12月も後半に入り、いよいよ今年も終わりに近づいてきました。今年1年を振り返るという観点から、さまざまなイベントが催されていますが、今年の流行語大賞というのがありますよね。今年は「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」の二つが大賞を獲得したそうですが、「忖度」は一時はやりましたから「流行語」というのはわかりますが、「インスタ映え」というのは、何だかねぇ?これって「流行語」なの? と首を捻ります。
他にも候補として挙げられたものに「ひふみん」なんてありましたが、これは人の愛称で「言葉」じゃないでしょ。それを流行語というのかな。
去年は「神ってる」が流行語大賞をとりました。「神がかっている」という意味ですよね。また「ダメよ~ダメダメ」とか「今でしょ」とか「じぇじぇじぇ」というのも過去に流行りました。会話の中にこれらの言葉を入れて面白がるという意味で「流行語」というのはわかります。それが「はあ…?」と思うようになったのは、何年か前の「なでしこジャパン」が流行語大賞になった時からです。あれこそ単にサッカー日本代表チームの愛称であって、どこが「流行語」やねん、と思ったものです。
ま、どうでもいいようなことに文句を言ってますけど、今回の「インスタ映え」というのがどういう意味かわからなかったので、その負け惜しみの気持ちもあるんですけどね(笑)。
それと今年の「漢字一文字」というのもあり、今年は「北」でしたね。北朝鮮がミサイルを連発して核・ミサイル問題が日本や世界に脅威を与えたこととか、九州北部の災害、北海道・日本ハム大谷と清宮が話題に上がったことなどで「北」が選ばれたとのことでした。漢字一文字ですからね~。なかなか世相を反映するのはむずかしいので、あまりピンとこない、というのが正直な感想です。
去年の漢字は「金」でした。日本がメダルラッシュのリオ五輪にちなんだものでした。その前が「安」で、安倍内閣の安全保障関連法が世論を沸かせたとのこと。その前が「税」で、これは消費税率が5%から8%に引き上げられたことから選ばれた漢字です。
僕はこれらの流行語大賞や今年の漢字一文字より、つい先日発表された住友生命の「創作四字熟語」のほうが断然面白いし、毎年楽しみにしています。
今年の第1位は「棋聡天才」でした。「奇想天外」のもじりで、将棋界に旋風を巻き起こした藤井聡太くんですよね。他にも、宅配業界の人手不足が深刻な様子を表した「荷労困憊」(疲労困憊)とか、猛毒ヒアリがコンテナにくっついてきたということで「蟻来迷惑(ありきためいわく)」(有難迷惑)とか、面白いのがたくさんありました。
これまでも面白くて記憶に残っているのは、
長生きも苦労する「苦労長寿」(不老長寿)
(もうひとつ「不良長寿」ってのもありましたっけ)
二世のタレントや政治家が増えて「二世風靡」(一世風靡)
残業を減らす会社が増え「残業革命」(産業革命)
低金利の時代になり「利息三文」(二束三文)
あまりの暑さにフラフラする「暑中目まい」(暑中見舞い)
携帯を耳に当てながら運転する「脇耳運転」(脇見運転)
…というようなもので、
書いて行けばキリがありませんが、さて、ここでクイズです。
10数年前に1位になった「様様様様」はなんと読むでしょうか。
覚えておられますか?
答えは「ヨン様」でした。「様」が四つ。う~む、ちょっと古いか。
では皆さま、良いお年を。
じゃなかった。
良い日曜日を!
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