僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

モンテクリスト伯

2018年06月14日 | 映画の話やTVの話など

うちの妻はTVドラマが大好きで、いろんなドラマを録画して見ています。
春ドラマ(4月~6月期)の中で見ているのは次のようなものです。

「シグナル」
「正義のセ」
「警視庁・捜査一課長」
「未解決の女・警視庁文書捜査官」
「モンテクリスト伯」
「おっさんずラブ」
「ブラックペアン」
「あなたには帰る家がある」(これはモミィも寝る前に見ているらしい)

だいたいこれだけ見ているということです。僕はこの中で一つだけ見ています。それは今日の木曜日に放映される「モンテクリスト伯」です。ドラマはあまり見ないのですが、これは毎週熱心に見ています。むろんNHKの「半分、青い。」も毎日楽しんでいますが、こちらの「モンテクリスト伯」もそれに負けず劣らず面白い。それも今夜がいよいよ最終回! 楽しみですわ~

「モンテクリスト伯」の原作は、むかし「世界文学全集」を読み耽っていた頃、アレクサンドル・デュマのこの小説も読みましたが、ドラマもその小説を現代の日本に置き換えたストーリーですよね。そもそもの設定に少し無理があるのですが、そこはフィクションですからね。それなりの工夫が凝らされており、何よりも「復讐劇」というのがゾクゾクします。昔の「必殺仕事人」なんかも、悪い奴が最後に仕事人に殺されるというストーリーが人気でしたから。

原作の主人公の名前はエドモン・ダンテスです。そしてドラマの主人公はディーン・フジオカが演じる「柴門暖(さいもん・だん)」という名前。これもちょっと面白いですね。

このドラマは、15年前、主人公が3人の男たちによる策略でテロの罪を着せられ、外国に送還されて牢屋に閉じ込められ拷問を受けるが、そこで1人の外国人と知り合い、その流れから脱獄し、死んだその外国人から譲られた巨額の金を元手にして日本に帰って復讐をするという話です。

その間、15年が経ったとはいえ、主人公が日本に戻って姿を表し、自分を陥れた3人の男たちをはじめ、過去にいろんな関わりのある人物と会っても、相手はそれが柴門暖だとはまったく気付かない。

そのことがネットで話題になった。「顔を見てわからないはずがないだろ。不自然だ」という疑問が噴出したのです。それがあまりにも非現実的だという批判を浴びたようです。でもまぁ、誰もが柴門暖は外国の獄中で死んだものと思い込んでいるので、まさかその人物とは思わず、気付かなかったとも言えますよね。

新聞のテレビ欄には、これに関してこんなことも

「遠山の金さん」でも、最後に金さんが奉行として登場しても、お白洲の悪人や町人たちはそれが遊び人の金さんと同一人物だと気付かない。しかし桜吹雪の入れ墨を見せたら、全員がハッと気付く。つまりひと目見ても「そんなはずない」という先入観が邪魔するんでしょ。

という意味のことが、面白おかしく書かれていました。

ま、それはともかくとして、主人公はいろんな手を使って標的となる3人の男らを追い詰めていきます。そのプロセスが見ごたえありますね。きょうの最終回でどういう結末になるのか、ワクワクしているところです。

復讐する話、というのは、映画でもTVドラマでもとにかく面白いですね。
別に誰かに復讐したいと思ってるわけではありませんけど(笑)。

僕がこれまでに見たこの種の映画の中で最も強く印象に残っているのは、学生時代に見た「黒衣の花嫁」というフランス映画です。監督がフランソワ・トリュフォーで、主人公を演じたのがジャンヌ・モローでした。

  

結婚式を終えて教会から出てきた新郎新婦。その新婦の目の前で夫が射殺されるという衝撃のシーンからはじまり、新婦は復讐を誓う。射殺したのは教会の向こう側の建物にいた5人の男たち。彼らは酒に酔った勢いで教会の置物を撃つといういたずらを思いついたが、誤って新郎を撃ってしまったのだった。

彼女は5年をかけて男たちの居場所をつきとめ、1人ずつに接近していき、さまざまな方法で殺害を実行していく…というミステリーです。

「モンテクリスト伯」が終わってしまったら、また「黒衣の花嫁」をレンタルビデオ店で借りて、見てみようと思っています。

さて、7月からスタートする夏ドラマには、ゾクゾクするようなドラマがあるのでしょうか?

 

 

 

 

コメント (2)
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