僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

南あわじ市市市…とか西東京市東…とか

2021年09月28日 | 読書

 昨日、藤井青銅という人の「あんまりな名前」という本を読みました。

    

動物や植物の名前、土地の名前、駅の名前などで、おかしなおかしな名前を集めた本で、面白かったのでその一部を紹介します。

ま、僕たちもよく知っている面白い名前といえば、「バカ貝」とか「ナマケモノ」とか「アホウドリ」とか「ボケの花」とかありますよね。当の動植物にとってみれば、なんで人間が勝手にそんな名前をつけるねん! といったところかと思いますけどね~

その中で、僕が特に関心の深いのが地名です。

面白い地名というのは、外国の地名でまず思いつくのがオランダですね。この国は〇〇ニンゲンという地名が数多くあり、一番有名なのはグローニンゲンという町ですが、他にもスケベニンゲンとか、エロニンゲンとか、バカニンゲンという地名もあります(ほんまですよ)。ま、日本語が分からないオランダの人がこの話を聞いても、何が面白いのかわからないでしょうけど(笑)。

滋賀県の守山市に「浮気」という地名があります。なので「浮気保育園」とか「浮気自治会」というのがある、とテレビで紹介されていました。もともと、ここは湿地帯で湧水が多く、水蒸気が漂う土地であることで「浮気(ふけ)」と名付けられたのが由来だそうです。でも、浮気保育園の園長さんが、パソコンで浮気(ふけ)と打っても漢字が変換されないので「うわき」と打ちます、と笑っておられたのが印象的でした。でも、人に言いにくいですよね。
「お住まいはどちらですか?」
「え~っと『ふけ』というところです」
「どんな字を書きますか?」
「え~っと、え~っと、『うわき』と書きます」
な~んてね。

ま、そのことは置いておいて。
この「あんまりな名前」という本の話ですけど。

「あんまりな地名」として最も目を引いたのが、「兵庫県南あわじ市」にある「市市(いちいち)」いう町の名前です。つまり住所が、
「兵庫県南あわじ市市市」
となるわけで、初めて見る人は何かの書き間違いかな、と思いますよね。

東京都には「西東京市」というのがあります。もともと田無市と保谷市が合併してこの名前になったとのことだけど、旧保谷市には「東」という町名があったので、そこは今では「東京都西東京市東」という住所になっている。わかりにくいというか、ややこしいというか。東か西か、どっちに行くんや~

東京都いえば、品川駅が品川区ではなく港区にあるというのも紛らわしい。

かつての市町村合併によっていろんな名前の市ができたけれど、静岡県の「伊豆の国市」というのも面白い。その1年前に、近隣の合併で「伊豆市」が誕生したので、こちらはその「伊豆市」を使えなくなった。そして窮余の一策としてひねり出されたのが「伊豆の国市」だったそうだ。静岡県伊豆の国市というと、県市となるので順番がおかしいわ、と著者は面白半分に書いています。

また山梨県の場合、昔は甲斐の国と呼ばれていた。甲州とも呼ばれていたし、今の県庁所在地は甲府市だ。平成の大合併で、甲府市のほかに甲州市も甲斐市もできた。おまけに山梨市、中央市というのもある。県を代表するような名前の市が、これだけ沢山あるのも珍しい、という話です。

青森県に「馬鹿川」という川があるのもこの本で知りました。

また、カタカナの地名も沢山あります。

山形県米沢市アルカディア
千葉県佐倉市ユーカリが丘
富山県小矢部市メルヘンランド
三重県亀山市アイリス町
福岡県宗像市アスティ
長崎県長崎市エミネント葉山町
などなど

ということで「あんまりな名前」はなかなか面白い本でした。

まぁ「珍しい地名」については、このブログでも何度か書いてきました。

一番最近では、福島県の須賀川に「上梅田」というバス停があるのを紹介した記事です。何が面白いのかというと、音読みでは「ジョー・バイデン」という米大統領の名前になりますもんね。

また珍名のバス停として有名なのが、長野県の駒ヶ根市にある「女体入口」というバス停です。「女体入口」ですよ。どんな入り口やねん。

だいぶ以前に、このブログにコメントを寄せていただいた方に教えてもらった地名ですが、関心のある方はぜひ検索をしてみてください(笑)。


  

 

 

 

 

 

 

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