今朝のニュースですが…
日本の人口が11年連続で減り続けているというニュース。
しかも今回は、減少数が過去で最大だったという。
ちなみに今年1月1日時点での国内の日本人の数は、1億2427万1318人で、前年から50万5046人減ったそうです。
これはむろん少子化ということが主な要因なのでしょう。世間では、いまの時代のことを「原始時代」にひっかけて「減子(げんし)時代」と呼ばれたりしているそうです(ホンマかいな)。
でもこの人口減少は単に少子化だけではないですよね。つまり、亡くなる人も増えているから人口が減る、ということにもなります(当たり前ですけど)。
政府の統計資料によると、去年1年間の出⽣数は約86万5千人。これは統計開始以来最少で、前年から5万3千人余り減少。年間の出生者数が90万人を切ったのも今回が初めてのことらしいですが、一方で死亡者数も138万人余りで、この数字も過去最大とのことです。
つまり、生まれてくる赤ちゃんの数が過去最少で、死んだ人の数は過去最多。
これでは人口が減るのは当たり前ですね。
僕が生まれたのは1949年(昭和24年)で、いわゆる団塊の世代です。(団塊の世代を「ダンコンの世代」と読む人がいるようですが、間違えないでね)。
で、昭和24年生まれの人の数を調べたら、269万6638人とありました。
なんとまあ、1年間で269万人余です。
去年生まれた人の数は前述のように約86万5千人ですからねぇ。
こんな数字を見ると、改めてビックリします。
そのダンコン…じゃなかった「団塊の世代」は昭和22年から24年までの3年間に生まれた人々のことを言い、その合計出生数は約806万人にのぼるそうです。
ここで今度は「2025年問題」というのが出てくるんですよね。
1947年~49年に生まれた団塊の世代が、2025年には後期高齢者(75歳)の年齢に達し、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念されている、というあの問題です。そしてその年は後期高齢者人口が約2千200万人に膨れ上がり、国民の4人に1人が75歳以上になる計算だということです。
やれやれ。
自分がその当事者でもあるにもかかわらず、えらい世の中になるんだな~、とため息が出ます。
ところで、
今回のコロナ禍では、若い人は感染してもほとんど無症状か軽症で、危険なのは高齢者が感染した場合で、重症や死亡に至る場合が多い、と言われています。
そんな時、先日、橋本徹がテレビのワイドショーに出て、
「コロナの感染拡大を心配し過ぎるのは良くない。それを深刻に考えるより、元気な若者はどんどん感染すればいいんですよ。どうってことないんだから」
と驚くべき発言をしていました。これを聞いて僕は、なんとなく、
「年寄り連中や病弱者なら、感染して死んでも、かまわんやろ」
という意味に受け取ってしまったのです。元気な若者がどんどん感染したら、接触した高齢者や妊婦さんなどにも広く感染が及ぶんだもんね。
ま、橋本徹もそこまで意図して言ってはいないんでしょうけど。
でも、
高齢者が限りなく増えていき、若い人や子供たちが減っていく。この先の社会経済の発展にはこれが大きな障壁となっているわけで、コロナで高齢者が大勢亡くなってしまえば日本の国は持ち直す、と、心の中で思っている人も案外いるんじゃないかなと、つい思ってしまうんですよね。
コロナのニュースや橋本徹なんかを見ていると、
ふと、そんなマイナス思考に陥ったりもします。
あきませんなぁ、そんなこと思うようでは…
ちょっとひがみ過ぎでしたか。
失礼しました!
★ つい先ほど、大阪府で新たに225人の感染が確認されたと報じられました。府として過去最多です。感染者数で一喜一憂してはいけない、と言われていますけど、やはり数字は気になります。