僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

朝ドラ 「まんぷく」 スタジオ収録を見学

2018年10月20日 | 日常のいろいろなこと

  ~ NHK大阪放送局へ ~

痛めていた右の脚もだいぶ良くなったので、昨日、久しぶりのウオーキングを兼ねて大阪市中央区大手前にあるNHK大阪放送局へ行きました。お目当てはもちろん、朝ドラの「まんぷく」のスタジオ収録見学でした。

NHK大阪放送局は大阪歴史博物館の隣、大阪城の目の前にあるビルの中にあります。そこには「BKプラザ」という見学コースがあり、誰でも自由に出入りができます。「まんぷく」のスタジオ収録見学も、そこでできるのです。

 http://www.nhk.or.jp/osaka/bkplaza/

一昨日、そのホームーページで収録スケジュールを調べると、今週は木曜日と金曜日の2日間だけ収録が行われるとのこと。調べたのが木曜日なので、さっそく翌金曜日に行くことにしたわけです。妻は、モミィが今は中間テストの時期なので早く帰宅するかもしれないということで、僕一人で出かけました。一人だから長距離ウオーキングもOK。で、スタジオ見学の後、大阪城から心斎橋、難波、新世界、天王寺などをテクテクと歩きましたが、それは別の機会に書くとして、今日は「まんぷく」スタジオ収録見学の体験談を


 
 NHK大阪放送局の正面

 


 
 放送局の玄関前。「まんぷく」の垂れ幕が。

 


 
 BKプラザの入口。遠足らしき小学生の団体が入るところでした。 

 

NHK大阪放送局は午前10時に開館で、僕は10時過ぎにそこへ到着。「BKプラザ」へ入り、スタジオはどこか?とキョロキョロ見回すと、9階と表示され、エレベーターがあって数人の人が待っていた。それで9階まで上がると、廊下の向こうに窓ガラスがあり、もうすでに人が集まっていた。そこがスタジオだったのですね。僕もそこへ行って、ガラス越しに覗き込むと

見学者は上からスタジオを見下ろす形になるのですが、中は薄暗く、いろんな仕切りがあり、時々通路をスタッフのような人が歩く姿が見える。天井には無数のライトがぶら下がっており、ほとんどが消えているのだが、右端の向こう側の一部だけが、メチャ明るく照らされていた。そこで収録が行われているのだろうか? でも、手前に壁みたいなものがあるので向こう側が見えない。天井にいくつかのライトが明々とついているのがわかるだけだ。

まわりを見ると、見学者のほとんどは女性である。その女性の人たちの会話を聞いていると、

「あ、あの隅のところで収録中なのね。でも、見えないやん」
「ほんとや。何年か前の『まっさん』の時は見えたのに」
「そのうち、見えるかもね」
「う~ん。どうやろうかねぇ?」

確かに、見学者に対する「お断り」として、「収録場所がセットの影になり、見えないこともあります」と書かれていた。今も壁に隠れてその向こうが見えないのは仕方のないことかも。でも、見たいなぁ、収録シーン。

ガラス越しに目を凝らすこと10分、20分、そして30分と時間は経つが、ずっと同じ光景である。そんな時、見学者たちが「あっ」とどよめいた。スタジオの薄暗い通路を1人の細身で背の高い男性が歩いて行く。上から見ているから顔などはわからないが、何となくカッコいい。「あ、あれ、長谷川博己さんや!」と周りの女性たちが騒いだところをみると、そのようだった。でも一瞬で通り去ってしまった。それからまた数分して、今度は数人の人が通路を通った。「あれ、安藤サクラや!」と誰かが言い、周囲からは「ほんまや、ほんまや」と言っているうちに、その人たちもすぐに消えてしまった。

「子供もおったなぁ」と見学者女性。
「あれは、福ちゃんの子供かなぁ」とお連れさん。
「この前も来たんだけどね、その時は松坂慶子さんが私たちのほうを見上げて手を振ってくれたんよ」
「へぇ~、そうなん? よかったね~。でも今日はアカンねぇ」
という会話も交わされていました。

そしてまた10分経ち、20分経ち。

すると、僕たちが立っている場所の上に設置されているモニタの画面が、それまで真っ暗だったのにパッと何かが映り、また「わぁ」という歓声が飛び交った。みんなスタジオから目を離してモニタの方を凝視する。僕も見た。音声はなく映像だけだが、そこに長谷川博己が写っていた。

何の映像だろう? と僕が首をひねっていると、そばにいた女性が、
「これがね、今、実際に収録している場面なんですよ」と教えてくれた。

画面では、長谷川博己が座っている。その前に金網が張られている。金網の向こうに安藤サクラがいる。どう見ても、刑務所か留置所みたいなところでの面会風景である。安藤サクラは赤ちゃんを抱いている。音声が出ないので何を話しているのかわからないけれど、夫・長谷川さんが、妻・安藤さんが抱いている赤ちゃんの髪の毛を、金網越しに、愛おしそうになでていた。今週、憲兵に捕まって瀕死の状態に追い込まれながらも釈放された長谷川さんが、なぜかまた、こうして金網の向こう側にいる

「なんや? また捕まったの? よう捕まる人やなぁ」
と、モニタを見ていた1人の女性が声を出したので、おかしかった。
また、いつかこのシーンがテレビで放映されるのが楽しみです。

そんな時、先ほど入口にいた遠足らしい小学生の団体が来て、スタッフの女性が「恐れ入ります、子どもたちがスタジオ見学しますので、場所をあけてくださ~い」と言われ、僕たちは隅っこのほうに寄った。

スタッフの女性は子どもたちに、
「はい、みなさ~ん。ここでね、朝のドラマが撮られているんですよ。今、向こうにライトが光っている場所で収録が行われています。あれだけ明るいのは、お昼の場面だと思います。お昼のシーンも夜のシーンも、雨や、嵐や、火事なんかのシーンも、全部このスタジオで撮影します。ドラマ全体の80パーセントをこのスタジオで収録するのですよ」
と、説明をしてくれた。子供たちは目の前のスタジオ風景があまりに単調なので面白くないのか、ひそひそ話をしたりして、ほとんどスタッフ女性の話を聞いていなかった。むしろ周囲にいた大人たちのほうが「ふむふむ、なるほど」という顔で、熱心に聞いていました(笑)。

ということで、11時半過ぎまで約1時間半、スタジオの見えるガラスの前に立っていたのですが、収録シーンは見られないまま。足も疲れてきたので、じゃあ行くか、と外に出ました。ちなみに、スタジオ周辺は撮影禁止だったので、写真がないのが残念です。

NHK前の道路を渡ると大阪城公園です。ローソンがあったのでパンと飲み物を買い、お堀の前の眺望のいいベンチに座ってモグモグ。まわりを歩いているのはほとんど、というよりもすべてが外国人でした(大げさではなく)。

そんな外国人たちを眺めてパンを食べながら、ふと、
「あ、この際だからカップラーメンを買って食べるべきだったか?」
な~んて思ったり。何でもあとから気がつくのが僕の特徴です(笑)。

でもまぁ、この目で収録風景を見られなかったことは残念でしたが、現場の臨場感を少しは感じることができて、楽しく過ごせました。

 

 

 
こんな絵葉書をもらって来ました

表も裏も、なかなかいいでしょ。
どなたかに送ってあげたいです。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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