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 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

大阪城まで走って…

2013年10月04日 | ランニング

もう一度、昔に戻ってフルマラソンを走りたい!…と思い立ったのが今年の5月だった。それを機に、途切れかけていた朝のジョギングの回数を増やしたが、それでも10キロ走るのが精一杯だった。6月にやっと20キロ走ができた。参加するレースも、11月3日に行われる大阪・淀川市民マラソンに決まった。しかしそのあとがイマイチだった。今夏の暑さを言い訳にするつもりはないけれど、とにかく暑くて走るのが大変だった(言い訳してる~!)


しかし、レースはまだまだ先だと思ってグズグズしているうちに、ふと気がつけば10月。あと1ヶ月ではないか 「ぼちぼち、のんびり行こう」と思っていたらいつの間にかレースは1ヵ月後に迫っていた。10月の声を聞いたとたん、さすがに「これは何とかしなければ…」と本気でアセった。


9月の20日に、6月以来の20キロ走をした。走り終えた時、もうこれ以上一歩も走れないほど全身のエネルギーを使い果たした…という感じだった。「この調子ではとても完走はおぼつかない」とも思った。だが、まだまだ努力が足らないことはわかっていた。やれる限りやらなければ…と、何とか自分を奮い立たせたりした。ただ不整脈の心配や、不整脈の薬が血糖値を下げるのでそれで気分が悪くなったり、あるいは体にストレスを与えているせいか、耳鳴りがヤケに大きくなったりで、決して体調は良いとはいえなかった。


それでも、とにかく悔いは残すまいと、この10月の1日に、自宅から大阪城まで走った。大和川を越え、大阪市内に入り、長居通りを西へ走ると湯里6丁目交差点がある。ここを右折して今里筋に入り、大池橋で左折して勝山通りを走り、そして大阪城へ…というコースをとる。湯里6丁目から大阪城までは、1982年(昭和57年)から始まった大阪国際女子マラソンのコースでもあった。女子マラソンは、長居スタジアム(わが家と反対方向)から長居通りをこちら(東)へ走り、湯里6丁目交差点から今里筋に入って、あとは同じ道をたどるのである。


僕も以前は何度かこのコースをジョギングしたものだった(といっても20年以上も前ですが…)。自宅から往復で35キロぐらいだと思う。これを走ればフルマラソンの完走は間違いないというひとつのバロメーターでもあった。ちなみに30年続いたこの大阪女子マラソンのコースも、2011年に変更され、現在は長居通りや今里筋を走らない。これはちょっと寂しい。


ま、そんなことで、かつては大阪城をランニングで往復したものだけれど、この日は大阪城へ着いて、広い公園内をぐるりと回ったら、もう足が棒になった。ヘナヘナと大手門の前に座り込み、自動販売機で買ったスポーツ飲料を飲みながら、中国人観光客ががやたらに目立つ周囲の光景を眺めていると、ベビーカーを押した一人の若い女性が、「すみません、西の丸庭園へ行きたいのですが…」と僕に道を尋ねた。リュックも担がず、小さなウエストバッグだけの軽装だったので、たぶん近所の人間と思われたのだろう。でも僕は大阪城には詳しい(耳鳴りでお世話になっていた大手前病院もすぐ近くだし)。「この橋を渡って門の中に入ったら、すぐ左側に見えてきますよ」と教えてあげた。


 

  
    大阪城の玄関口、大手門でこの日のランニングは終了。

 

さて、これからどうするか。そろそろ昼時である。家を出てから3時間が経っている。途中、数多くの信号があるのでチョコチョコと走っては立ち止まり、結構時間はかかったが、その分休憩にもなるので、僕にはちょうどよかった。


しかし、もうこれ以上走るのは無理だ。売店でパンを買って食べ、ここから地下鉄に乗って帰ろうか…と思ったけれど、せめて天王寺まで歩こうと思い直した。大阪城大手門の最寄の地下鉄駅・谷町4丁目から数えて天王寺は4つ目の駅である。地下鉄駅4つ分の距離なら歩けるだろう。日差しが強くなってきたので、ビルの日陰の側の歩道を選んでテクテク歩いた。それにしても片道とはいえ、大阪城まで走って来られたのはよかった、と何となくホッとした。


テクテクテクテク。天王寺までの道のりは思ったより長く感じられた。前方に日本一高いビル、「あべのハルカス」が見えてきたので車道に出てスマホでパチリ。あやうく車に轢かれるところだった(ぎょぇっ)。


天王寺が目の前に近づいてきた。右側に天王寺公園がある。その向こうに天王寺動物園があるので、道の端にデカイ宣伝の看板が立っている。キリンやライオンやゾウやクマなどの絵が大きく描かれている。それを眺めたあと、前方に視線を向けたとき、驚いたことに、向こうからクマが歩いてきたのである。歩道をこちらに向かって歩いている。カッターシャツを着て、カバンを手に提げて、革靴を履いて…


あっ、と叫んだ。向こうから歩いて来たクマ…じゃない人物は、わがウダウダ会の会長ではないか! 大きくふくよかな体躯で、人懐っこい顔と、前かがみで飄々と歩く姿がまるでクマのプーさんみたいなので、僕はこの2歳年上の気の優しい先輩を、ひそかに「クマさん」と呼んでいた。天王寺動物園のクマの看板を見たすぐあとに、まさかこんなところで「クマさん」と出会うなんて、まったく思いも寄らなかった。


うつむき加減に歩いていたクマさん…じゃない、会長の前を塞ぐように僕は立ち止まり、「は~い、〇〇さん」と声をかけた。相手は驚いて「ぎゃっ。…な、な、な~んや、あんたかいな」。僕の服装を上から下まで眺め回し、目をまん丸にして驚いていた。「何してるん? こんなとこで。そんな恰好して…」


都会の雑踏の中で、ジョギング姿の僕と会うなんて思いも寄らなかったようで、「どうしたん?」と聞かれたので、家から大阪城まで走り、そこからここまで歩いて来た。これから近鉄電車で帰宅するところです…と説明した。


「へぇ~、家から大阪城まで…?」と言いながら、会長は「今が夕方やったら、一杯飲みに行くのになぁ」と腕時計を見て、グイっと酒を飲む仕草をして残念がり、これから日本橋の電気店に買い物に行くところだと言った。別れ際「ほんなら8日頼むで~。あんた、前回休んだからなぁ、今回はぜひ来てや」と言い残し、手を振って反対方向へ歩いて行った。8日(火)はウダウダ会で比叡山へ「修業」に行くことになっている。前回のウダウダ会は、僕は体調が悪くて行けなかったので、今度は絶対に来てや…と念を押された。さて会長は、僕と別れたあと、天を仰ぎ、「なるほど、クマも歩けば棒に当たるやなぁ」と思いながら、歩いて行かれたのだろうか?(…思うわけないやろ!)。


~会長さんがこのブログを読まれないことを、心から祈っています~


…と、そんなことで1日は大阪城まで走り、2日後の昨日(3日→レースのちょうど1ヶ月前)は、5時半に家を出て大和川のコースを21キロ、つまりハーフマラソンの距離を走った。


だいぶスタミナはついてきたように思ったが、それでもこれが精一杯だった。フルマラソンの半分を走ったら、もうそれ以上一歩も走れない状態だった。「う~む、ハーフマラソンの部に申し込んでおけばよかったかなぁ」な~んて思ったり、相変わらず自信のないことばかりが頭の中を巡る僕だった。練習で21キロを走って、本番で「倍返し」できたら言うことなし…なのだが、この「倍返し」は至難のワザである。半沢直樹さん、力を貸してくださ~い。


とにかく、21キロを走るのに3時間かかった。これを単純に倍にするとフルマラソンのゴールは6時間。でも最後はヘバるだろうから、もっともっと時間がかかる。あぁ、これまで14回のフルマラソンで4時間半をオーバーしたことは一度もなかったのに…


いや、こうなればタイムはもう関係なし。何よりも42.195キロを完走できるかどうかが問題ですよね。あと1ヶ月、どれだけ頑張れることやら…

 

 

 

 

コメント (6)
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