新型コロナウイルスが拡がり始めてから、いろんなカタカナ用語も拡がっています。特に小池東京都知事は横文字がお好きで、以前から難しいカタカナ語を使っていますが、コロナに関しても「東京アラート」とか「ソーシャルディスタンス」とか、日本語で言った方がわかりやすい言葉をわざわざカタカナ語で言ってますよね。特に「ソーシャルディスタンス」なんて直訳で「社会的距離」ということだから、ちょっとズレていますよね。
コロナよりもずっと以前から小池さんは、
「ワイズ・スペンディング」→「賢い支出」
「サスティナブル」→「持続可能性」
「ステークホルダー」→「利害関係者」
「ビジネス・アズ・ユージュアル」→「いつも通りの仕事」
などなど、聞き慣れないカタカナ語を使ってこられたようです。
今、再放送中のNHK朝ドラ「エール」に、御手洗(みたらい)清太郎という歌の先生が出てきます。二階堂ふみが演じる音に歌を教えるシーンが何度かあるのですが、音が「先生!」と言うと、そのたびに「先生ではなく、ミュージック・ティーチャーと呼んで!」と叫びます。この先生を見ていて、なんだか小池都知事を思い出してしまいました。ま、御手洗先生の方は愛嬌があって好感が持てますが、小池さんのカタカナ語の連発は「自慢か?」という感じですわ。
まあ、小池知事だけの問題じゃありませんが、このコロナに関するカタカナ語は今やテレビニュースで氾濫していますね。
オーバーシュート(感染者急増)→サッカーのシュートとは関係ないよ。
ロックダウン(都市封鎖)→ボクサーがひっくり返るのはノックダウンね。
クラスター(集団感染)→クラッカーと違うで(当たり前田の…!)。
ウイズコロナ(コロナと共存すること)→もう、あきらめの境地?
パンデミック(世界的流行)→パンでミックスジュース飲むのと違うで。
エピデミック(予測の範囲を超えて一定の地域や集団において感染症が大量に発生すること)→エビでミックスジュースを……もうええわ!
…などなど。
なぜわかりにくいカタカナ語なんでしょうね。
日本語で表現してくれたらいいのに。
また、仕事に関してはリモートワークなんてのも使われています。「遠い」のリモートと「働く」のワークのミックスですが、ま、今はテレワークと言うのが一般的なんでしょうね。
この間は「オン飲み」という言葉を耳にしました。オン飲み?
そのあとの説明では「オンライン飲み会」を略したものだそうです。
やれやれ。
ついて行けませんわ。
ところで話はコロッと変わりますが…
7月21日に「ファーム・ステイとは言うものの」という記事を載せました。ファームステイというのは、モミィの中学校で、修学旅行として9月に実施される3年生の行事で、長野県の農家へ行き、生徒たちが分散して何軒かのおうちに泊めてもらい(2泊)、農業の体験をするという行事です。
僕はその時のブログで、
この時期、生徒たちが全員で長野県まで行って、そこの農家でホームステイしていいのか?…と思いますね。長野県の農家の方々も、感染者数の多い大阪の学校から、大勢やって来るのはやっぱり心配な面もあるんじゃないかと思いますし。(中略)。僕としては正直言って、この行事は中止にしてほしいです。とにかく当分の間、集団で他県へ移動することは控えなければ…
…と書いたのですが、今週、どうやら中止に決まったようです。ずっと心配していただけに、この決定にホッと胸をなでおろしました。
今はそんなことをしている時期ではありませんものね。