僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

ラスベガスで銃乱射事件

2017年10月03日 | ニュース・時事

昨日の午後のニュース速報に、あっと驚きました。

ラスベガスで一人の男が銃を乱射して50人以上が死亡(負傷者は500人以上)という、銃でのアメリカ史上最多の死者数を出したことが報じられたのです。ラスベガスでそんな凄惨な事件が起きるとは、僕にはまったく信じられないことだったのです。

ラスベガスにはこれまで2回行っていますが、最初は2004年に行き、カジノはほんのお遊びの程度で、主に妻と2人で街歩きやホテル巡り、ショーなどを楽しみました。街全体が巨大なテーマパークみたいになっており、エッフェル塔や凱旋門、自由の女神からピラミッド、その他いろんな有名な建造物があり、居ながらにして“世界旅行”が楽しめます。またホテル・ミラージュの火山噴火ショー、ベラッジオの噴水ショー、トレジャーアイランドの海賊船の戦いなどの屋外無料ショーとか、ホテルの舞台での華麗なショーなども見逃せません。そして、どのホテルのレストランもほとんどバイキング形式なので、いちいちややこしい注文もしなくても、好きなものが食べられて、それも大いに気に入りました。

それと、ラスベガスはとても治安が良く、海外旅行で経験しがちな薄気味悪い体験というのがまったくなかったのもこの地の好印象につながっていました。ここの道路は車ばかりで、歩いている人はほとんどいないのですが、僕たちはあちらこちらと、この街の表通りも裏通りも、テクテク歩きました。風俗系のビラが歩道に散乱したりしていたことはありましたが、怖い思いというものは、まったくしなかったです。

あまりに楽しかったので、2年後に再びラスベガスへ行きました。

ラスベガスは「ギャンブルの街」というイメージが強いですが、前述したようにホテルの中にあるカジノは、その光景を眺めているだけでもウキウキする雰囲気を持っています。それで、勝ち負けにのめり込み過ぎず、軽い遊び感覚でやったら、これがまたメチャ楽しいわけですよね。

そんな、楽しくてエキサイティングで治安の良かったはずの街で、米国史上最悪の銃乱射事件が起きるとは、本当に信じられないことでした。

報道によると、犯人の男はマンダレイ・ベイというホテルの一室に数日間滞在。その32階の部屋から、約400メートル離れたカントリーミュージックの野外コンサート会場に向けて、何丁もの自動小銃を撃ちまくったという。会場には2万数千人の聴衆が集まっていたとのこと。今朝の情報番組で、その時の動画が流れていましたが、大混乱の中で逃げ惑う人々は、どれだけ恐ろしかったでしょう。

ホテル・マンダレイ・ベイは、ラスベガスの街を貫く目抜き通り(ストリップ)の南端にあるホテルで、ひときわ目立つ大きなホテルです。僕たちは、最初の旅行の時はストリップの一番北端にあるストラトスフィアというホテルに泊まり、2度目の旅行の時はかなり南寄りのモンテカルロというホテルに泊まりました。このモンテカルロから少し南へ行ったところにマンダレイ・ベイがありました。ホテルの前を歩いただけでしたが、実に巨大なホテルで、そのホテルの32階から400メートル先の人々を乱射するとは、まさに狂気の沙汰です。

かつて「ビバ・ラスベガス(ラスベガス万歳)」という映画に主演して主題歌も歌ったエルビス・プレスリーも、あの世で泣いているに違いありません。

「ラスベガスは何となく怖い、というイメージを持つ人もいますが、行ってみればそうでないことがよくわかりますよ」

と、僕はこれまで、人にそう言ってラスベガスの安全なことを強調してきましたが、よもやこんなことが起きるとは。外国に安全な国などありはしない、ということを、今回、改めて痛感させられた思いです。

アメリカには3億丁を超える銃が出回っているということです。

やはり銃社会というのは、こわいです。

 

 

 

 

 

 


 

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