Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ブルージャスミン

2014-05-30 23:21:09 | 映画 は行
                   

2013年/アメリカ/98分
原題:Blue Jasmine
監督・脚本:ウッディ・アレン
出演:ケイト・ブランシェット(ジャスミン)、アレック・ボールドウィン(ハル)、ルイス・C・K(アル)、ボビー・カナヴェイル(チリ)、アンドリュー・ダイス・クレイ(オーギー)、サリー・ホーキンス(ジンジャー)、ピーター・サースガード(ドワイト)、マイケル・スタールバーグ(ドクター・フリッカー)、マックス・カセラ(エディ)、オールデン・エアエンライク(ダニー)
ストーリー:ニューヨークでのセレブ生活が崩壊し、妹の住むサンフランシスコへとやって来たジャスミン。質素な生活を送る妹の厄介になりながらも、虚栄心が捨てられずに周囲にまるで馴染めない。おのずと精神もますます疲弊していく。それでも華やかな生活を諦めることができず、再びセレブな舞台への返り咲きを期して躍起になるジャスミンだったが…。~allcinemaより

バウスシアターで観る最後の作品となった『ブルージャスミン』、素晴らしい作品だった~
全ての登場人物、出来事が残酷でシニカルな視点で捉えられている。その残酷さはじっと観ているのが辛くなるような緊張感と苦さとひりひりするような痛みを伴って観ている側に迫ってくる。
ジャスミンとジンジャー、ジャスミンとハル・・・ジャスミンと対比されるようにその人間関係が描かれ、また時間も過去と現在を行き来することで対比される。
周囲の人間関係の中で浮きっぱなし、噛み合わないジャスミンがその精神を少しずつ蝕まれながらやがて崩壊していく。
ひょっとしたらこういう事って、どこでもありそうな、また起こりそうな・・・いや、あるよきっと、などと友人と「くぐつ草」で一杯の珈琲を飲みながら語り合ったのだった。
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大きな綿毛

2014-05-30 00:07:25 | 自然
タンポポの綿毛にしては異様に大きな、こんもりとしてその存在感を誇示しているような綿毛に遭遇。
         
う~ん、しげしげと眺めれば眺めるほど、タンポポとは違う!!
タンポポは地面に近いところに咲くし種もつけるけれど、これは地面から50㎝以上あって、しかも茎は長い。
黄色い花が咲いていたことは記憶しているが、色は黄色でも明らかにタンポポではなかった。
 
色々、探してみたところ、これは・・・
黄花麦撫子(きばなむぎなでしこ)/バラモンギク(別名キバナザキバラモンジン)と呼ばれるヨーロッパの地中海沿岸から西部原産の帰化植物だということがわかりました。
キク科バラモンジン属の多年草で、学名は Tragopogon pratensis。英名は Goat's beard, Jack-go-to-bed-at-noon。
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赤、桃、黄色

2014-05-29 21:19:43 | 自然
ハピネス狭山でのサロンコンサート終了いたしました。お聴き下さった皆さま、ありがとうございました。
会場まで合唱団の方の運転する車に乗せていただいたのですが、待ち合わせ場所に行こうと家を出てすぐの空き地がポピーの花で満たされているのを発見!
こんなにくっきりとして鮮やかな赤系のポピー、この日まで全然気付きませんでした。
一体、誰が種を蒔いてくれたのでしょう?素敵!!

次の日、花が終わらないうちにと出直しました。
 
ここでは3色のポピーが咲いてましたが、こういう赤系のポピーは、なんだかきりっと見えました。
     

周りをとことこ歩きましたら、あるある!!小さな花束のような空間が。
こちらは薄桃色の花たち。間に少し紫の花がアクセントのように混じってました。
たよたよと風に首を振ってました。

こちらは、黄色の花束。
道路用地として空き地になったところが黄色に染まってました。
この黄色もまた、はっきり主張する色です。

近寄ってみますと、中では一生懸命虫さんがお仕事中。
             
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WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

2014-05-23 00:15:51 | 映画 あ行
             
2014年/日本/116分
監督・脚本:矢口史靖
原作:三浦しをん
出演:染谷将太/長澤まさみ/伊藤英明/優香/西田尚美/マキタスポーツ/有福正志/近藤芳正/光石研/柄本明
ストーリー:能天気な高校生活を送ったばかりに、気づけば大学受験には失敗し、彼女にも去られ、全てを失って卒業するハメになった平野勇気。そんな時、ふと目にしたのはパンフレットの表紙でほほえむ美女。彼女に会いたいがために、勇気は1年間の“林業研修プログラム”に参加することに。こうして向かった先は、ケータイの電波も届かぬ山奥にある神去(かむさり)村。しかし、そこに待っていたのは表紙の美女ではなく、ワイルドで凶暴な先輩・飯田ヨキとあまりにも過酷な林業の現場。たまらず逃げ出そうとする勇気だったが…。~allcinemaより

チラシを手にした時から楽しみにしていたこの作品。その期待は裏切られることなく•••いやあ、面白かったです!!
緑滴る風景の中で、森を守り森林を育てるために山で働く山の男たちが輝いて見える。でも、それがどんなにきつい仕事か、ということも伝わってきて、浮ついてないところがとても素敵だった。
近年、このきつさのために日本の山は荒れていると耳にしていたが、この舞台となった山は実に丁寧に手が入っていて、その山の美しさにため息が出た。
そして、クライマックスの山の祭り!!
べたな言い方、陳腐な言い方だとは百も承知で言ってみる。笑ってるのに涙がこぼれる、と。
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浜松駅改札内『自笑亭』

2014-05-21 23:32:50 | 食・その周辺
浜松駅に着いた時、切符を買っていた新幹線の発車時刻までこの日は約1時間ほどの余裕があった。
駅構内を歩きまわり、改札を入ったところではたと思い出したのは朝日新聞で読んだ「食べテツの女」の記事。
浜松駅の話題だったので切り抜いてスクラップしてあるので覚えていたのだ!!
そこには、「エキナカの立ち食いグルメ」と題して駅改札内にある老舗の駅弁調製元『自笑亭』(立ち食いそば・うどんの店)で提供している「ふぐ天そば」について書かれていたのだった。
この記事を読んで以来、いつか「ふぐ天そば」を食べてみたいものだ、と思っていた。
時間はまだある!これは「ふぐ天そば」(うどんも選べる)を賞味する絶好の機会ではなかろうか!!
で、店の外に置かれていた食券販売機で¥500也のチケットを求め、勇躍、店内に入り食してみた。
フグ天ってどんな味だろう?と興味津々な私。

ところで、駅構内の立ち食いそば屋にふぐ天とは!と思ったそこのあなた!!
実は浜松は全国屈指の「天然とらふぐ」漁場なんですってよ。

厚めの衣に包まれた天ぷらの中にお上品に鎮座していた白身の魚がフグ、なるほど~!と思いつつ美味しく頂きました。
 

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♪音楽会のお知らせ♪

2014-05-20 22:25:12 | 音楽会
サロンコンサート@ハピネス狭山
5月28日(水)14:00
出演:女声コーラスふじみ/指揮:三村卓也/ピアノ:守谷としえ
こちらは年に1~2回定期的に『女声コーラスふじみ』がうかがっているグループ・ホームでのサロン・コンサートです。
いつも伺うのを楽しみに待っていて下さるハピネス狭山ではコーラスを聴いていただくだけではなく、指揮の三村卓也氏(テノール)の独唱もあり、「一緒に歌いましょう」のコーナーあり、と盛り沢山です。今回の「一緒に歌いましょう」コーナーでは時期的にもぴったり~♪と「夏の思い出」、そして懐かしい日本の歌「ふるさと」を選びました。
合唱団のプログラムはこの道、ドナ・ドナ、ケ・サラ、心の瞳、etc.etcなどをお送りします。

第59回埼玉県合唱祭
6月は埼玉県合唱祭の季節。
今年も下記のスケジュールで開催されます。

『第59回埼玉県合唱祭』
6月7日(土)埼玉会館10:30~
6月8日(日)埼玉会館 10:00~
6月14日(土)さいたま市文化センター 10:30~
6月15日(日)さいたま市文化センター 10:00~
6月22日(日)熊谷文化創造館 10:30~

私が伴奏いたしております『所沢「ねむの会」』は6月8日(日)埼玉会館、第2部の7番に登場いたします。
合唱:所沢「ねむの会」/指揮:奥村さゆり/ピアノ:守谷としえ
今年はみずかみかずよ作詞・なかにしあかね作曲、「月下美人」より「よろこび」「月下美人」の2曲を演奏いたします。
今回、初めて取り上げたなかにしあかね氏の作品、とおっても素敵です!!

2014年おさらい会
声楽家酒向佳子氏門下生による年に一度のおさらい会が開催されます。出演者の方々の歌への熱い思いが込められた音楽会です。お近くの方は、是非お越しくださいませ。
日時:6月29日(日)
   13:00開演
会場:和光大学ポプリホール鶴川
出演:酒向佳子氏門下生
曲目:さくら横丁、おやすみ、ハバネラ、Think of me、etc.etc.
指導:酒向佳子
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何の実?

2014-05-19 00:36:39 | 自然
先週、実家に帰省した折、その庭で見つけたのは・・・
なんだか奇体だねぃ!と思わずつぶやいていたこの木の実。
確か、春先にこのあたりで花を見た記憶があるのだが、それは何の花だったろう?
と一頻り考えていたらこれは蝋梅の実だと母が教えてくれた。

え~言われてみれば、確かにあの透明で黄色の可憐な花をうっとり眺めたのはこの木でありました。
花と実とのなんたる落差!!
 
見れば見るほど・・・
変なの!!
                  
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なんちゃって「ポラーノの広場」

2014-05-13 23:44:31 | 旅気分

『「おや、つめくさのあかりがついたよ。」ファゼーロが叫びました。
 なるほど向うの黒い草むらのなかに小さな円いぼんぼりのような白いつめくさの花があっちにもこっちにもならび、そこらはむっとした蜂蜜のかおりでいっぱいでした。』~ポラーノの広場:宮沢賢治
      
『わたくしどもは、じつにいっぱいに青じろいあかりをつけて、向うの方はまるで不思議な縞しま物のやうに幾条にも縞になった野原を、だまってどんどんあるきました。』~ポラーノの広場:宮沢賢治

つめくさの咲く季節になるといつもこの宮沢賢治のお話を反芻しながら野原(公園です、でもこの場合は野原と思うことにしています)を歩いてます。
うかうかしていると、その時はあっという間に通りすぎてしまう~。
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さよならケーキとふしぎなランプ

2014-05-11 22:41:54 | 映画 さ行
            
2013年/日本/88分
監督:金井純一
脚本:ビーグル大塚
出演:堂島孝平、平田薫、梅垣義明、他
ストーリー:吉祥寺でカフェを営むこのぎしさん。ケーキ作りが苦手な彼は、毎晩お気に入りのランプを灯し、常連客に見守られながらケーキの試作に励んでいた。そんなある日、父とケンカして実家のケーキ店を飛び出してきたパティシエの卵・波奈美あきが現われる。ケーキ作りの腕を買われ、このカフェで働くことになったあきは、やがてこのぎしさんが灯すランプの不思議な秘密を知ることになるのだが…。<allcinema>より


5月末閉館の吉祥寺バウスシアターのクロージング作品として公開されたこの作品は「吉祥寺に密着した映画製作から劇場公開までを一貫してプロデュースする“吉祥寺で映画を撮ろう!“プロジェクトの第4弾」。他の3作は見逃しているので、なんとしてもこれは観ておきたかった、吉祥寺で、バウスで。
此岸と彼岸を結ぶふしぎなランプが置かれている喫茶「パーラム」に集う人々の交流がゆるやかに温かく描かれるこの作品は、現代にひっそり息づくお伽噺を読んだ気持ちになる。淡々と日々が重ねられていくのだが、底流に流れる温かさと、最後の夜に残された思い遣りに深く慰められ胸が一杯になった。
映画館の外に出た時に、さっきまでスクリーンで見ていた風景がそこにある、というふしぎな感覚。そして舞台になっていた喫茶「パーラム」、どこかで見た気が?と思ったのだが、パンフレットを読んで、この喫茶店の前を毎週通っていたのだということに気付かされた。いつも夜だったので昼間の景色とすぐに一致しなかったのだ。
パンフレットの最後のページに「さよならケーキとふしぎなランプ特別割引ハガキ」が挟まれていた。
             
バウスシアター⇒記事
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鑑定士と顔のない依頼人

2014-05-06 23:38:41 | 映画 か行
          
2013年/イタリア/131分
原題:La migliore offerta
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジェフリー・ラッシュ、シルヴィア・フークス、ジム・スタージェス、ドナルド・サザーランド、フィリップ・ジャクソン、ダーモット・クロウリー
ストーリー:一流の美術鑑定士にして、カリスマ的オークショニアのヴァージル・オールドマン。極端に人間嫌いで独身を貫く彼が唯一愛情を注ぐのが、女性の肖像を描いた名画たち。これはと思う肖像画が出品されると、相棒のビリーを使い、不正な手段で自分のコレクションに加えてしまうのだった。そんなある日、彼のもとに、亡くなった両親が遺した家具や美術品の鑑定をしてほしいという若い女性からの依頼が舞い込む。ところが依頼人は、決してヴァージルの前に姿を見せようとはしなかった。憤慨するヴァージルだったが、依頼人の屋敷である歴史的名品の一部とおぼしき部品を発見してしまい、この依頼を引き受けずにはいられなくなる。そして屋敷に通ううち、姿の見えない依頼人に少しずつ興味を抱き始めるヴァージルだったが…。<allcinema>より

全てが丁寧に細部まで作り込まれた上質なミステリー
ミステリーということは知っていたのだけれど、完全にだまされました。最後の怒涛の展開には思わず口あんぐりでした。
恋するヴァージルのロマンスが夢いっぱいに描かれていただけに、その落差たるや
ナイト・アンド・デイ―の店内の歯車の装飾とその中で「連れがいます」と言ってじっと座っているヴァージルの姿がいつまでも残りました。

GWに川越スカラ座で鑑賞したのですが、こちらでは劇場すぐ近くの「あぶり珈琲」さんとタイアップしていて入場券を購入する際に申し出るとすべての飲み物が¥250引きになる「クーポン」がもらえるんです。⇒こちら
喫茶店、という感じがとおってもする美味しい珈琲屋さんでした。
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つつじまつり

2014-05-05 22:41:00 | 音楽
朝どこからか太鼓のてれつくてんてん~♪という音が聞こえてきた。
何だろう?と思いつつ新聞を見ていたら、地域版に『半世紀ぶり「つつじまつり」』という記事があるのを読んで、このお祭りの太鼓の音であったか!と納得。
稲荷山斜面緑地が開催地だとあったので、ちょっとのぞいてみた。
            
主役のつつじは咲いてはいたけれど、盛りは過ぎてしまっている感じ。
先週あたりが一番つつじはきれいだったかな・・・ 
 
太鼓の音はこの屋台から~♪
    
結構な数の屋台が並び、お客さんも多く会場は大賑わいだった。
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吉祥寺バウスシアター

2014-05-02 00:01:55 | 旅気分
5月末に閉館してしまう吉祥寺バウスシアター
ミニシアター系の作品を数多く上映してくれて、ひょいと寄って観ることが楽しみだった映画館だったのに・・・閉館は本当に残念
で、吉祥寺に出かけた折、記念に写真を撮ってきた。
                
閉館間際になったら落ち着いて写真撮れないかも・・・なんて思って。
こんな明るい陽光の下でバウスをしげしげ眺めたことってあったかしらん、とふと思った。
毎週、夜、この前を通っていた時期が長かったので、バウスというとネオンが点いている風景を先ず思いだしてしまう。
 
バウス3と1、そして50席の小さなバウス2。
 
映画を観る楽しさを教えてくれたバウス。絶対、忘れないよ!!

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智光山公園にて

2014-05-01 23:21:40 | 自然
目に鮮やかな緑に彩られた狭山•智光山公園。
高く生い茂った木が作る緑のトンネル。
小川の流れ。
      
この時期、「ハンカチの木」が満開でした。
 
木が白いハンカチを振っているような・・・
不思議な木です。
                   
パンジーの花壇が見事でした。
この後は薔薇そして菖蒲が控えている公園です。
           
自然の造形~。
                  
人懐こい野良猫さんに出会いました。
温室は17:00までです。
   
フィトンチッドを全身に浴びた5月の始まり。

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