Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

乗り物色々

2011-11-29 00:35:26 | 旅:ミラノ紀行
ミラノでの交通手段は地下鉄(メトロ)、バス、トラム(市電)を使いました。(フィロブスというトロリーバスもあるのですがそれには乗りませんでした)
チケットの種類は色々あるようですが私は10回券:€13,80を使いました。これはどの交通機関でも使えて乗り継ぎを含め1回75分有効となっています。バスの場合は車内にある赤い器械にこれを通すと印字される仕組みになってました。しかし、最近運賃が大幅にアップされたとのこと。確か1.5倍と聞いた記憶が・・・。
バスの運転手に「明日のストは何時から何時まで?」なんて聞いている乗客がいた日もあり、また駅でデモに備えている警官の姿を見たり、主張が書かれた横断幕を見たりもしました。
バスに乗っていてある停留所から3人の検札係りが乗り込んできて検札をした時にも乗り合わせました。無賃乗車の取り締まりで、そこで無賃乗車を指摘されるとその場で一人€50払わなくてはならないそうで、その時も子ども連れの女性が請求されてました。
列車の中でも検札があって、無賃乗車の場合その場で一人€50、もし払えないと次の駅で降ろされ、そうなると一人€200請求されるのだそうです
ところで、この緑のバスは「エコ・バス」と書かれているのですが、どうエコなのかは聞きそびれました。
  
交通量はたいそう多いと感じました。自動車もバイクも、そしてバスもそれぞれわーわー走っている感じ。しかも日本から行った身には慣れない右側通行。トラムはゆっくりのんびり走ってます。色々な色、形があり空を区切っている電線も見ていて飽きません。 
 
こちらの↓トラムは市内でも一番古いものだそうで、扉は木製、車内の椅子・床も木製でガラスの素敵な車内灯がついてます。運転席も今では珍しいハンドルとか計器の類を見ることができます。そして、一枚の表示板が上の方についていてそこには『傷痍軍人のために席を譲りましょう』と書かれているのだと教えてもらいました。動く歴史よね!!
  
そして下は列車の停まる駅の風景。
2階建てで1等車、2等車の区別があります。私は当然2等車。その区別はグリーン車と普通車みたいな差でしょうか。それほどの差があるようには思えなかったけれど、いや確かに1等車はきれいだったけれど、でも2等車だって快適でしたよ。
 
そして、利用はしなかったけれど街角でよく見かけたレンタ・サイクルの集合場所、たまり場(!?)平日は市内はとても交通量が多いので自信がないと乗れないかも、と思いました。ただ、ある決まった日曜日は市内での交通手段が公共交通機関に限られ、それ以外はシャット・アウトされるようになっているので、そういう日なら自転車も便利かも・・・でも寒いけど。
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最後の晩餐:Cenacolo Vinciano

2011-11-26 00:25:44 | 旅:ミラノ紀行
ミラノといえばサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会隣の旧ドメニコ派修道院の食堂にあるダ・ヴィンチの『最後の晩餐』。
修復作業によって画像がはっきりしたこの絵を見る機会に恵まれた。

(絵葉書↑)
絵の保存のために見学は1回25人ずつ、15分間と決められている。
たまたま日本人の団体と同じグループになったので、ガイドさんの言葉を聞くともなしに、「しっかり」小耳にはさみつつ見学。
立って眺め、細長いベンチに座って眺め・・・。天井が高くそこにうっすら白い光が射していて、その中で壁いっぱいに描かれたこの絵は見る者をぐいっとその世界に引きずり込まずにはいられない魅力をたたえてそこにあった。思わず魅入られてまじまじと見てしまう。

そして『最後の晩餐』の反対側にあるモントルファノの大きな磔刑図も・・・。
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霧の街にて

2011-11-25 00:10:12 | 旅:ミラノ紀行
ミラノに行ってました。
到着したミラノのマルペンサ空港はその夜濃い霧に覆われておりました。まさに須賀敦子さんの描いている世界
ここではこれからずっとこんな風に朝晩霧が出てずんずんずんずん寒くなり・・・そして湿気のある冷たさとともに雪が降る日も・・・だそうです。
実際、毎朝濃い霧が出て、また夕方からまた霧が出て、町は濃いミルク色の靄の中に沈んでました。ただ、朝、霧が出ている時は天気がよいということで、その通り確かに昼間は青空がのぞき太陽が照っていました。

これでもうお昼近くの太陽です↓(低っ)。気温はいつも4~6℃でした。

公園をぷらぷら歩いてみましたが、歩く人もまばらでなんとなくしんとしてました。時間のせいだろうか?

ここではどこでもコーヒーが美味しい!!
カプチーノは泡まですくっていただきました!
     
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雨の日。

2011-11-11 21:39:50 | 音楽
朝から冷たい雨。こんな日は今月が霜月であることに改めて気付かされる。
ここのところ連日、楽譜の製本をしている。今日も新しい楽譜が届いたのでせっせとのりとハサミと鉛筆を駆使している。しかもこの楽譜、弾いた記憶がございません、なものだったのでじろじろ眺めつつの作業となり余計に時間がかる。でもこれも全てはいい演奏をするため、自分に合った譜面を作るための大事な工程だもの。まあ、時間がかかっても始めさえすればいつかは終わるわけで・・・しかも作業としては単純だし。

そんなこんなしているうちに一区切り付いたので、教えてもらった『グルジアの縦笛合奏が凄い リコーダー(サラムリ)二重奏さらにハモり』をYouTubeで見た&聴いた。
いやあ、何ともすかっとするなあ~!
二人のリコーダー(サラムリ)奏者が実にけろっとした感じで技巧を駆使して演奏を披露しているのに対し弦楽器奏者達が何だかのどか~な感じというのが何とも対照的で面白い。しかしここでの笛のタンギングはめちゃくちゃ大変で忙しいと、この演奏に合わせてやってみせてくれる若者若干一名ありで、またまた「へぇぇ~!!」


コメント (6)
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2011どろんこあそび展 光と花の器

2011-11-10 22:28:38 | 展覧会・建築・器
伴奏に伺っている合唱団の団員で、本職は陶芸家、陶窯「ゆ」大友幸子氏による『2011どろんこあそび展 光と花の器』(会場:NMCギャラリー&スタジオ/会期:10月27日~11月1日)に先月末、会期初日に伺ってきました。
会場入り口の階段のところにすでに彼女の大きな白釉のかかった作品が植木鉢としてさりげなく置かれていて、そこに植えられた植物が来訪者を歓迎してくれてました。そうして、会場内に入るとそこには大作から小物まで様々な作品が展示された世界が広がっていました。
おおらかで同時に繊細、そしてふっくりとした温かさが漂い、その中にいると自然にくつろいでいるような・・・。
今回は「光と花の器」ということで、中に灯りを入れてその表情の変化を楽しむ器、そして花の器がたくさん出品されていました。
私はこの↓小ぶりで口が星形になっている花器が気に入って購入しました。会場にいらした方がその時「あっ、私もそれ欲しかったのよ~」と仰ったのを私は聞き逃しません()素敵でしょう。
               
お香立てとハート型の箸置き(1つに見えますが2個です)は来場者へのプレゼントとしていただきました。ありがとう!!
 
お香立ては凝っているでしょう?表(左)と裏面です。 
    
次回の展覧会も楽しみ~。
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CD発売『Rosa e Orticha』

2011-11-07 22:06:23 | 音楽
以前、紹介いたしました息子が参加している『Ensemble Syntagma/アンサンブル・シンタグマ』によるCDが発売されました。

題して『Rosa e Orticha』(バラとイラクサ)
13世紀のイタリアの世俗音楽です。ぐっときますよっ!!

入手方法は直接私に連絡くださっても結構ですし(¥1,500)、またネットでも購入可能です。
*Amazon⇒こちら
*HMV⇒こちら
*楽天市場⇒こちら

「これは何の楽器ですか?」と質問をお受けしそうな、Carillon(カリヨン)による一曲もあります。
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~Lilium Orientalis:東地中海に咲く百合~終了しました。

2011-11-05 11:42:37 | 音楽
『北とぴあ国際音楽祭2011参加公演/Lilium Orientalis:東地中海に咲く百合』多くのお客様にお出でいただき11月3日に終了いたしました。
本当にありがとうございました。

ち~ん、という澄んだ鈴の音から時代と場所は一気に15世紀初頭のキプロス島へ~♪
キプロス島に伝わる写本が、現代の世に現実の音として立ち上る瞬間をあの場、あの時に居合わせた人々すべてと共有できた貴重なひと時となった気がいたします。

ありがとうございました。
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