島根県奥出雲町にある『日刀保たたら』にて古来からの たたら操業 が行われています。ほかにも操業が行われているばしょもあるそうです。

下の写真が、たたら操業が行われている建物です。

たたら操業にて造り出された、『けら』です。これを細かく破砕して行き、玉鋼を取り出します。

出雲は、良質の砂鉄が採れたため古来より鉄の文化にて繁栄していたようです。一回の操業は三昼夜連続操業します。これを一代(ひとよ)といいます。一代に必要な木炭の量は12トンで、これは森林面積は約1haが必要だったそうです。江戸時代の最盛期には年間60回操業が行われていたそうです。

ノロ(不純物)を出すための穴があいています。

たたらの横には、たたらへ送風を行うためのパイプが何本も取付けられています。
空気が十分に流れるように、よこから鉄棒でつついています。

この穴から真っ赤に焼けたノロが流れ出てきます。

空気がうまく流れると火は最高潮に達します。この状態で約1550度だそうです。

最高潮に達した時、再び砂鉄投入になります。

砂鉄投入後は、木炭を加えます。

この作業を、20分毎に繰り返します。
たたらで燃え上がる炎は、とても神秘的で荘厳な雰囲気が漂っていました。
操業で取り出される『玉鋼』は、鉄の純度が限りなく100%に近く、色も銀色に輝いていました。その輝く銀色の光はとても素晴らしいものでした。
今回見学に参加する機会に巡り会ったのは本当に幸せでした。
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下の写真が、たたら操業が行われている建物です。

たたら操業にて造り出された、『けら』です。これを細かく破砕して行き、玉鋼を取り出します。

出雲は、良質の砂鉄が採れたため古来より鉄の文化にて繁栄していたようです。一回の操業は三昼夜連続操業します。これを一代(ひとよ)といいます。一代に必要な木炭の量は12トンで、これは森林面積は約1haが必要だったそうです。江戸時代の最盛期には年間60回操業が行われていたそうです。

ノロ(不純物)を出すための穴があいています。

たたらの横には、たたらへ送風を行うためのパイプが何本も取付けられています。
空気が十分に流れるように、よこから鉄棒でつついています。

この穴から真っ赤に焼けたノロが流れ出てきます。

空気がうまく流れると火は最高潮に達します。この状態で約1550度だそうです。

最高潮に達した時、再び砂鉄投入になります。

砂鉄投入後は、木炭を加えます。

この作業を、20分毎に繰り返します。
たたらで燃え上がる炎は、とても神秘的で荘厳な雰囲気が漂っていました。
操業で取り出される『玉鋼』は、鉄の純度が限りなく100%に近く、色も銀色に輝いていました。その輝く銀色の光はとても素晴らしいものでした。
今回見学に参加する機会に巡り会ったのは本当に幸せでした。
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こんなに手間のかかる大変な作業だとは知りませんでした。
まさに職人技ですね。こういう伝統ある技法は後世まで
残してほしいものです・・・
1550度ってどれだけ熱いんだろう~。想像もつきません
本当にいい経験でしたね!
特にたたらはなかなか見ることが出来ない貴重な体験でした。
おさかなさんに感謝、感謝!!(^^)/~~~
古来から伝えられてきた伝統は素晴らしいものがあります。
便利な世の中に慣れてしまっていますが、ふと振り返ってみることも大切だと感じました。
1550度ってほんとに想像もつきませんよね。
焼物の登り釜だと、約1200~1300度だからそれよりは上ですね。
まあ、鉄が溶ける温度だから。。。。。
そばに立ってるだけで、ほんとに熱かったですよ~(^^)v
ほんと楽しい旅でしたね(^^)v
こまこまさんにずっと運転していただきまして、お疲れになったでしょ。
近々飲み会しましょう!たっぷりとお酒をおつぎさせていただきます。
様々な手順を踏まなければ良質なものは造り出せないのだな~って再認識しました。原点を振り返ってみると言うことも大切ですね。スローライフって言葉が心に沁みてきました(^^)v
見学の翌朝、できた鉄が炉を壊して引っ張り出されます。そのときは温度がさらに上がっていて。炎の色がほとんど紫になります。来年はそれが見られるようにツァーをメイクしますね。
ところで、和鋼博物館で見られたように、最先端の鉄(制震鋼)などが安来の日立製作所で作られています。実はそれにも砂鉄を使います。砂鉄で球状の海綿鉄と言うのを作り、それをエッセンスとして投入するのだそうです。
飴屋さんのおかげでいいものを見学することが出来ました。
和鉄をつくるには、相当な手間(人力)が必要なのだと実感しました。
けら出しの見学もチャンスがあれば是非参加したいですね(^^)v