僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

国際基督(きとく)教大学??

2015年04月05日 | 思い出すこと

   佳子さま 可愛いですね~

   

 

佳子さまがICU(国際基督教大学)の入学式に
出席された時のニュースを見たほとんどの人は、
その清楚な美しさに目を細められたことと思います。

なかなか皇室からこれほどの容姿の女性は現れにくいですね。
(ご無礼を!)

今、芸能界はアイドルグループ全盛ですが、
数が多いだけで、どれもこれも似たような顔ばかり。
これぞ美少女…というのは見当たらない(こりゃまた失礼!)。


佳子さまは、容姿だけでなく、一挙一動も優雅ですよね。
人に対する気配りも行き届いているように見えます。
入学式の折のインタビューも素敵でした。
「気品に満ちた」という形容がぴったり。
まさに日本のプリンセス!

今、最も好感度の高い女性!
というふうに言ってもいいと思います。


…そこで今日の話題なのですが、ほとんど余談みたいなもので、
佳子さまが入学されたICUという大学に関することです。

ICUと言えばなんだか病院の「集中治療室」みたいですけど。

集中治療室は英語では Intensive Care Unit で、
それを略して「ICU」と呼ばれるのですが…

国際基督教大学は、International Christian Universityで、
これも頭文字を並べると「ICU」ということになります。

ちなみに、わが家の近くに「IBU」という大学がありますが、
これは、International Buddhist University。
キリスト教ではなく仏教で、四天王寺大学です。
まあ、この話とは何の関係ありませんけど。


どんどん話が逸れていき、すみません。
何しろ、全部余談みたいなものですので…


元に戻して、国際基督(キリスト)教大学のことです。


以前、東京平河町の砂防会館で、
著名人たちの講演を聴いたことがあります。
そのときのことです。

最初の講演が終わり、次は評論家の大宅映子さんでした。

大宅さんが登場する前に、司会者から、
大宅さんのプロフィールの紹介がありました。

司会の女性は、服装のセンスといい、落ち着きといい、
端正な顔立ちといい、言葉の歯切れのよさといい、
いかにもプロ中のプロ、という雰囲気を漂わせ、
僕もその姿に見とれながら聞いていたのですが…

司会女性は資料を手にしながら、
「大宅先生は、国際キトク教大学を卒業され…」
と言ったのです。

ん…? キトク教大学…?

すぐに手元のレジュメを確かめたら、
「国際基督教大学卒業」と書いてある。

まあ、そのまま読めば確かに「キトク」ですけどね~

集中治療室と同じICUを「キトク」と言うのは、
「危篤」を連想させ、いくら何でも、怖すぎまっせ~

いかにも教養に満ち溢れていそうな司会者が、
「基督」をそのまま「キトク」と読むとは…

間違ったのも気づかぬようで、司会者は舞台から姿を消し、
入れ替わりに大宅女史が出てこられて講演が始まりました。

大宅女史は、厳しい表情で壇上に立ち、
キリッとした鋭い目つきで聴衆を見回しました。

そしてひとこと、
「あたしの卒業したのはキトクではなく、キリスト教大学です!」
って言うかな…? と、思ったんですけど、ノーコメントでした。


講演の終了後、再び登場した美貌の司会者は、
笑顔を浮かべ、ゆったりとした動作で資料を広げ、

「ではもう一度、大宅先生のプロフィールをご紹介いたします」

と、さっきと同じように資料を読み、
そして「その部分」にさしかかると、
「大宅先生は国際キリスト教大学を卒業され…」
と、今度はちゃんと正しい読み方をし、
どこまでもなめらかに、さわやかに、
再度のプロフィール紹介をしたあと、
悠然と舞台から姿を消しました。


てっきり「お詫びと訂正」をするのかと思った僕は、
彼女が何食わぬ顔で二度目の紹介をしたことに対し、
改めてプロ根性を見せつけられた思いでした。

もっとも、お詫びと訂正を告げたら、
気がついていない人にまで、知られてしまいますからね。

まあ、さすがに、これぐらいの神経がなければ、
プロの司会者なんて務まりませんよね。


佳子さまのニュースで「国際基督教大学」と聞き、
ずいぶん以前の、そのことを思い出した次第です。


では皆様、良い日曜日をお過ごしください。

と言いましても、大阪は今(午前7時現在)、雨ですけど…

 

 

 

 

コメント (2)
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