僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

ウダウダ会 和歌の浦へ

2016年06月22日 | ウォーク・自転車

6月に入ってから、日曜日になると必ず雨が降る。

第1日曜の5日はモミィの学校の運動会だったが、雨で順延。

次の12日の日曜日は、モミィの英検があった。
この日も雨で、傘を差しながら会場まで歩いた。

そして先日の第3日曜日の19日は、
ウダウダ会の『出陣』の日だった。

…が、これも、天気予報では、雨。
案の定、途中から大雨に遭った。

ま、もっとも会長サマからの案内状には、
大雨、大風決行」とは書いてましたけど。

さて、
今回のウダウダ会の行き先は、和歌山県の和歌の浦だった。

和歌の浦は古くは万葉集にも詠まれた風光明媚な景勝地で、
平安時代の人々は、熊野詣でや高野山詣での道すがら
和歌浦に立ち寄り、景色を楽しんだと言われている。


 
少しわかりにくい地図ですけど…
ここの左端の「雑賀崎」から雑賀崎漁港へ出て、
海沿いの道を歩き、和歌浦港を経て、右端の、

「観海閣」というところまで、歩きました。

 …………………………………………………………………

朝の7時前に家を出たときは雨はまだ降っていなかった。

8時に難波高島屋前に集合。

ウダウダ会には、僕は1月に参加したが、
次の4月は家族旅行と重なって行けなかった。
1月には、宴会が終った後、転んで怪我をして、
前市長さんと副市長さんに、家まで送っていただいた。

今回は「飲み過ぎに注意!」と言い聞かせての参加だ(笑)。

そして5ヶ月ぶりにウダウダ会の仲間たちと会い、
南海電車の「特急サザン」に乗り込んだ。

座席指定だったが、いつもお世話をしてくださる
元大阪狭山市の市議会議員さんが切符を買ってくれ、
今回のメンバー10人に「はい、どうぞ」と配ってくれた。

電車の中から話は弾み、約1時間後、
南海和歌山市駅に到着した。

和歌山市駅から約40分、バスに揺られて雑賀崎へ。

雑賀といえば、『雑賀孫市』が頭に浮かぶ。
大昔、1973(昭和48)年のNHK大河ドラマに、
「国盗り物語」というのがあり、僕は大好きだった。
原作は司馬遼太郎で、僕はその本も読んだ。

主人公は平幹二朗が演ずる斉藤道三だが、
そこへ、雑賀孫市という人物が出てくる。
いわゆる雑賀衆で、鉄砲の名人たちだ。
ドラマでは林隆三が孫市の役を演じていた。
その司馬遼太郎には「尻くらえ孫市」という著書もある。

その雑賀崎でバスを降りると、下に港が見えた。


 

 細くて急な階段を下りてゆくと…

 

 

 
 
雑賀崎漁港に出た。

 
 とても景色が良い。しかし…

 

 
 海沿いのコースを歩き始めると、雨が降り始めてきた。
 ちなみに、右上にホテルが見えるが、和歌の浦は最近
 観光客も減り、このあたりのホテルも人の気配はなかった。

昔は、一大観光地だった和歌の浦。
最盛期には40以上あったというホテルや旅館も、
現在営業しているのは老舗の10数軒のみ…とのことだ。
 

 
 途中に「夢の鐘」が。この鐘を鳴らすと、幸運が訪れるのだとか。
 和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」のモデルになった鐘…
 …というのは、真っ赤なウソです。すみません。

 この鐘は、山部赤人が詠んだ万葉の歌をモチーフにしているとか。
 和歌にちなんで数羽の鶴が空に舞い上がるイメージだそうです。

 

 
 ビーチを歩いていると、こんな岩が姿を表しました。
 蓬莱岩というそうで、近づいて見ると見事な岩でした。

 ネットの写真を拝借してご紹介しますと

 
  …という感じです。

 
 

 
 和歌の浦港に出ると、雨は益々激しくなり、
 予定していた片男波までは行かず、
 玉津島神社前からバスに乗ることに。

   

 
 バスが来るまで相当時間があったので、周囲を散策。
 玉津島神社の前から海に向かうとアーチ型の「不老橋」が見えました。

 

 
 三断橋を渡ると、突き当たりに小さく観海閣が見える。
 観海閣については、こちらをどうぞ 

 http://wakamatsuri.com/spot/%E8%A6%B3%E6%B5%B7%E9%96%A3

 

 
 玉津島神社。「古来より、和歌の神様を祀る神社として
 天皇や貴族、歌人たちに崇拝されてきた」ということです。
 

 

    

 

   

…と、万葉集の歌碑を眺めているうち、案内書に
この近くに芭蕉の句碑がある…と書かれていたので、
バスの時間が近づいてくる中で、あわてて探しました。
バス道の脇にその碑があったので、とりあえず撮影成功。

           ↓ 

 

しかし…
帰宅して写真を見ても、何が書いてあるやらさっぱりわからず、
ネットで「玉津島神社 芭蕉句碑」で検索したら、

 行春に 和歌浦にて 追付たり

…と書かれていたそうです。はい。
芭蕉翁は、和歌の浦にも来ているんですね。

 


最後に、もう一度、地図を。

 
  観海閣はココ! とありますね~

 

こうして、今回の雨のウダウダ会は、まるで
雨(う)だ雨(う)だ会でしたが…無事に終わりました。

一行はバスでJR和歌山駅まで行き、紀州路快速に乗って、
天王寺へ戻り、あべのハルカスの12階にある

スーパー・ドライ 

という店に入り、ビールをゴクゴク飲んで、
のどを潤したのであります。

ここは日本酒、焼酎のたぐいは置かれていないので、
おかげで僕はビールとハイボールを結構飲みましたが、
前回のように酔うこともなく、帰宅しました。
まだ早い時間だったので、妻とモミィが、
家の近くまで出迎えに来てくれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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