僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

耳鳴り殺人事件…?

2015年05月31日 | ニュース・時事

あまり、こういうことは言いたくはないけれど、
大阪はもともと殺人や殺人未遂事件が多い所だ。

最近も、その種の事件が、続けて起きている。


ひとつは豊中市女性殺害事件。

同じマンションに住む53歳の男が、33歳の女性を刺殺した。
女性はナイフで30ヵ所以上刺されたという酷い事件である。

数日前、女性の長男(1歳)が玄関をたたいたので、
女性宅まで、文句を言いに行ったことがあるという。
その恨みかどうかわからないが、1階で同じエレベーターに乗り、
6階で降りた際に女性を襲った…と男は話しているそうである。
また、1階で男が乗ったエレベーターのドアが閉じる寸前に、
女性と1歳の長男がドアをこじあけて乗ってきたとも言われる。
それにも腹を立てたのかも知らないが、それで人を殺すのだろうか?


もうひとつは門真市で起きた殺人未遂事件。

門真市の診療所で受付事務をしていた女性を遅い、
包丁で女性の顔や首などを刺して殺害しようとした。
犯人は45歳の男で、その診療所の患者だったそうである。
日ごろ、その診療所の事務員に不満でも持っていたのだろうか。
しかし豊中の事件同様、そんなことで腹を立てて人を刺すだろうか?

しかも…
刺された女性は、犯人が狙っていた女性とは別人で、人違いだったという。


災難というのはどこで降りかかってくるかわからないし、
「恐い人間」というのは、どこに潜んでいるかわからない。


3つめの事件も、男が「腹を立てて」人を殺害した事件である。

堺市で起きた事件だが、こちらは高齢者が高齢者を刺殺した。
具体的には89歳の女性が、86歳の男に刺されたという事件だ。

男は女性の家へ乗り込んで、胸や腹を包丁で何度も刺して殺した。

その理由は…というと、男の供述によると、
「女性が私の家をたたくなどしてたせいで
 耳鳴りがひどく、腹が立った」ということである。

耳鳴りがひどく、腹が立った?
話が「耳鳴り」となると、聞き捨てならない。

家をたたかれたら耳鳴りがひどくなるわけ?
(家をたたく…という意味もよくわからないが)

もしひどくなったとしても、それで人を刺すわけ?

7年8ヶ月の間、ず~っと耳鳴りに悩まされている僕は、
そういう話を聞くと「どんな耳鳴りやねん!」と思う。

家をたたかれたから、耳鳴りがひどくなり、腹を立てたのではなく、
それで腹を立て、ストレスから元々あった耳鳴りが大きくなった…
ということかなぁ…とも思うが、そんなことは報道されない。

耳鳴りの経験がない人たちがこの記事を読むと、
どうにもわけがわからないだろう。

いや、耳鳴り持ちの僕なんかでも、やっぱりわけがわからない。
もっとも、最近はわけもわからず人を殺傷する事件が多いですけどね。


ここで、自分の耳鳴りの話になりますが…

耳鳴りが発症した頃、大げさではなく、この世の地獄だと思った。
医者に行っても「治療法はありませんねぇ」の一言で片付けられ、
24時間、キーンと耳の奥で鳴り続ける耳鳴りからは逃れられない。
なぜ、自分がこういう目に遭わなければならないのかと、
当初の数ヶ月間は暗澹たる気分の中で過ごしたものだ。

その時は、耳鳴りに関する本を片っ端から読んだけれど、
ある本に「耳鳴りで自殺した事例はあるか?」という興味深い章があった。
食い入るように読んだが、耳鳴りからうつ病に移行して自殺した例はあるが、
耳鳴りだけで自殺したという事例は、報告されていない…ということだった。

それを読んで、意味もなくホッとしたのを覚えている。

しかし、耳鳴りで自殺した事例にまで言及したその本でも、
耳鳴りで殺人事件を起こした事例など、触れもしていない。

それほど、考えられない事例なのである。

本当に“耳鳴りがひどくなった”ことで女性を刺したのか…?

にわかには、信じがたい。

 

 

 

コメント
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