僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

魚へんに花と書けば…?

2012年09月12日 | 日常のいろいろなこと

スーパーの食料品売り場をぶらぶら歩きながら、今夜は何にしよう…
…と考えていると、おいしそうなホッケが目に入った。

手に取って、そのままカゴに入れた。
ビールによく合うんだなぁ、これが(ウシシ)。

ところで、その横に見慣れない漢字が書かれた魚の惣菜があった。
「ナントカの味噌漬け」 とあったのだが、そのナントカの漢字が読めない。
魚へんに花という漢字である。 

魚へんに花…?

木へんに花なら「椛(もみじ)」だけれど、魚へんに花とは…?
こんな漢字、今まで見たことがない。

そのパックを手に取り、裏側の 「原材料」 の部分を確かめた。
そこには 「北海道産ホッケ」 と書かれてあった。
あぁ、魚へんに花と書いて、ホッケと読むのか?
そ~か。 ちっとも知らなかったなぁ。

広辞苑でホッケを引いたら、そのとおり、魚へんに花の漢字だった。

そこで今、このブログを書きながら、魚へんに花の漢字を出そうとした。
しかしホッケと打って変換しても、「法華」 や 「北家」 と出るだけである。
パソコンのIMEパットで、魚へんの漢字を調べても、この字はなかった。

参考までに、ここにその漢字が出てくるが、漢字の部分を、
コピーして貼り付けようとしても、なぜかできないのである。
(関心がある方は、一度試してみてください)

広辞苑にちゃんと出ている漢字なのに、パソコンでは幻の漢字なのだ。

で、その日の夕食で、僕はホッケを肴にビールを飲みながら、
妻とモミィに、ホッケという漢字は魚へんに花と書くそうだよ…
…と説明した。

「へぇ、そうなの。知らなかったわ」 と妻。

その会話を聞いていた6歳のモミィが、
「ホッケって、そのおさかなのこと…?」
と、僕が食べているホッケを指差した。

モミィには、塩分の強いホッケは避けて、
薄い味付けの白身魚を食べさせている。

「そうやで。 これがホッケやで」 と僕はうなずく。

するとモミィは、こんなことを言った。

「ホッケて、食べたら死ぬんやろ?」
え~っ? いきなり何を言い出すのやら…

「死ぬ…? まさか。 なんでやのん?」

「ず~っと前に、ホッケ食べて死んだってテレビで言うてたやん」

「ホッケ食べて死んだ? そんなニュースあったか…?」
と僕はしばらく考えたあと、ふと思い当たってモミィに言った。

「そら、ホッケと違って、ユッケやろ」


…ある日の、わが家の食卓を囲んでの一コマでした。 

 

 

 

 

コメント
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