僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

中国人のマナー

2016年05月24日 | 旅行

昨日、北京のトイレでびっくりした話を書きましたが、
それで思い出したのは「食べ残し」の話です。
北京の人たちは外食の時、食べ物を残すのです。
(家の食事ではどうか知りませんけど)


北京へ旅行したのは、長男が阪大生だった頃。
長男の高校時代の同級生だった女の子が、
そのとき北京の大学に留学していたので、
彼女を訪ねて僕と妻と長男の3人で行った。

北京では彼女がずっと案内してくれた。

いろいろ驚いたことの多い旅だったが、
食堂に入ったとき、ふと気づいたのが、
他の客(むろん中国人)が食べ終えて帰ったあと、
そのテーブルには、必ず皿に料理が残っていたのだ。
あちらの食堂でも、こちらのレストランでも、例外なく。

不思議に思って、留学生のその女の子に尋ねると、
「こちらの人は食べ物を残すのがマナーなんです」
と言うので、「なんのために?」と聞き返した。

なぜ、残すのか?

彼女の説明によると…

全部食べてしまうと、
「この量では足らんじゃないか」
という意味にとられるからだという。
それでは料理を出してくれた人に失礼だ、
ということで、ある程度は皿に残しておく。
「たっぷりいただいたので、もう満腹です」
そういう意思表示らしい。
(味よりも量なんだね)

国が違えばマナーも違うんだ。

日本では、残してはいけないと教えられてきたのに。

だから僕たちも北京では、少し食べ残して店を出た。
なんだか、もったいないという感じでしたけどね。


そんな経験があったものだから、
4月に家族で京都や奈良のホテルに泊まった時、
朝食バイキングではまわりは中国人客だらけだったが、
食べ残すことが「マナー」という彼らはどうするのか?
そこに注意を払って、眺めてみた。

言うまでもなく、日本のホテルのバイキングで
食べ物を皿に残して帰るのは、少しお行儀が悪い。
少しぐらいなら仕方ないけれど、あの皿もこの皿も、
すべての皿に料理を残したまま帰るというのはねぇ。

そこで中国人観光客たちの様子を見ていたわけだが、
だいたいにおいて、ほぼ全部食べて立ち去って行った。
旅行の添乗員あたりから、注意をされていたのだろうか。
やはり郷に入っては郷に従え、だもんね。


…と、まあ、僕が見たときはそうだったけれど、
テレビの中国人観光客のマナーの悪さの一つとして、
バイキングでもいっぱい食べ残す…と報じられていた。

ふ~む。
これは、観光団体の添乗員の指導が足りないんだろうか。
そのことを厳しく言っておけば、いくら中国人だって、
そうそう無茶なことはしない、とは思うんだけど。

昨日、中国人たちがテレビに出て、マナーについて、
日本人タレントたちと激論を交わす場面があった。

たとえば、コンビニなどで、支払いを済ませる前に、
飲み物を飲むなどする中国人観光客がいるようだが、
飲むのは会計を終えてからだろ、という指摘に対し、
「日本人はマナーにうるさすぎる」と反論があった。

中国人がマナーをわきまえないのか?
日本人がマナーにうるさすぎるのか?

お国柄が違うと、いくら熱心に議論を交わしても、
こういう話は、永久にかみ合わないんですよね。

 

 

 

 

 

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