ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年6月7日。ウクライナ侵攻から470日目

2023-06-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年6月7日。
 ベラルーシは気温が上がり、すっかり初夏の天気となりました。

 ヘルソン州のカホフカ水力発電所に設置された巨大ダムの決壊について、ウクライナの当局者らはドニエプル川沿いのロシアとウクライナの支配地域でおよそ4万2000人が洪水被害に遭う危険性があると予想しました。憂鬱です。
 ウクライナ大統領は昨日の記者会見で、発電所を占拠するロシア軍が爆破したと非難し、国際刑事裁判所に捜査を要請する方針を表明しました。
 ロシア大統領はトルコ大統領との電話会談で今日、ウクライナがダムにテロ行為を行ったと激しく批判しました。


 ゼレンスキー氏は7日、自身のSNSでダムの破壊について、「完全に意図的なもの」と改めて非難し、「何十万人もの人々が飲料水を正常に入手できずに放置されている」と訴えた。
 ロシアで偽造されたと思われるユーロ紙幣の偽札をロシアからベラルーシへ持ち込み、ベラルーシ人に両替をネット上で呼びかけた3人がミンスク市内で逮捕されました。

 ベラルーシからワルシャワへマリファナや合成麻薬約1キロを持ち込んだベラルーシ人がポーランドで逮捕されました。ふだんはワルシャワに住んでいるベラルーシ人だそうです。


 2021年5月に起きたライアンエアー緊急着陸事件の際、当時恋人同士だった反政権派ジャーナリスト、プロタセヴィチ氏と同乗していて逮捕され、6年間の更生施設送りという有罪判決を受けていたサペガ氏がベラルーシ大統領の恩赦により、釈放されました。
 ロシアのウラジオストックで生活することも決まり、沿海州知事と面会もしていました。この人はもともとロシア国籍を持っているロシア人なので、いろいろと複雑な背景があったのですが、先月22日にプロタセヴィチ氏も釈放されているので、サペガ氏も釈放されてしかるべき、ベラルーシから遠く離れたウラジオストックへ行って、当分の間、ベラルーシとは無関係の生活を送るでしょう。
 プロタセヴィチ氏は自宅謹慎中に他の女性と結婚したし、今はすっかり改心して、現政権のためのジャーナリストになっています。有名人になったので、政府からするとよい宣伝です。