僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

カーリングとかジャンプとか

2010年02月21日 | スポーツの話題

このブログを書いている今(21日午前5時50分)、テレビでは冬季五輪スキーのジャンプ・ラージヒルが行われている。午前4時半から始まり、早起きが得意の僕はその時間から起きてテレビをつけているが、今は1回目のジャンプが終わり、2回目が始まったところだ。

日本勢は1回目、全員、振るわなかった。
期待の葛西も失敗ジャンプに終わったし…。
2回目にたとえ大ジャンプを見せてもメダルには届かないだろう  。

日本とバンクーバーとの時差は17時間。
日本が午前6時だったら、あちらは前日のお昼の1時だ。

現地のバンクーバーで競技が行われる時間帯は、日本時間で言えば未明から午後2~3時頃までだ。こういう時間帯だと、平日仕事に行っている人は、競技の肝心なところは、なかなか見られない。

長島、加藤がメダルを獲ったスピードスケート男子500mも、高橋が銅メダルを獲ったフィギュアスケート男子も、両方とも平日の昼間だった。僕も、これまでのように在職中であれば、決して見られなかったところだが、今回はず~っと自宅でテレビを見続けていられる。メダルを獲得した両競技も、生中継で見ることが出来た。これは、かなり嬉しいことだ。そしてテレビを見ながら、時々ふと、あぁ、自分は退職したんだ…と実感する。


                 


昨日は土曜日だったので、昼に多くの人が見ていたと思うが、あのカーリングというのはとても面白い競技だ。日本対イギリスの、女子チームの対決。

4歳のモミィが、テレビに映るカーリングを指差して、
「あ、お掃除してはるわ…」と言った。

確かになぁ。選手が氷の上をブラシでこする様子は「お掃除」みたいだ。

見慣れない者にとっては、奇妙な競技だ。しかし、前回のトリノ五輪で予選リーグで敗退したものの、女子選手たちの健闘が光り、マスコミの宣伝もあって一躍人気競技になった。特に女子チームは、大人気である。

その昨日の女子カーリング、日本対イギリスは、息詰まる熱戦だった。
まだ予選だというのに、手に汗握るシーンの連続で、見ていて疲れた。

しかしルールを十分に飲み込めていない僕は、アナウンサーや解説者が口にする専門用語がよくわからない。ストーン(石)はわかるけれど、ハウスとかダブルテイクアウトとかの意味が、途中までさっぱりわからなかった。

このカーリングはどうしたら得点になるのか…ということは、さすがに見ているうちに理解できてくるが、用語がわからないので、そこでつまづくのだ。リード…? スキップ…? なんのこっちゃ。

それと、試合は10エンド(野球で言えば10イニング)をかけて行われるが、このエンドが10もあるのは多過ぎるのでは…と思った。だから1試合に長時間かかる。さらに、1エンドで両チーム交互に8回ずつ石を放つのも、その回数が多すぎるような気がした。8回でも4回でも同じようなもんじゃないのか…と思ってしまうのだ。つまりオセロゲームにも似て、前半にどれだけ自軍の石がたくさん円の中央に集まっていても、最後の1~2回で全部はじき出されてしまい、一挙に逆転されてしまう…という場合が多いのだから。

最初の1回目や2回目っていうのはどういう意味があるのだろうか?…と考えていたら、いっしょにテレビを見ていた長男が「なにせ氷上のチェスと言われているくらいやからねぇ…。ぜ~んぶ意味があるわけで…」とつぶやいた。な~るほど、カーリングは氷上のチェス。日本で言えば将棋かぁ。
そう言われるまで、僕は氷上のオセロゲームかな…? と思っていたけど。

そういう駆け引きがわかるようになれば、もっと楽しめるんだろうなぁ。

まあ素人には難しい部分もあったが、見ているうちにずんずん引き込まれた。さらに日本選手の皆さんが、なかなかの美人である。彼女たちのキリッとした表情が、氷上に映える(ダジャレです、すんまへん)。

そして、試合は、日本が第9エンドの最終投で、イギリスの石を一挙に2つともハウス(円)の外にはじき飛ばす「ダブルテイクアウト」の快挙を演じ、見事な勝利を収めた。

だいたい、こういう試合は、一生懸命テレビの前で応援していても、接戦の末に日本が破れ「あぁ~あ、がっかり」という展開が多いのだけれど、昨日は違った。久々にスカッとした。

これで日本チームは予選リーグは2勝2敗となった。
全部で9試合あるが、4位以内で準決勝に進出するためには6勝3敗が最低条件だと言われている。このあと5試合を4勝1敗で乗り切らなければならないわけだけれど、強豪チームとの対戦をほぼ終えたので、期待は持てる。

カーリング女子は、前々回のソルトレーク大会では2勝7敗。
前回のトリノ大会では4勝5敗。
ともに予選落ちだが、徐々に勝ち数を増やしてきているので、今回はぜひ6勝3敗で準決勝に進んでもらいたい。

                 


そうこう書いているうちに、テレビでのジャンプ・ラージヒルが終わった。
葛西が2回目に大ジャンプを見せて順位を上げ、なんとか8位に入賞した。

葛西は2回目だけなら、全体で2位の成績であったという。
こうなると、1回目の失敗ジャンプがとても悔やまれる。
解説者によると、葛西の失敗というより、この時の気流が悪かったそうだ。
勝負につきまとう運は、仕方ないとは言いながら、あまりに無情だ  。

…というようなことで、まだまだ続くバンクーバー冬季五輪。

24日(水)には浅田真央ちゃんらが登場するフィギュアスケート女子のショートプログラムがあり、26日(金)は同フリーがある。いずれも午前9時半ごろから競技が始まる。その両日はまた、テレビから離れられない。

 

 

 

 

 

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2 コメント

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厳しい意見ですが。 (アナザービートル)
2010-02-21 14:13:32
気流の流れにも負けず、一位を取った選手もいるのですから、日本勢はふがい無いです。一位
決勝進出で喜びすぎたのとちがいますか?
厳しい意見ですが。
返信する
隔世の感 (アナザービートルさんへ)
2010-02-22 04:58:04
メダルの常連だった日本のジャンプ陣。「お家芸」と言われた頃が懐かしいですね。
まあ、これが今の実力ですかね。

今朝もまた早朝に起きて、今カーリングを見ています。
日本対ロシア。ついに延長戦に入りました。 ドキドキ…
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