「三度目の正直」という言葉がある。
また、「二度あることは三度ある」というのもある。
「どっちやねん?」と言いたくなるけれど、
「どっちも真実じゃ」という答えが返ってくるだけだろ。
昨日の高校野球選手権大会の決勝戦。
青森代表の光星学院は去年夏、今年春と決勝に進んだが、
いずれも負けてしまって、準優勝に甘んじた。
しかし、また決勝に出てきた。 3連続である。
「三度目の正直」が大輪の花を咲かせるか…
と期待されたけれども…
また、今春に続いて同じ相手の大阪桐蔭に3対0で敗れた。
二度あることは、三度あったのである。
僕は地元大阪桐蔭より、どちらかというと光星学院を応援した。
東北勢が甲子園、春夏含めて決勝に出るのはこれが10度目である。
これまでの9度は、ことごとく敗れている。
沖縄も、北海道も優勝しているのに、東北だけ、まだ優勝がない。
「10度目の正直」を成し遂げてくれ…と祈る気持ちだった。
それでもやっぱり、決勝の厚い壁に跳ね返されてしまった。
光星学院は、地元青森の選手は少なく、大阪出身選手が多いと聞く。
しかし、宮城・東北高校のエースだったダルビッシュは大阪出身だし、
北海道・駒大苫小牧の田中将大は兵庫県出身だった。
だから、あまり、そういうことは問題にしたくない。
「特ダネ」では「大阪対大阪みたいなものですね」なんて言ってたけど。
でもなぁ、
甲子園の決勝戦に10度出て全部負け…というのも悔しすぎる話だ。
地元大阪桐蔭の優勝そのものは、うれしいけれど、
なんとなく残念な気持ちもぬぐいきれないでいる。