ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年6月2日。ウクライナ侵攻から464日目

2023-06-02 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年6月2日。
 ベラルーシは急に気温が下がりました。いつまで経っても暖かくならいないですね。
 
 ベラルーシ大統領は今日は国内のお医療体制について、地方自治体などに改善の指示を出しました。
 手術や診察、検査の待ち時間を短縮すること。
 地方での深刻な医師不足の問題を解決すること。
 医療従事者の給与を引き上げること。
 医薬品産業の管理システムを改善し、新薬の開発をすること。
 ベラルーシは現在、経済制裁のため、手術のときに必要な医薬品も不足しているので、手術ができなくなっています。こういう医薬品は国内で生産できる体制を作っておかないと・・・。
 と、そこへベラルーシ国内で漢方薬を生産するという計画が発表されました。もちろん中国の製薬会社の協力の下です。
 なかなか面白い考えですね。ベラルーシは主に植物を使った民間療法が古くからあるので、漢方薬の原料になるものも入手しやすいかもしれません。

 ベラルーシの医大には軍医学部があります。そこへ入学すると卒業後、軍医になれます。当然軍医の給料はいいほう。奨学金もたくさん出る。(ベラルーシの奨学金は給付タイプなので、返さなくていいです。)もちろん入学希望者も多い。けれど男子のみです。
 と思っていたら、去年から女子も軍医学部に入学できるようになりました。
 戦争の影響ですね。軍医の数が不足しているのか、あるいは不足することがもう分かっているからではないですか。 
 

 ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州知事は今日、ウクライナ側からの砲弾の破片が走行中の車に当たり、乗っていた女性2人が死亡したと通信アプリで述べました。別の車の2人も負傷したそうですが、また越境して攻撃されています。


 パリのローランギャロスで開催されているテニスの全仏オープンで今日、女子シングルスの3回戦を突破した、ベラルーシのアリーナ・サバレンカ選手が試合後の記者会見を拒否しました。
 前にも、ウクライナをはじめ、多くの外国人選手から憎まれていると話していましたからね。精神的に余裕がなくなってきたのではないでしょうか。