僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

大阪市長選も告示 注目の大一番

2011年11月14日 | ニュース・時事

昨日の夕方4時半ごろ、大阪阿倍野橋を歩いていたら、前方に人が群がり集まっていた。
何ごとかと思い、人込みをかき分けて前に出ると、そこに 「時の人」 2人がいた。

現大阪市長の平松邦夫さんと、今回大阪府知事選に立候補した倉田薫さんだった。

目の前に倉田さんがいた。前池田市長で、敏腕市長として知られた人である。
一瞬、倉田さんと目が会い、端正なその顔が笑顔になって手が差し出された。
「あ、頑張ってください」 と僕はその手を握り返した。
その次に大阪市長の平松さんがやって来た。
ニコニコと満面に笑顔をたたえ、やはり握手を求めてこられた。
といってももちろん僕だけにではなく、居並ぶ人々と次々握手しているわけだ。

腕章をつけた人に聞けば、5時からこの場所で街頭演説が始まるという。
市長選の平松さんと、府知事選の倉田さんが、タッグを組んでの演説である。
今は、その準備の時間らしい。

今日は大阪市長選の告示日である (知事選はすでに告示済み)。

知事を辞してこの市長選に出馬した橋下徹さんと平松市長との一騎打ち。
大阪の人間としては、近来にない注目の市長選の火蓋が切られたのである。
今月27日に、その大阪市長選と大阪府知事選とのダブル選挙の投票が実施される。

橋下さんの辞任で空席になった府知事選では、
橋下代表率いる地域政党「大阪維新の会」から松井さんという人が立候補し、
それに対して「反維新の会」を標榜して前池田市長の倉田さんが立候補した。
他には共産党推薦の梅若さんという人が出馬し、あとは無名の候補者である。

橋下さんの人気には驚くべきものがある。
やはり、言いたいことをズバっと言い切る明快な言動が人気を呼ぶ。
ただし、いろんなことを言いすぎて後で訂正することもしばしばである。
まあ、口数の多い人はそれだけ失敗する回数も多くなるのは仕方ないところだ。

昨日、平松市長が僕の前に来たとき、隣にいたお婆さんが、
「橋下みないなもんに負けたらアカンで」と平松さんを激励する場面があった。
橋下さんの言動に反感を持つようになった人も、最近はかなり増えてきたようだ。

橋下か平松か…!
この大阪市長選は、史上稀に見る大一番、ということになる。

…ところが、僕は大阪府民ではあるが、大阪市民ではない。
よく考えたら、この選挙への投票権はないのである。(な~んや、そら)

一方、府知事選のほうは、もちろん僕にも投票権がある。
「大阪維新の会」の松井さんか、それに対立する倉田さんか…?

橋下さんは他の人にはない魅力があるけれど、
彼が率いる「大阪維新の会」のメンバーは、よくわからない。
べつだん、すぐれた個性を持った人がいるようにも見えない。
そして大阪府議会では過半数を占めるので、今はやりたい放題である。
選挙に勝てるので橋下に追従しているだけではないか…と思う人も多いだろう。

僕の住む市の市議会議員選挙で「〇×維新の会」を名乗る男が立候補し、当選した。
あとからわかったことだが「大阪維新の会」とは何の関係もなかったそうだ。
「〇×維新の会」とあったので「大阪維新の会」だと思って市民は投票したのだ。

まあ、ただそれだけで投票する市民も市民だけど…

ということで、橋下さん本人が出る大阪市長選には僕は選挙権はないが、
維新の会を代表する候補と、それに立ちふさがる倉田さんとの対決は興味深い。

僕としては、大阪維新の会の府議会での最近の暴走ぶりには閉口気味である。

どの人に投票するか、まだはっきりとは決めていないが、
昨日の夕方、倉田さんと握手を交わしたときに、思わず
「あ、頑張ってください」という言葉が出たのは、
自分の心の中の何かが、ひょいと顔を出した…
…ということなのかもしれないなぁ。

 

 

 

コメント (4)
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