Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

そして、私たちは愛に帰る

2009-07-31 23:45:04 | 映画 さ行
            
2007年/ドイツ・トルコ/122分
原題:AUF DER ANDEREN SEITE/THE EDGE OF HEAVEN
監督・脚本:ファティ・アキン
音楽:シャンテル
出演:バーキ・ダブラク、ハンナ・シグラ、ヌルセル・キョセ、トゥンジェル・クルテイズ、ヌルギュル・イェシルチャイ、パトリシア・ジオクロースカ

        ドイツ・ハンブルクと、トルコ・イスタンブール。
         2000キロに渡ってすれ違う3組の親子が、
    人生の旅路をさすらいながら見いだす愛と希望の光。 (チラシより)

これは公開された時に観たくて観たくて・・・でも・・・封切館では観られず、二番館でも観られず、名画座、飯田橋ギンレイでも見損ね、たった一日上映された新文芸座でようやくにして観ることができた。しかも、新文芸座に入ったのは今回が初めて!!想像以上に広くてゆったりしていて、また観客も思った以上にずっと多くてしかも年齢層も幅広いように見受けられ、何となくいい雰囲気が漂う。その中で観ることのできたこのファティ・アキンの『そして、私たちは愛に帰る』
ハンブルクとイスタンブールを舞台に交錯する親と子、そして背景にあるトルコ本国の現在の社会状況とドイツに暮らすトルコ移民社会、アイデンティティに対する問いかけ・・・別々に展開している3組の話が第3章で一つになるという構成の妙!!
観終わった後に、切なさと希望と大いなる赦しと愛とがないまぜになって消しがたい余韻が残る。エンドロールの黒海の浜辺に映る海の色とそこに座るネジャットの背中がいつまでも目に残り、その向こうに重なって登場した3組の親子を思い、彼らの行く末、その未来に思いをはせていたのだ・・・
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空に残る虹のかけら

2009-07-28 00:04:01 | 自然
夕方6時半頃、中学生の女の子に虹の一部分が見えると教えられ、二人並んで空を見上げた。厚い雲の灰色をバックに空にゆらゆらと浮かんだその虹のかけらを、ああ!夢のようだね~!!など言いながらしばらくうっとり眺めた。
         
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踊る赤ちゃん

2009-07-25 00:24:45 | 日々の雑感・近況
夜、TVをつけたらそこで流れていた画像に吃驚ヒップホップに合わせて赤ちゃんの一団が、ローラースケート履いて激しく、また華麗に踊りまくっていた~!!
検索したらすぐ出てきました!これはミネラル・ウォーター『Evian』のCMだったんですねぇ~♪

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♪音楽会のお知らせ♪

2009-07-23 00:20:14 | 音楽会
蝉の鳴く声が賑やかに聞こえたかと思えば、一転雨の音が響きます。めまぐるしい天気の続く今夏。汗が出るとそれがいつまでも蒸発せずにずぅっと肌に留まって・・・ああ、夏だ~!
そんな夏の一日『音楽のWA』と題される音楽会が開催されます。
音楽のあり方、楽しみ方の多様性を感じる昨今、色々な人がそれぞれの楽器、曲目を演奏し夏の一日を音楽と共に過ごそうという音楽会、ご興味、お時間おありでしたら是非お出かけください。

日時:7月25日(土)、11:00開演
場所:所沢市立小手指公民館分館(西武池袋線・小手指駅下車、徒歩5分)
プログラム:精霊の踊り、亜麻色の髪の乙女、オペラ「こうもり」「フィガロの結婚」より、ラルゴ、即興曲etc.
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驚き・発見 鉄道模型展@狭山市立博物館

2009-07-19 00:07:42 | 展覧会・建築・器
お散歩ついでに狭山市立博物館の企画展『驚き・発見 鉄道模型展』に寄った。
この展覧会については7月17日付けの朝日新聞朝刊に紹介されていて、それによると、巨大ジオラマ、昔の街並みを再現したジオラマが公開されるという。しかもそれは博物館ボランティア7,8人が半年がかりで製作し、材料はほとんどがリサイクル品だというのである。その他、井上昭雄さんが製作した模型やコレクションが展示されるとあった。
          
場所:狭山市立博物館(西武池袋線:稲荷山公園駅から徒歩3分)
期間:7月18日~9月6日(毎週月曜休館、7月21日)9:00~7:00
入館料:一般/¥150、高校・大学生/¥100
詳しくは⇒『え、これ作ったの!?驚き・発見 鉄道模型展
 
展示室入口にあるジオラマでは「入間馬車鉄道」がゆるゆる昔の風景の中を走っている。
そして、メインの展示会場一杯に展開する畳27枚分!!の巨大ジオラマ。とてもカメラに収めきれない。(左:入口から奥を見る、右:奥から入口を見る)
 
うっほ~!Nゲージだ!Nゲージだっ!!
 
ジオラマを取り囲む棚にはOゲージ、HOゲージなどの様々な大きさの模型の蒸気機関車が美しく並べられている。
そして1階の「舞い舞いホール」いっぱいのプラレール、懐かしいこのブルー!子どもも大人も熱心に遊んでました。
そしてロビーには10台のガチャポンが!!これ、ぜ~んぶ電車のガチャポンだよっ!!
    
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限定ランチ@狭山『デルソレ』

2009-07-18 00:45:37 | 食・その周辺
「朝食抜きで来て下さいね~」と言われて健康診断を受診した。終わった時にはもうお腹ぺこぺこ
で、その近くにスペイン料理店『デルソレ』があるのを思い出し久し振りに寄ってみた。
ウィンドウには二種類のランチの案内があり、普通のランチは幾種類かあって¥1000。パスタとかピザとか4種類くらいの中から選ぶようになっている。そして、限定ランチは一日12食、デザート付きで¥1200。
   
落ち着いた雰囲気の店内を賑やかに彩る装飾が楽しい。よ~く見るとワインのコルクが額縁となっている壁の絵。
そして、そして料理道具って、ほんと「絵」になる!!右の器具はお店の方に伺ったらオレンヂやグレープフルーツを絞るものだとのこと。最後の一滴までしっかり絞れそう!
            
で結局選んだのは一日12食の『限定ランチ
先ず、冷たいスープ、続いてサラダ。
 
メイン・ディッシュはパスタの上にニンニクの香り高い油でソテーした海老・鶏肉・茄子をのせたもの。そしてフランスパン(ご飯も選べます)
そしてデザート皿には2種類の果物のシャーベットとケーキが乗せられ、コーヒーとともに出てくる。
 
以前の記事⇒『スペイン料理@狭山
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扉をたたく人

2009-07-17 00:07:17 | 映画 た行
          
原題:THE VISITOR
2007年/アメリカ/1時間44分
監督・脚本:トム・マッカーシー
音楽:ヤン・A・P・カチュマレク
出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ、マリアン・セルデス
            扉を閉ざしたニューヨーク
        移民の青年との出会いとジャンベの響きが
            孤独な大学教授の心の扉を開く。(チラシより)

素晴らしいジャンベの響きとリズムに心奪われる
9.11以降、不法移民に対してその壁を高く険しくさせているアメリカの現実を映しながら話は展開するのだが、私はとにかくこの作品は音楽~♪それに尽きた。音楽って素晴らしい!!改めて感じられるのは素敵だ。
スクリーンのこちら側で私はその社会問題を越えたところに、人が人としてそれぞれが持っている心、そして孤独に知らず知らずのうちに蝕まれていた心が音楽によって甦って本来の心を取り戻していく姿をみることになる。ウォルターと一緒に思わずストリート・パフォーマンスに心震わせ、ジャンベに合わせて指先が揺れる~!!そして心が震える~♪

アフロビートのフェラ・アニクラポ・クティ聴いてみようと思う。
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梅雨、明けて・・・。

2009-07-16 00:07:16 | 自然
一日の終わりに夕日を眺めた。
しかし、この太陽はとけているよう~、暑かったものね。

山の向こうに日は沈む。
空も雲も山もただただしんと黙っている。

おや、風が・・・。
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光と遊ぶ

2009-07-14 00:12:23 | 日々の雑感・近況
雨と曇天続きだった日々の連続の後の晴れ。西日がぐうっと長く射しこんで扉を明るく輝かせていた。その光がまぶしくって、明るくって・・・その光の中に思わず手を入れてみた。その影の濃さにうっとりして、遊んでしまった。
「あらよっ!!」
             
影絵と言えば、やっぱり・・・これか!!
「こんこん!!」「がお~!」
 
5分もしないうちに、お日さまの光は移っていくぅぅぅ・・・
「あぁぁぁぁaaa~、Adiós!~」
             
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ハンマーシャンクフレンジの交換!!

2009-07-09 21:42:18 | 音楽
『ハンマーシャンクフレンジ』と聞いて、「ああ、あれね~!」とぴんとくるピアノを弾く人は多分そう多くないと思う・・・んだけど。(知らなかったのは私だけ?)
ピアノは調律、そしてメンテナンスに関して調律師任せという楽器。定期的な調律は欠かせないし、何かトラブルが起きた時は調律師にすぐさま相談し解決していただくことになる。それは演奏者が調律、調弦そして楽器の手入れ・日常的なメンテナンスをするという楽器とは対照的だ。それだけ、演奏とメカニックとの分業が進んだ特殊な楽器といえるし、ある意味、頑丈な楽器なのかも。

月曜日の朝、練習していて突然一音鳴らなくなったことに、しかもその鍵盤だけが5mm下がっていることに気付き愕然となった。音が出ないといっても、弦が切れた訳ではない・・・いくら弾いてもその音は鳴らないけれど、ダンパーペダルを踏むと何故か連動して鍵盤が上下する、という不思議。調律師さんに連絡すると2つのチェック点を指示されたのだが、その場では解決できなかったため来ていただいた。しかし、その日まで(って1日置いて次の日だったのだけれど)長かった~!しかも、気を付けて弾いていたにもかかわらず、手の調子狂っちゃうし・・・。
で、鍵盤を引き出したらハンマーを支えるこの部分が折れていることが判明。これは意外、想定外!!と調律師さんも吃驚。しかし、本当に幸運にしかも同じサイズの部品が一つだけ別のカバンに入っていて部品の交換ができたのだ!!
これが折れてしまっていた部品、ハンマーシャンクフレンジ。実際は折れているのだけれど、そおっとくっつけてみた。左側の穴のところにハンマーがつく。
       
上側から見たところ(↑)、下側から見たところ(↓) 
       
交換した後、実に丁寧にまた楽器の調子を見てもらえたこの日、私も楽器も調律師さんに感謝の一日だった!!

参考までに・・・グランドピアノの全体の構造⇒こちら
そして、グランドピアノのハンマーアクション⇒こちら
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曇天に映えて

2009-07-06 00:44:54 | 自然
最近、道を歩いていてダリアを目にすることが多くなった気がする。
こちらは実に華やかな赤いダリア。こういう色でこんな布の感じのドレスがあったらさぞかし素敵だろうな、と想像させるような鮮やかさ。
         
このダリアも華やかなのだけれど、上の赤に比べると随分大人しく感じてしまうピンクのダリア。花の向こうに対岸の木を望む。
             
垣根に絡み付いていた花、八重咲きのテッセンかと思いつつ近寄ってみると・・・これが時計草(トケイソウ)。初めて見た!!見れば見るほど不思議な形をしている。時計草とはよく言ったもの~。
        
角度を変えてもう一枚。小さな虫たちが集まってなにやら忙しくお仕事中。
        
曇天なので余計に花の色が冴えているように感じる。ふと見上げた柘榴の木に朱色の花が仲良く咲いていた。
        
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愛を読む人

2009-07-05 13:27:45 | 映画 あ行
                  
2008年/アメリカ・ドイツ/124分
原題:The Reader
監督:スティーブン・ダルドリー
原作:ベルンハルト・シュリンク
出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ

ベルンハルト・シュリンク原作の『朗読者』を読んでその重さと深さが衝撃を受け、これだけの作品をどう映画化するのだろうと楽しみでもあり怖くもありだった。公開日は6月19日・・・6と10と9で「朗読」の日!
原作に殆ど忠実で、俳優も素晴らしい。映画としてはとても重厚な作品だと思ったし、この作品でケイト・ウィンスレットがアカデミー賞を受賞したのも納得だった。映像化されたことで地下の石炭の貯蔵室の様子だとかドイツの自然の中をサイクリングする感じなど具体的に色々目で見てわかったのは興味深かった。しかしとどのつまり、すごくいい作品だったけれど結局、原作を越えられない恨みが残ってしまっていた。・・ドイツ語だったら、また違った印象を持ったかも、など思ったり。

で、何となくとぼとぼ帰路についたんだけれど、この日はカメラを持っていたのでユナイテッドシネマ入間の外観と一歩中に入ってエスカレーターを見上げたところを撮ってみました。
                    
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撮り鉄!?

2009-07-02 22:53:39 | 旅気分
西武新宿線で目の前に特急小江戸号が止まったのを見たら、これが何とラッピング電車!!
NHK『連続テレビ小説「つばさ」ラッピングトレイン』
つい先日、「わん太夫の迷路」のわん太夫さんから<新宿線にはこんなのありませんよね~>というコメントをいただいたばかりだったので、あまりのタイミングのよさに吃驚!
         
またまたカメラを持ち合わせてなかったので、携帯構えて撮り鉄ですわ~!おーほほほっ!(高笑い)
         
駅を出て行く小江戸号、はっきりと見えないのが残念ですがこの部分にも『連続テレビ小説「つばさ」』とあります。
         
ところで、この「つばさ」全然見たことがない、です。川越が舞台だという事くらいは西武線の駅のポスターで見て知ってますが。
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