「終わります」と書いたあと、また、ノコノコと出てきました(笑)
この長い題名は、先般、新聞の広告欄に載っていた
本の題をそのままパクってつけたものです(えへへ)
これが、今の僕の心境と驚くほどピッタリなのです。
この題名のどさくさにまぎれ、ブログを終わらないことにしました。
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あれから1ヶ月近くが経ち、改めて最後の文章を読み直すと、
あまりにも素っ気なかったことに思い至りました。
詳しい理由も明かさず「では皆さまお元気で」でおしまい…。
これまで読んでくださっていた方も「なに、それ?」
と思われたことでしょう。誠にご無礼なことでした。
あの時は、なんだか体のあちらこちらに不調が重なり、
ライフスタイルを変えなければ、と思ったわけですが…
あのあと、いろいろな方々からメールをいただきました。
まず、僕の体調を気にかけてくださり、
心房細動や耳鳴りがひどくなったのですか?
…と心配してくださった方が何人もいらっしゃいました。
親しい友人や、ふだんからコメントをいただいていた方々、
そして、全く初めての方々からもメールをいただきました。
その方々からの、心のこもった温かい文章を何度も読み、
やはりもう少し体調のことを丁寧に説明すべきだった…
と思いました。これだけ多く気にかけていただく方々が
いらっしゃるとは思いもよらず、大いに反省しています。
あの時は、きつい腰痛が出たり、それに関連してか、
左足の付け根が突っ張るように痛んだりもしました。
耳鳴りも、また大きくなったような感じがしました。
が、ブログを続けられないな~と思った直接の理由は、
長時間パソコンのキーを打っていると、指先の感覚が、
何となくおかしくなり、ふ~っとめまいがする…
そして、ポワーンとした感じで気分が悪くなる…
そういう兆候が現れ始めた…ということでした。
少し長くなりますが、説明させてもらいますと…
こういう症状は、初めてのことではなく、
もう9年前→2006年の6月のことですが、
仕事中、何か右半身が麻痺したように変な感じになり、
口を開くと、ろれつが回らなくなったことがありました。
(ホント、ビビりましたわ~、あの時は)
職場の人に病院へ連れて行ってもらい、診てもらった結果、
「一過性脳虚血発作」というもので、わかりやすく言えば、
脳梗塞の症状と同様に、脳の血管が詰まりはするのですが、
またすぐに溶け出して、危機は脱する…というものでした。
心房細動でできた血栓が脳へ流れて脳血管を詰める…
そういうことなんだそうです。
長島茂雄氏と同じ症状で、あの方の場合は詰まったままで、
結局、脳梗塞になってしまい、半身が不自由になりました。
僕にもその可能性があったようで、後日、再度の検査で、
「もし詰まったままだったら大変なことでしたよ」と医師。
「ラッキーでしたね」と言ってくれました。
それ以降、ワーファリンという脳梗塞予防薬を飲んでいます。
(血液をサラサラにする薬で、逆に出血しやすいリスクもあり)
数週間自宅療養したあと、職場復帰しましたが、
めまいがして気分が悪くなることがあり、
何度か病院へ駆け込んだことがあります。
そんな時期がひと通り終わって、落ち着いた頃、
時々、パソコンを打っているとまためまいがする、
…という、症状に悩まされることがあったのです。
病院へ行きましたが、CTやMRI検査でも異状はなく、
「精神的なものですよ」と医師から何度も言われました。
翌年、心房細動のカテーテル手術を受けましたが失敗。
その1ヵ月後に耳鳴りが発症。また精神的不安定になり…
そのとき処方された安定剤は、今も引き続き服用しています。
そして今回また、その「パソコンめまい」を感じたのです。
時間が経てば治るので、たぶん神経的なものなのでしょう。
そんなタチの悪いものではないと、経験上わかっています。
もう、医者へ行っても同じことを言われるだけですからね。
でも、やっぱり不安になります。
…で、ライフスタイルを変えようと思って、
「終わります」と、決めてしまったのです。
もう少しくわしく書けばよかったのですが、
あの時はその気力も湧いてきませんでした。
その後いろんな方からいただいたメールを読ませていただき、
こんなブログなのに…「残念です」とか「癒されていました」
とか「エネルギーをもらっていました」とか送ってきてくださり、
そういうメールに対して、僕はただただ恐縮するばかりでした。
宮崎県にお住まいの方からは「お見舞いです」と、
見事に咲き誇ったツツジや新緑の写真を送っていただきました。
そして、
「また体調が戻ったら再開してください」
「皆様戻ってまいりました、の一声をひそかに期待してやみません」
「毎日チェックしますので、気が向いたときだけ書いてください」
などと温かいメッセージをいただき、胸が熱くなりました。
本当にありがとうございました。
皆さまから元気をいただき、
お陰さまで体調も徐々に戻ってきました。
いや、徐々にではなく、今は十分に回復しました。
それが証拠に、これだけ長い文章を打っていても、
もう「指先めまい」は起きませんものね~
アクセス数は、今でも毎日200前後あり、
「終わります」と書いたにもかかわらず、
これだけの人がアクセスしてくださっていることに対し、
やはりそれには応えなければならない…という気持ちが、
体調の回復と共に強くなってきた次第です。
そんな時、新聞の広告欄で見つけた本の題名が、
パッとしない私が、
「これじゃ終われない」
と思ったときのこと
(上田紀行著)
…だったのです。
この題名、そのまま今の自分に当てはまりますし、
終わると宣言しながら、また再開するというのは、
どうも照れくさいので、実に都合のいい題名でした(笑)
そして、また皆さま方に支えられながら、
このブログを継続していきたいと考えています。
パッとしない私ですが、改めてよろしくお願いします。
お騒がせして、申し訳ありませんでした。