老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

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ブチャ虐殺事件の真偽は?

2022-07-13 10:22:17 | 戦争・平和
5月30日のコラムに、流水さんが「ブチャ虐殺事件はどこにいった!(情報戦の一断面)」として、「※ブチャの大虐殺を行ったのはウクライナ軍である、突然メディアが沈黙した理由」(livejournal.com)https://mishajp.livejournal.com/6176936.html
という記事についてお書きになりました。

「なるほど、情報戦とはこういうものか…」と思いつつ、私は納得がいきませんでした。というのは、ウクライナのブチャに侵攻したロシア兵を攻撃したのならまだしも、いくら情報戦、プロパガンダと言っても、「ウクライナ兵がウクライナ人を攻撃するだろうか?」という疑問が湧いたのです。

運悪くウクライナ人に当たってしまった、ということは戦時下なら十分にあり得るだろうと思いますが、虐殺と言われるほどの多勢のウクライナ人を標的にするだろうか?という疑問です。

それで、ブチャに関する情報を気にしていました。やはりネット情報ですが、ウクライナが国際刑事裁判所に申し立てをしており、その調査結果が出るまでは決定できないという話が出て来ました。

「口径122mmの砲弾はウクライナ固有の武器ではない。ウクライナ政府はブチャにおける虐殺の調査をICC(国際刑事裁判所)に要請しており、この調査の正式な結果が出るまでは、どちらが一般市民の虐殺を行ったかを断定することはできない。」として、

「ブチャの大虐殺はウクライナ軍がやった➡根拠不明」としています。
https://navi.fij.info/factcheck_navi/jid220508/

こちらには、その情報がどうやって拡散されたかまで、詳しく出ています。
https://japan-indepth.jp/?p=66442

これは流水さんがおっしゃるように、「情報戦」でしょう。ですから今のところ、ロシア、ウクライナのどちらが虐殺をしたと決めることはできません。
ただ、虐殺が行われたことは確かなようです。

そしてロシアはこうした記事で、虐殺の否定もまたしています。
『ウクライナ侵攻「ブチャの放置遺体が動いた」偽ファクトチェックを繰り返す狙いとは?』
https://news.yahoo.co.jp/byline/kazuhirotaira/20220405-00289950

ファクトチェックでは、『情報の受け手である私たちは流されてきた情報に対し、出所を把握し、信憑性があるかどうかの判断をしてから、「いいね!」や「リツイート」をするのが望ましい。そうでないと、誤情報もしくは根拠があいまいな情報の拡散を行うことになってしまう。』とあります。

「放置死体が動いた」とはあんまりな話ですが、現場に行ってみるなどということが私達には不可能ですから、幾つかの情報を並べてみて、いったいどれが正しいのか、よく考えることが必要だとつくづく思った次第です。

「護憲+BBS」「コラムの感想」より

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