おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

致道博物館(山形県鶴岡市)

2009年11月30日 22時40分48秒 | 旅先にて
鶴岡市では『致道博物館』から散策をスタートさせました。ここは、重要文化財等、貴重な歴史的建築物が移築されています。

『旧鶴岡警察署庁舎』です。見学したときには県指定有形文化財でしたが、10月16日に国指定の重要文化財に指定されました。明治17(1884)年、高橋兼吉による設計で建てられた、擬洋風建築物ですが、どこかお城のような雰囲気を風格のある建物です。

    

『旧西田川郡役所』です。こちらの建物も高橋兼吉による設計で、明治14(1881)年に建てられた擬洋風建築の郡役所です。国の重要文化財に指定されています。旧鶴岡警察署庁舎より3年前の建物ということもあり、少しシンプルな感じがしますね。

    

『旧庄内藩主御隠殿』です。11代藩主である酒井忠発が隠居所として建てたもので、玄関と奥座敷が残っています。右に見える茅葺の建物は、茶室で庄内藩中老・菅臥牛の遺愛の庵です。

    

この茶室は、映画「蝉しぐれ」のロケでも使用されたそうです。名勝の庭を眺めながら抹茶を頂くことも出来るようです。

    

『酒田氏庭園』です。正確な作庭年代は不明のようですが、江戸時代の書院庭園の雰囲気が残っていますね。当時は鳥海山を借景にしていたそうです。

    

『田麦俣の住宅』です。田麦俣の多層民家の記事でも紹介した、多層民家を移築したものです。兜造りの迫力のある建物です。

    

           

『民具の蔵』です。百年以上前に建てられた蔵で、民具を展示した施設となっていました。

    

旧鶴岡警察署庁舎と旧西田川郡役所は「近代化産業遺産」にも認定されています。

◆『致道博物館』詳細データ
 住  所:山形県鶴岡市家中新町10-18
 電  話:0235-22-1199
 時  間:9時~16時半
 定休日 :年末年始
 見学料金:700円



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
文明開化 (sensen)
2009-12-01 17:39:28
まるで鹿鳴館を思わせる様な・・・。

明治の頃は全国こぞって洋館を建てたんですかネ~。そして、外観は基本、白。

隠居所の草庵では、冬場をどの様に過したのかが気がかりです。

囲炉裏はあるにしても、相当寒かったに違いない・・・。





返信する
寒いなら寒いで。。。 (おさかな)
2009-12-02 18:27:30
★sensenさん
多分、洋館を建てることによって、時代の変革を表現したのだと思います。江戸時代のままの建物では、国民は変革を実感できませんからね~。
日本建築は、冬の寒さより、夏の暑さや梅雨の季節に特化した建物ですから。冬は着込めば良いって考えだったのでは。。。
まあ、季節を楽しむってことで。。。(笑)
返信する

コメントを投稿