僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

最近の身体事情

2010年05月30日 | 心と体と健康と


最近、あまり身体のことは書いていませんが、この自分の身体というのが、このごろますます自分でも不思議で不思議で仕方ないのです。

元気モリモリなのか…、鬱々として体調不良なのか…

ヒマさえあれば、ジョギングをしたり、ウオーキングをしたり、自転車で走ったりしながら、フィットネスクラブには毎日のように出かけて水中ウオークや水泳をしたり、筋トレをしたり…と、運動の量は、たぶん人並み以上に多いはずです。

いろんな人から、「元気ですねぇ~」と言っていただいているのですが、身体の中にかかえる心身のトラブルの多さも、これも人並み以上なのです。

そばにいる妻は、僕がいつ「気分が悪い」「しんどい」と言い出すか、常に心配しなければならない状態で、わけがわからず気苦労が多いと思います。僕自身も、わけがわかりません。

発症後2年8ヶ月になる耳鳴りは、慣れるどころか苦痛が増すこのごろ。
それでも、大手前病院の耳鳴り治療は、半年間、サボっています。
予約の電話を入れよう、入れようと思いながら、耳鳴りは劇的に治癒しないことがわかっているので、つい、意欲がそがれてしまい、「そのうちにまた行こう」ということで先送りしてしまう。
「耳鳴りは治そうと思うから、辛いのです。治そうと思わないで、慣れるようにすることが大事です」と、先日の新聞にも専門医の意見が書かれていました。ということは治らないということですよね。あぁ、それを思っただけで、また耳鳴りの音が大きくなるような気がします。

睡眠障害はずっと続き、睡眠導入剤マイスリーの半錠を毎日飲んでいますが、相変わらず眠りは浅く、夢を見ているかうなされているかで、寝た気がしません。寝つきは悪くないのですが、2~4時間の浅い眠りで必ず目が覚めてしまう。そのあとは、眠れる時とそうでない時がありますが、眠れてもまたいろんな夢を見ます。昨夜は、フィットネスクラブへ行ったら持参したはずの水着が見当たらず、スタッフを呼んで、他のお客のロッカーを次々と合鍵で開けてもらって探し回り(そんなところに入っているはずがないのに…)、「ない、ない、どこへ行った、僕の水泳パンツは~?」な~んて嘆いているときにハッと目が覚めました。こんなわけのわからない夢ばかり毎晩「何本」も見るのです。ぐすん。

睡眠中は耳鳴りから解放される唯一の安息時間なのに、それすら、こんな調子で、ままならない毎日です。

安定剤のデパスも、1日1錠から、このごろは2錠飲むことが多くなりました。

不整脈は今でも時々出て(特に夜)、出たときはベッドにじっと横たわって、収まるまで、その苦しさと格闘しています。

先日は、ついにプールで泳いでいるときに不整脈が出て、あわててロッカールームまで戻って横になりました。なかなか収まらず、一苦労でした。今から考えると、薬が切れかけていた時間帯にプールへ行ったのが悪かったです。

以前、これまでと別の不整脈が出始めたので、医師に相談したところ、薬の血中濃度が高い、つまり薬が効き過ぎて別の不整脈が出ている、という診断だったので、僕はいま、以前は1日2錠服用していたのを、2日で3錠という変則的な飲み方で服用量を調整しているのですが、どうしても薬の間隔が開いてしまうと、元の不整脈が出やすくなります。ちょうど、薬を飲む直前ぐらいにプールへ行ったので、そこで出てしまったということだと思います。薬の量を減らすと、こうして従来からの不整脈発作が起こるので、薬の飲み方が、なかなか難しいのです。

それと、不整脈薬の副作用として、血糖値が下がるので、服用して数時間後、空腹状態になると、以前の過換気症候群みたいな、足と口先が震え、マヒしていく感覚になることがしばしばあります。昨日の朝も、パソコンを開き、このブログのお返事を書こうとしたときに、キーに向かって指先を動かしたとたん、動悸と吐き気がし始め、頭がふうっとなりました。あわてて甘いものを口に放り込み、水分を摂って、パソコンは閉じてしまいました。

今朝は、昨日とは打って変わって調子がいいですけど…。

腰痛は相変わらずだし、最近痛めた右足首も、レントゲン検査異常なしにもかかわらず、まだ足を内側にひねると痛みを感じます。右の手首もこのごろ痛むので湿布をしている。左手の親指と人差し指は、整形でレントゲンを撮ってもらったほど痛んだが、最近は少しマシになってきた…という具合です。

4月に吉野山で転んで痛打した左ひざの傷も残っており、普段はなんともないけれど、腹ばいから膝を立てて立とうとしたら、「痛ぁ!」と、その部分に痛みが走る始末。

そんなことで、なんだか、体が、ガタガタっていう感じなのです。

それでも、不思議なことに、歩いても、走っても、泳いでも、腰にも、足首にも、膝にも、そして例外はありましたが不整脈にも、支障が出ているわけではありません。だからしっかりと毎日、運動を積み重ねています。不思議です。本当に不思議です。

しかし、もしこれが、歩いたり走ったりしたら足が痛み、自転車に乗ったら腰が痛み、水泳をしたら常に不整脈が出る…なんてことだったら、僕はもう生きて行く気力が無くなってくるのではないか。

やはり、何だかんだ言いながらも、運動を続けられているから、ストレスもある程度でおさまっている、と思うのです。ここで運動を止めたら、心身ともに一気に萎縮して、それこそウツ状態になるのではないか…。さらに数々の成人病が一気に進行するのではないか…という気がしないでもありません。

昨日もコメントをくださった akiraさんは、心臓が不安でなかなか運動に踏み出せない、とおっしゃっていますが、散歩などで外を歩くことは、心臓に負担もかからず、歩きながら見る風景は脳を刺激し、感性が洗われ、心身にはとてもいいと言います。人にアドバイスできるような身ではありませんが、akiraさんにも、ぜひウオーキンを日課とされることをお勧めしたいと思います。


ところで、追伸ですが… 

昨日、夏樹静子さんの「椅子がこわい ~私の腰痛放浪記~」という200ページ余りの単行本を一気に読みました。実はこの本に、僕は、とんでもないほど大きな衝撃を受けてしまいました。僕の身体の状態に対する認識を、根底から覆されるほどの衝撃でした。
それは「心身症」という病気が全身に及ぼす影響力に関することでした。いわゆる心身相関…、心と身体がいかに密接に関わっているか、ということは、これまでもそこそこは感じていたことですが、よもやここまで凄いものだとは、この本から学ぶまでは、想像もつきませんでした。

著者の夏樹静子さんは、1993年1月から約3年間、原因不明の激しい腰痛と、それに伴う奇怪なほどの異様な症状や障害に悩まされ、考えられる限りの治療を試みるが、何ひとつ効なく、症状はジリジリと不気味に増悪し、心身ともに苦しんで、自殺まで考え、複数の医師から睡眠薬400錠を集め、いつでもこれを飲んで死ねる状況を作っていた、という。そして、その結果、彼女がどうしても最後まで信じられなかった唯一の正しい治療法にたどり着くことになる。その「最後まで信じられなかった」治療法というのは「心身症」だと診断されて、それに対する治療(それも猛烈な苦痛を伴ったが、医師から指一本触れられることのない治療だった)を受けて、ほぼあきらめかけていた健康を取り戻すことになるのである。「この地獄の苦しみのような痛みが、単に心因性なんて、とても考えられない」と思い続けてきた夏樹さんの気持ちは、これまでの僕とまったく同じである。それが、結局心身症の治療で、夏樹さんは治癒する。それが、僕にとっては、天地がひっくり返るようなショックだったのである。

このことについては、この本をもう一度読み返して、近いうちにブログに書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

コメント (8)
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