僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

奈良町(ならまち)を歩く

2011年11月30日 | ウォーク・自転車

  

何度か書いたことがあるが、「日本ウダウダ会」という会がある。
高潔なる人格者が集まり、野山や町を歩き回った後、
大酒を飲んで、うだうだと騒ぐ会である。

その「ウダウダ会」で、今月中旬、奈良の「奈良町(ならまち)」を歩いた。

発足当初は数人しかいなかったメンバーも、少しずつ増えてきて、
この日は、11名の人格高潔の士たちが、うだうだと集まってきた。
この勢いなら、やがてあの「大阪維新の会」をしのぎ、
「ウダウダ会」が覇権を握る日も遠くないだろうと思われる。

しかし、実は…まことに残念で悔しいことがある。
ブログに載せようとせっせと撮影した写真が、消えてしまったのだ。

奈良町(ならまち)のあちらこちらで写真を撮りまくっていたら、
デジカメのディスプレイに突然「カードエラーです」と出て、撮影不能になった。
帰宅してから、SDカードをパソコンに差し込んだけれど、何の反応もない。
とほほ。何かの拍子に、カードの中のデータが、全部壊れてしまったのだ。

お読みくださっている皆さんに、ぜひ写真をお見せしたかったのになぁ。
行ってから半月以上も経つのに、今ごろブログに書くというのも、
写真が無くなってガッカリした気持ちを引きずっていたからである。

文章だけで奈良町(ならまち)の魅力を伝えるのは難しい。
それに、僕は金魚のフンのように皆について行っただけで、
いま、イラストマップを広げても、訪れた場所はわかるが、
どういう順序でどう歩いたのかは、よくわからない始末だ。

「ならまちフォト紀行」を考えていたのに、本当に残念無念。

代わりに奈良町(ならまち)を紹介しているネットのひとつを上げておきます。

http://www.sanga-kurumaza.com/map.htm

ところで、奈良町(ならまち)と言っても、
そういう正式な地名があるわけではない。

奈良市の市制が施行される以前の旧市街地で、
元興寺の旧境内を中心とした界隈を「奈良町(ならまち)」と呼んでいる。

江戸や明治期の町家が今も残っていて、当時の面影を伝えている。

その日は日曜日だったが、観光客は意外に少なく、落ち着いた雰囲気だった。
江戸時代の町家を再現した「ならまち格子の家」や、「ならまち振興館」など、
散策の途中に立ち寄って見学したのだけれど、ほとんどが無料である。

「ほお~、何かといえば金を取る京都と、えらい違いやなぁ」
と、メンバーの一人がうだうだとつぶやいていたが、そのとおりだろう。
僕は自分が京都生まれなので、どちらかといえば「京都派」ではあるが、
観光客でごった返す京都に比べ、奈良の素朴な雰囲気には心が静まる。

僕の家からは、京都より奈良の方がずっと近いというのに、
春日大社や若草山、東大寺ぐらいしか行かないんだもんね。
ここはひとつ、奈良を見直して、もっともっと出かけなければ…

ならまちを歩いた後、その東大寺やお水取りで有名な二月堂、
それから、小学校の遠足を思い出す懐かしい猿沢の池なども通り、
最後は大阪に戻って例のごとく大酒を飲み、うだうだ言い合う僕たちであった。

いつか作家の車谷長吉さんが、
「心が塞いだときは、奈良を歩くと、気持ちが晴れてきます」
と書かれていたことを思い出す。

たしかに、奈良にはそんな不思議な魅力があるようだ。

今回のウォーキングは、奈良の魅力再発見…といったところでしょうか。

近いうちにもう一度、ゆっくり歩いてみようと思っています。
今度は写真が消えて無くならないようにしなければ… 
 

 

 

 

コメント (2)
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