最近、東京の街からゴミが減って、道路や公園が綺麗になりました。
様々な公共施設から、テロ対策や、様々な理由からゴミ箱が撤去され
周囲の住民の努力もあって、歩道の生垣や花壇からもゴミが減り、
ゴミの無い美しい街へと変わって来ています。
しかしながら、その反面問題も多くなっています。
私達が街を歩き、様々な施設や販売機を利用したときに、食べたり
飲んだりした後のゴミや缶、更には、レシートやティッシュに至るまで
一体何処に捨てればいいのか迷ってしまいます。
区や都の方針としては、自分出したゴミは、自分で持ち帰って
処分するように勧めていますが、一日中外出している時などは
バッグやポケットに大量のゴミが溜まり、あまり良い気持ちでは
有りません。
もう一つ気になる事は、誰もが自分の出したゴミを持ち帰るとは限らず、
以前と変わらず周辺に投棄する人も少なくない事です。
もちろん、目に付くようなものは滅多に投げ捨てたりはしないのですが、
一番多いのがタバコのポイ捨てとチューインガムの吐き捨てです。
タバコは、近ごろ、簡易吸い殻入れが普及してきて、外で吸ってっも
その中に入れて持ち帰る人が多いのですが、特に目立つのが
中高年の方々の手持ち歩きと何の気兼ねもない投げ捨てです。
若い人達にはあまり見られないのですが、高齢者に対する注意が
成されず、更には痰の吐き捨ても見苦しいものです。
公共の場におけるマナーの浸透が先進国家の象徴でもあり
ヨーロッパ等の多くの国々では、公共の場でのマナー教育が
行き届いていて、誰もが美しくゴミのない環境で生活出来る様に
行政も民間もしっかりとした対策を取っています。
近々東京でオリンピックが開催され、これから増々多くの観光客が
日本中を訪れるでしょう。
彼らが多くの文化遺産や自然を見て感動する様に、日本の街を見て
自分たちも住んでみたいと思う様な都市作りをして行きたいものです。