友人ゴンゾ、そしてママ友たちとの様々な会話がいかにも何気なくて・・・よかった。
100万の家族があれば100万通りの家族の在り方があるわけで、つらつらと自分の家族のことも振り返って考えていたよ。
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狭山から見える山

2011-02-14 00:19:12 | 自然
歩いていて出会った小さな公園の見晴らし台にあったプレート。
           
プレートには向こうに見える山々の名前が記されているので実際に見えている山と見比べられるようになっている。

どんな山が見えるのかご覧になれます・・・クリックで拡大。
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雪の日

2011-02-12 00:05:15 | 自然
この冬、初めて雪がうっすら積もった。

写真を撮った時刻は午後5時だったのだが、すでにうす暗く一面灰色に靄がかかり、遠くに点々とぼんやり灯りが見えていた。
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空き地出現

2011-02-09 00:07:57 | 日々の雑感・近況
道沿いにあった米軍ハウスが年末から取り壊されて、がら~んとした空き地が代わりに出現。
工事が始まった時は1軒だけ取り壊すのかと思っていたら、結局3軒(いや4軒?)ばっさり取り壊されてしまった。ハウスの後には妙に寒々しく見える空き地と、ハウスの跡を表す石垣と石の階段が残るのみ。そして、今までは見えなかった奥にあるハウスの姿が見えるようになった。

残された樹木と石垣に囲まれた階段。ハウスがあった時にはこの上には何があるのだろう、とわくわく想像したものだが・・・。
            
階段を登ってみると、そこにはただ空き地、そしてその向こうにハウスが2軒。しかし、こうして空間を写真によって切り取って眺めると、ここが日本ではないように見えてくる。ここはどこ?ってね。それはハウスの持つ独特の雰囲気によってなんだろうな。
狭山では、こうしたハウスが今どんどんなくなっている。
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日曜日、池袋で。

2011-02-08 00:02:03 | 音楽
いつも使っている池袋駅周辺なのに今まで一度も足を踏み入れたことがなかった西口の「池袋演芸場」、都内に出たついでに寄ってみた。ただ、一人で初めての場所だったので、チケット売場(道よりちょっとだけ奥まっている)の辺りをうろうろ。どうしよっかなぁ~、など思いつつ迷いつつしたが、聞きたい気持ちが勝りチケットを購入。(この場合、木戸銭を払う、と言った方がぴったり来る感じ)会場は階段を下りた地下2階にある。こちらはその月の上席と中席では昼夜入れ替えなしなので、その気になれば昼の部開始の12:30から夜の部8:30まで楽しめるようになっている。
私が着いたのは2時過ぎで、会場からは落語が流れてきていた。もぎりの女性に入場してもよいかどうか尋ねると
「今、まだまくらのところですからどうぞ、どうぞ」
というお返事をいただいた。扉を押して中に入ると客席はぎっしり、ほとんど満席状態で、既に2人一番後方で立っていた。一席済んだら何とか座席を探して座ろう、と後方の真ん中で立っていたら、突然高座で語っていた春風亭百栄師匠が
「どうぞ、前のお席が空いておりますよ~。ちょうど話の切れ目だから遠慮なく前に来てお座り下さい」
と声をかけて下さったのだ!!
「え~!あっ、ありがとうございます」
ともごもご言いながら前から2列目にあった補助席に座ることができた。

この日私が楽しんだのは落語5席(春風亭百栄、柳家小袁治、古今亭志ん場、古今亭志ん橋、林家しん平)、色物は江戸・曲独楽(三増紋之助)、ギター漫談(ぺぺ桜井)。満席の客席がずうっと笑いと拍手で一杯になって、いやほんとに愉快だった。曲独楽もはっきり動きがわかるし、扇子の縁を独楽が移動する時、また刀の切っ先へ滑るように行く時のどきどきわくわくする気持ち、ギター漫談の語りも演奏も面白くすっかり引き込まれた。どの方の芸もそれぞれ違った味があり、そして出囃子の達者なこと!独楽の動きに合わせての演奏も見事演者一人一人が完結し、そして昼の部という一つの時間の流れを創り出し観客を楽しませる。
この日、会場はぎっしり満員、しかも熱心な方が多いようで、私の左隣の方は一つの演目が終わると番組表に、右隣の方は同じくノートを取り出してやはりなにやら書きこんでいた。自分のために今日の演目の根多帳作っていたのかしらん。

ところで、私が飽くことなく愛読しているコミックの一つ、中途半端に6巻までしかない(確か全10巻?)古谷三敏の『寄席芸人伝』。

帰り道、今日の出し物のことを思い出しつつ、音楽会もまた一曲一曲が重なり合い、反応しあって一つの演奏会を作り上げていることを考えていた。
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語学が堪能になるには@Milano

2011-02-04 22:25:15 | 語学


ミラノ在住の息子が送ってくれた画像。電車の中から通り過ぎる駅構内の広告のそのインパクトの強さに思わずシャッターを切ったもの
"PARLA DUE LINGUE"
これは語学学校の広告で、直訳すると「2枚の舌で話そう」。ひょえ~!!
ただ辞書で引くと「lingua」には舌と言語という意味があるのでこれは「イタリア流」視覚と言葉の意味とをかけた掛け言葉かと。
しかし、これは、どうみたって「二枚舌」・・・イタリアには二枚舌に悪いイメージはないのだろうか。もしや、語学が堪能になるには「舌」の数増やすこと、と言うのだろうか。そんな舌なら私も欲ちい~

この広告を見ながらつらつらと、ここで言う二ヵ国語というのは「HONG KONG」とあるから中国語⇔イタリア語かなぁ。とかそして広告主は日本でもよく知られているberlitzかあ、など次々広がる思いを楽しんでいた。
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特急レッドアローの眼鏡拭き

2011-02-03 00:01:40 | 旅気分
先だって、西武池袋駅でもらった秩父の観光案内の袋。
普段はこういう配布物は「いえ、結構です」と大抵、受け取らないのだが、この時はもう電車に乗って帰るだけだったのでタイミングよく差し出されたこの袋を手に帰宅した。
開けてみると・・・
               
特急レッドアローの旅:秩父露天風呂の宿、長瀞宝登山:蝋梅園、秩父花めぐり、奥秩父・荒川観光案内、そして花さんぽ、ゆうゆうゆうなどがどっさり入っていた。こんなに多くの観光名所があるのかと、吃驚!
そしてこの袋の中には蝋梅園の広告付きのティッシュと・・・なんとっ!特急レッドアローの図柄の眼鏡拭きが入っていた~
表(!?)はレッドアロー、裏(!?)は西武鉄道&秩父鉄道沿線の花の名所案内になっている。
    
眼鏡拭きをこうしたもののおまけにもらったのは初めて!早速、眼鏡ケースに収めて使ってます
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所沢駅は改良工事中

2011-02-02 00:21:44 | 旅気分
        
現在、所沢駅は駅改良工事中⇒情報はこちら:西武鉄道Webサイト
駅の東口を振りかえると大きなクレーンがお仕事中。そして、駅構内もこの通り。

線路からホームまでを改めてこうして眺めると結構な高さがありますね~。
この改良工事が完了するのは2013年春、とのことですからこれからまだどんどん変わっていくのでしょうね。

所沢駅から伸びる線路、手前が池袋線、向こうが新宿線。そして東口のクレーン、とにかく大きい!!
クリックでどちらも拡大します。↓
 
今、狭山市駅も改良中ですし、西武線ではどれくらいの駅で改良工事中なのでしょう。
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